2024/9/24 けたのチャレンジ
けたと2人のお昼。
リビングでふと、音楽を流してみた。
スピーカーからBoygeniusが流れてくると、彼は喜んで寄ってきて、
きゃっきゃっと言いながら床をバンバン叩き始めた。
ピアノまで弾き始めた。
しばらくすると、ちいさな手でつかまる何かを探しながらプルプルし始めた。
一生懸命立とうとしていた。
最近つかまりだちができるようになった彼が、何もないところでも立とうとしていた。
胸がきゅーっと苦しくなって、泣きそうになった。
小さな人の健気なチャレンジの瞬間が、とにかく尊くて、見逃してはならない!と静かにただただ見つめた。
母親同士の会話でよく出てくる、2人目は1人目と同じようには育てられない、という言葉。
ドタバタと毎日が運動会のような、その言葉の意味を日々痛感する。
でも。
最近はその言葉に甘えすぎて、というかその言葉を何かと言い訳にして、彼のあらゆる瞬間に真剣に向き合うことができていなかったなとハッとする。
止まっている毎月の月齢記録。毎日の離乳食、表情、仕草。
見てるようで、見れてないこと。感じれているようで、感じれていないこと。
だから今日、このけたのチャレンジに目の前で全集中で立ち会えたことに、深い幸せを感じたのかもしれない。
一瞬一瞬を忘れたくないし、全部目でパチパチシャッターを切って残しておきたい。きっと今の日々の中でおばあちゃんになっても覚えていられることなんて、ほんの数%しかないだろう。
だから、今この瞬間に真剣に向き合うことを大事にしたい。
日々の小さな点は、1つ1つを覚えていることはできなくても、やがて繋がって線になって、強い紐のように未来の自分や家族を支えてくれる気がするから。
話は違うけど、そう思うと音楽ってすごい。
けたが立とうとしていた時に流れていたPhoebeBridgers「Funeral」は、私が会社員の時に夜いろんな考え事をするとき流していた曲だった。
これからは、今日の出来事を思い出すようになるんだろうな。