見出し画像

🎭️ファントムキャスト日記🎭️第3回

みーあキャットのキャスト日記を開いてくださり、ありがとうございます!

初めまして
6期生のきりおと申します(`•ω•´)キリッ

このあだ名は、私の本名と敬愛する明日海りおさんの愛称をもとに4期のなごんさんがつけてくださったものです✨
みーあキャットの先輩には「○○お」というあだ名の方が数名いらっしゃいます。
私はぽわぽわしているとよく言われるのですが(そんなつもりはない)、「○○お」の系譜を継ぐ者として襟を正し、キリッとしていく所存です。


それでは、さっそく練習の様子をキリッとお伝えします!

初めての通し稽古(通称:1ラン)まで2週間を切り、各場面の完成度も団員の集中力もぐっと高まっています。

ファントムことエリック役の白さん(右)と
歌姫・クリスティーヌ役のあなさん(左)
(手前は取材に来てくださったカメラマンの方)
画角をはみ出す見事な跳躍を見せるエリック
(白さんの美しさに画質が追いつかない)
オペラ座のパトロンで爽やかイケメンの
シャンドン伯爵(左・ゆんさん)とクリスティーヌ
(ときめきに画質が追いつかない)
クリスティーヌの可憐な美声にうっとり

普段の練習は場面ごとに行い、メインキャストとアンサンブルに別れて練習することが多いので、1ランで初めてそれらを全て繋ぎ合わせ、みーあキャット版『ファントム』の全貌を見ることができるのが楽しみで仕方ありません。どきどき。

左側のお二人はシャンドン伯爵の取り巻き
通称・ゆんさんの女
本来はもっと他にもいます。罪な男。
ファントムに怯える方々1
中央はファントムを追うルドゥ警部(つっつんさん)
ファントムに怯える方々2
中央はオペラ座の新支配人のショレ(こぉりあさん)
ショレと元支配人・キャリエール(るーぶるさん)
お二人のシーン練をちょこんと見守るのは
あなさんとディレのたまごんさん

私たち6期生が入団したのは夏公演『メリー・ポピンズ』の2回目の通し稽古が終わった頃だったので、6期生にとってこの時期の練習は初めて。
前回は作品の土台が仕上がった段階から参加し、先輩方の背中を見ながら素晴らしい経験をさせていただきましたが、今回は0から作品を創り上げる過程に関わることができ、大きな幸せと責任感を噛み締めています。

ショレの奥方・カルロッタ様(うさらむさん)と
わちゃわちゃスタッフの6期生
みんな生き生きしています!!
アンサンブルの見せ場の1つであるカルメン
角度が揃っていて格好いい✨

今回からは6期生も公演を支える様々なセクションに所属し、それぞれの強みを生かして活躍しています。誇らしい同期です✨
(セクション日記もぜひ読んでくださいね!!)

振りセクの6期生による
オペラ座の団員らしい綺麗な歩き方講座

もちろんどの場面もまだまだ試行錯誤の真っ只中ですが、1ラン直前ということもあってか、作品に向かうカンパニーのエネルギーの強さはかなりのもの。
今から12月の本番までにどこまで作品が飛躍するのか、私自身もキャストの1人ではありますが非常にわくわくします。


さて、せっかくキャスト日記を書かせていただくということで、ここからは筆者自身のお話もしたいと思います。
(そんなの興味ないよ!という方は読み飛ばしていただいても構いませんが、公演情報だけは必ずチェックしてください……!)

今回の公演『ファントム』ではアンサンブルとして複数の役を演じさせていただきますが、その中でも私にとって特に大きな挑戦となるのは、ファントムの"従者"。
ファントムことエリックと共にオペラ座の地下空間に棲み、彼の生涯を見守ってきた人々です。

そして私が最も注力している個人的テーマ、それは「ダンスを通した表現」です。
ただダンサーとしてパフォーマンスをするのではなく従者として踊り、「ダンスを通した表現」をするにはどうしたらよいか。
常に考えてはいますが、すごく難しくて悪戦苦闘しております。

現時点で重視したいのは
①従者として心を動かすこと
②ダンスの技術と魅せ方の向上
この2つです。

従者はエリックの共感者として彼の心に寄り添い、それを表現する存在です。しかし同時に、幻影や分身ではなく人間なので、独立した人格や感情を持ち、それぞれの人生を背負っています。この両面を、台詞を発することなく表現しなければなりません。
今はまだ従者という存在への理解を深める段階ですが、最終的には素の自分ではなく従者として舞台上に生きることが目指されます。
従者として心を動かし、その居方を掴むために、日頃の練習でもエリックを演じられる白さんをよく見て表情や声色を感じることを大切にしています。そこから伝わってくるエリックの感情と、エリックを見て湧き上がる自分の人間的な感情の両方を、バランスを調整しながら身体表現に生かせたらいいなと思っているところです。

しかし心が大事とはいえ、それを十分に表現するには技術が必要になってきます。
ところが……
実は私、ダンス経験が全く無いのです。
体の硬さと体幹の弱さはピカイチ。ウォーミングアップで開脚ストレッチをすればテディベア状態になり、ターンしようものなら遠心力に振り回されてヨタヨタする、という惨状です。

開脚を試みる筆者(写真はイメージです)

技術が足りない部分は、ひたすら練習あるのみ!ということで改善に努めています。
どの振りにも漏れなくヒィヒィ言っておりますが、個人的最難関は立ちブリッジ。小学校のマット運動の授業で希望者が練習していたブリッジに挑戦しなかったツケがこんなところで回ってくるとは思ってもみませんでした。
私がヒィヒィ言うたびに振りセクの皆様が優しく指導してくださり、いつも助けてもらっています。厚く感謝。

奥で立ちブリッジに苦戦する筆者
これ以上反りません

技術の向上と同じくらい、もしくはそれ以上に意識しているのは"魅せ方"です。技術の穴を補えるくらい"魅せ方"を磨きたいところですが、これがなかなか難しい……😱

見るからに難度の高い複雑な動きより、むしろシンプルな動きにこそダンス巧者と初心者の差が如実に現れると私は思っています。その差を生む要因の1つは、"魅せ方"のポイントを体得しているか否かということではないでしょうか。
この"魅せ方"のスキルを高めるために、振りセクの方々に顔の角度や音の捉え方を細かく教えていただいたり、みーあキャットの過去公演の映像やプロの舞台をよく見て素敵な表情や動きのイメージをインプットしたりと、日々勉強させていただいています。

練習をする中で苦戦しないことのほうが少ないくらいなのですが、不思議なことに全く苦しくはなく、むしろ悩んだりもがいたりする過程すらも楽しくて愛おしくてたまりません。
きっとそれだけみーあキャットが好きで、『ファントム』という作品にカンパニー全体で挑む時間が好きなのだと思います。

色々と語ってきましたが、まだ何一つできていませんし、一朝一夕で上達するものでもないでしょう。
本番までの約3か月間、粘り強く取り組んでいきたいと思います。

さあ皆様、いかがでしょうか。
メインキャストはもちろんのこと、舞台の端にいるアンサンブルキャストに至るまで一人一人が真摯に作品に向き合い、舞台上で役として生きられるよう努力していることが伝わったでしょうか。ご観劇の際にはアンサンブルにもぜひ注目していただきたいです。
そして、キャスト・スタッフ全員の熱量を結集したみーあキャットの舞台を多くの方にご覧いただけたら嬉しいです!!
素敵な作品を皆様にお届けできるよう、心を込めて練習に励んでまいります!!!🔥


……ふぅ。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。キリッとするどころか冗長になってしまいましたね。

ここまで読んでくださったあなたに、とびきりの幸せが訪れますように。

以上、きりおでした(`•ω•´)キリッ
次回の日記もお楽しみに!👋


〜公演情報〜
🎭第11回公演「ファントム」🎭
2023.12.27@八尾市文化会館プリズムホール完全予約制・完全無料

【ライター紹介】

可愛いナマケモノのなっくーさんにご挨拶する筆者

・あだ名: きりお
・役割: アンサンブル(ファントムの従者、心開く鍵を握っている街・パリの詩人、オペラ座の振付師見習い、仕事そっちのけで美声に聞き惚れるビストロのメイド、妖精役で踊るオペラ座の団員)、広報セク、渉外セク
・一言: 重度のみーあキャットオタクです💕

#みーあキャット #ファントム
#ミュージカル #ミュージカルサークル  
#ダンス #バレエ #大阪大学

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?