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ZOOには何が込められていたのか┊︎北山宏光LIVE TOUR2024「ZOO」

長かったはずのZOOの旅が、一瞬にして終わりを迎えてしまいました。

皆様ご無沙汰しております。みーです🍒
なんとRANSHINから半年の月日が流れてるんですね。早いものです。

私は9/23の札幌公演、12/3夜・12/4夜のぴあアリ公演にありがたく参戦させて頂きましたので、9月の遠い記憶を引っ張り出しながら、アリーナ公演メインで共有できればなと思います。


ZOOから何を感じましたか?

エンターテイメントから感じる物は人それぞれ。
それは北山さんのコンサートに関することだけでなく、この世の中に存在する全てのエンタメにおいてそのように言えるはず。
人々が覚えた、感じたことは、誰にも否定されてはいけないものだし、自分と異なったとしても互いの考えを尊重したいと考えています。

例えば、私が引っ張り出して連れて行った父(ライブ初心者、大学生?の時に誰かのライブに行ったことあるらしいけど)はただただ生のエンタメの迫力に圧倒されていました。そして、終わった後には美術館とか行ってみたいとの発言をしていたので、最初はこいつ何言ってんだって思いましたが、裏を返せば美術館に置いてあるような絵画に近い美しさ、迫力を感じていたとも言えるのかもしれません。

私は広い意味での「生命」を今回のZOOから感じました。
命の力強さ、生と死、動物、生きることの喜び・・・

今回のnoteでは私が感じたZOOについて共有しながら、皆さんはいかがでしたか?という所について沢山お話しできる機会にしたいなと思っています。

セットリスト

(一言感想入れたかったけど盛りだくさん過ぎて入らなそうだから割愛)

Can U Feel It?
乱心-RANSHIN-
YOU&I
NE:Ø era (ホールではYOU&Iと反対)
COMIC
プチMC
BET
ink.
JAM OUT
Violet <ぴあアリ公演のみ>
TOTONOTTE <ぴあアリ公演のみ>
Delight
MC 
CANDY (wink first) <ぴあアリ公演のみ>
雨上がりのロンド
BOW
Wobble
THE BEAST
赤い夜に
JOKER
in the Moonlight

アンコール
Just Like That
DON'T WANNA DIE <ぴあアリ公演のみ>
オズモシス <オーラスのみ>

いやぁ…神曲たちって集まったら神になるんですよね。知ってました?

神セトリですね。ポケット盗まれなかったのだけやや心残りですが。
最初は少しずつ熱量を上げて段々とボルテージをマックスにしていくのが普通だと思うんですが、それじゃ北山さんのLIVEはダメなんですよねきっと。
最初から熱量MAXにして維持し尚且つ飽きさせないのが北山宏光なんだよ。
Can U Feel It?~COMICの流れを見て、一度セットリストの流れで音楽を聞いてみれば分かる。多分。

色々セトリ構成も語りたいけど今回は文章量というものを意識したいので曲ごとの感想に移っていきます。(そんなことをきっと今回も長くなるのだ…)

OP

記憶力がよろしくないので、皆様の方が覚えておられるような気がしますが…

開演前は、すごく美しいグラフィック。様々な動物たちが綺麗な音楽と共に流れていく。
ぴあアリ公演では、COMIC衣装を身にまとったwink firstたちがZOOと記載された本を開いて始まりましたね。物語の始まりを告げたかと思いきや、出てきたのは獣のような?少し見た目も怖い生き物。
ホールでは通路を、アリーナでは外周をその生き物たちが歩いて行って、明るい雰囲気から一転、雰囲気のダークさに身が引き締まりました

そしてスクリーンには数々の言葉。
「善とは」「悪とは」「生きていく意味」「やるしかない」「四畳半の幸福」「叶えたい夢」などが印象に残っています。あとは歌詞にあった「最高の最期(Violetより)」や「濡らすな真実の導火線(逸れた流星群より)」なども。
四畳半の幸福だけマジでわからん。けど、X調べたら「広い世界」も書いてあったぽくって、広い世界でいばらの道を歩いてく大変さの対比なのかな?とか思ったり。

そしてね、北山さん登場、スクリーンを割ってサポートメンバー登場。
いやぁ痺れました… 何だろう、北山宏光が率いている、これから切り拓いていくのはZOOの世界なんだなって。

Can U Feel It?

世の中のLIVEの中で1番激しい幕開けだったんじゃないかな?

楽曲解釈のnote書く時にも書きたいと思ってるけれど、Can U Feel It?はいわゆる「Overture(=LIVEが始まる合図)」の役割を務めていると思っていて、バカ正直な日本語訳は「それを感じてますか」みたいになると思うんだけど、多分「今から感じられる、受け止められる、盛り上げられる準備は出来てるかい!?」って意味だと思ってます。はい

また、「I wanna get the next stage」の後にギターが入ってからの「ウー」が凄いカッコよかった。このようにカタカナで書くことによってダサく見えてしまうのが難点でしかないけれど、音源の何倍も何万倍もカッコよかったです。あの「ウー」までで既にチケ代の元取れると思って行ってた。

乱心-RANSHIN-

いつもかっけぇけどバンドver.の乱心も良かったね…
ステージの真ん中で、マイクを握りしめて、力強く歌ってる姿が、アイドルと違ったアーティストとしてなのか、バンドのボーカル的立ち位置としてなのか分からないけど初めて感じたカッコよさがありました。

RANSHIN公演の時には、乱心という楽曲が、ある種その人(北山さん)のこれまでの軌跡と新たな一歩を表しているように感じた(しご本人も仰ってた)からこそ、そのバトンタッチをするかのように最初は乱心です!って感じがあって、個人的にだが、どの乱心よりもアツい乱心だったように思ってます。

YOU&I

YOU&Iのイントロから始まるからこそのゾクゾク、ワクワク感があったように感じていたけれど、どちらかと言えば声メインでしっとりめに入っていくYOU&Iと、元々その楽曲が持つ緩急が非常に良いマッチとなっているように感じていました。

緩急というのは、元々私はこの曲は緩急があってよいなと思っていて、サビ部分やそこに向かっていく部分は激しめだけれど、そこ意外は少しだけ緩やかさを感じていて。第一印象では終始激しい曲にも聞こえるけれど、その中にある緩やかさと、バンドの相性が抜群でした。

NE:Ø era

来ましたNE:Ø era。
来世はNE:Ø eraが大好きな北山さんの後輩になりたい、NE:Ø eraの生みの親である依くんの事をお父さんって呼びたい。それくらいには好きです。(妄想酷すぎ)

NE:Ø eraは良い意味で初披露の時からイメージが「変わってない」を維持している楽曲だと思っています。
そもそも、初披露がドームだったから、使える炎や特効の数が当たり前のようにアリーナでは減るし、ホールに至っては使えないですよね。
その中でいかに、あのNE:Ø eraの"激しさ” ”壮大さ”を維持し続けるのか、あるいはアップさせるのか、物足りなさを感じさせないか、という点も肝になっていると思っていて。

確実に大変なことであるはずなのに、LIVEが終わって会場を出た人の多くに「会場の使い方が上手い」「あの会場をモノにしてる」と言わせる北山宏光ってやっぱすごいよなぁと。

ホールの時と曲順を逆にしたのは、アリーナではセンステに移動することで、特効をやる時に自分(センステ)と特効(メンステ)の距離感を演出したかったんだろうなと。

あと確かこの曲だったはずなんですが、、
アリーナ公演で外周沿いに参戦していて、その時に目の前にお立ち台に立ったギターのNatsumiさんがいらっしゃってて、、本当にかっこよくて、そちらにも目が奪われてしまいました。本当に惚れてしまいましたよ。

COMIC

来ましたねCOMICが。
個人的には何気にソロデビュー後のMV作ってる作品の中で1番好きかもなCOMIC。

ダンサーメンバーの衣装もきちんと北山くんの衣装・演出の世界観と合致していて、、
MVと比較するならば、MVは色々と物を使用していたので、そこから受け取られるカラフルな様子があったと思うのですが、ダンサーさんそれぞれと北山くんとで色味が異なる衣装を着ていらっしゃったから、カラフル!楽しい!という印象を担保してるのかなぁとか。

あとこの曲か忘れたけど(でも多分ここ)、外周の電飾が赤黄緑のペンライトの中の粒々カラーになっていて、すごくかわいかった!!あのガムボールガチャみたいなペンラのイメージがこの演出で来るのかぁ…と驚きました。

スクリーンの演出がきちんと漫画のようになっていて、アローくん矢印くんも世界観に入っていたので本当に楽しい曲だった!!っていう記憶しかないです。あのダンスを生で見れて良かった。
もうほんとに楽しい!元気!パピプぺPop!以上!

BET

え、BETってあーやって始まるんだ!?っていう衝撃。
いつもの聞きなれたイントロじゃなく、バンドarr.でBass始まりのBETもお洒落すぎました。なんだろな、元の音源とはまた違うお洒落さなんだよな…

毎度の如く、「火遊びならやめとけ」の刺激エグくありませんでしたか、、
カッコよすぎるよ。あそこでいつも1度記憶飛ぶんですよ。
同士集めたいです~火遊びならやめとけ大好き界隈。多分そこのあなたも仲間だよ()

ink.

BETの流れからのink.が秀逸すぎてね。

歌声、仕草、踊り、全てが切ないを演じれるのが北山宏光で…有明の時に感じた切なさが今回もご健在でしたと。

有明ではムビステを切り離すことによって、その「遠さ」が故に切ないと感じられる物だったのが、ZOOでは「近い」けど「触れない」もどかしさ的切なさというか…
(ていうかそもそも北山さんのファン層的に女性との直接的なふれあいが無いの本人のブランディング分かりすぎてて感謝なんだけどね)

ダンサーさんとの1対1でのダンス、
ink.では歌詞に体温とそれによる熱さの描写があるからこそ、それとは対照的に「触れない」というのが視覚的に良いのです。
(その前にink.の歌詞の英詞部分を日本語訳したことない人は今すぐしてみた方がいい。多分目眩がするよ。)

JAM OUT

そこでジャマジャマ持ってきますか!?という衝撃的な展開。

色んな人たちが出てくる‼っていうのはそういう事か‼と札幌でよく納得したJAM OUT。
色々書くべきことはあったかと存じているのですが(映像にも気になった所があるはずなんだが…)ジャマジャマダンスが楽しくてあまり覚えてないっす。。

半分楽曲解釈になってしまうんですけど、「歌えや舞い踊れ さぁTAG game」と歌詞にあるように、これは確実に複数人、大人数での曲というか、集会のような物をイメージしていて、その中にジャマジャマダンスという楽しい物を入れてくれたのが嬉しいんですよねぇ。
「TAG game」って宴って聞こえるじゃないですか。本来の「TAG game」って鬼ごっこって意味みたいですよ。

そしてね、ぴあアリのJAM OUTが迫力すごかったのは鮮明に覚えていますよ。
ホールで作り上げた世界観に多くの後輩たちが入ってくるとき、それはやり方をミスってしまえば世界観を崩すことにもなりかねない。
その中で、「参加しやすい」「楽しい」「増えても世界観に影響しない」このJAM OUTで沢山のちびっ子含めた後輩たちが出てきていて楽しかったなぁという印象です。

Violet<ぴあアリ公演のみ>

メンヘラパンダが我々の元に帰って来たぞ!!

いやぁ超激アツですよこれ。
ちなみにパンダにはこういう意味、習性もあるらしいよというのはRANSHINレポのVioletの部分をぜひ読んで欲しいです。

そして何より今回CLASS SEVENの7人が登場!!
とても爽やかでカッコよかったですよね。
ステージ上の台(?)に立っている北山くんが後ろ側にいて、CLASS SEVENが前に居る構図だったのがまた良いなぁって思って。北山くんは北山くんとしての表現をしつつ、「切ル切ル切ル…」のところは北山くんが主導権を握っているというか、仕切っているというか…なんて言えば良いのでしょう。
そこが良かった。(表現の方法分からず諦めw)

ツアーTにもパンダが描かれていたもんだから、Violetはやるだろうと想像していたらホールでは無く…ぴあアリで回収されて嬉しかったです、メンヘラパンダくん。

TOTONOTTE<ぴあアリ公演のみ>

いやととのっちゃうよね~~~

TOTONOTTEは花道があるからこそ映える振付だから、アリーナではやって欲しいなぁと思っておりました。ありがとうございます。
と思ったら上手下手両側に花道があるから下手側は北山くんとwink first、上手側はCLASS SEVENという大サービス🌟
上手側外周が近かったので、北山くんも横目に見つつ、CLASS SEVENの皆様も拝ませて頂きました。

センステに集合してみんなでサビ以降。
「TOTONOTTE-IRU」の所で、前の人の肩に手を置く部分があると思うのですが、多分北山くんの前がwink firstの島田くんだったので、まだまだ小さい島田くんに手を置く北山くんが可愛かったです。(欲を言えば、自分はセンステを後ろから見る形だったので、表情もしっかり見てみたかった~)

Delight

Delightって日本語だと「喜び」と訳されるんですよ。

その曲名の通り、喜びをド直球に描かれたこの曲でどんな演出になるかなぁと思っていたら、「デライト 白」とのご本人様からのお達しが。

実際蓋を開けて観てみると、どの曲よりもめっちゃ楽しそうに歌うし、センステから外周にかけてが後輩たちで埋め尽くされていて、みんな本当に元気に踊られているから、もうこっちもめちゃくちゃ元気になったよね。あのステージでは、北山くんが勿論1番だと思ってるけど、みんながキラキラしていて、これが「アイドル」なんだなぁって。今の北山くんには、アイドル的側面とアーティスト的側面があると思ってるけど、この曲は本当にアイドルだと思う。

あの空間で白ペンラを振り回す瞬間ほど幸せだった時間は、他とどんな時間とも比べ物にならないかもしれない。

あとは、12/3夜公演では「希望のライトが今夜を照らす」の歌詞を「みんなを照らす」にアレンジされていて、宏光~~~😭って思ってました。(記憶危うかったけどTwitter見たら合ってるっぽい。)

MC

(全部ニュアンスです)

札幌公演(遠い記憶)
ほわほわMCタイムの到来です~
札幌のご当地物を紹介しながら進めていくMCスタイル。つまらない訳ないよな!?

じゃがポックルの紹介でポックリって言ってしまったり(それは藤家くんか)、バターサンドや白い恋人などを目前にして「全部水分が持って行かれそうだな」と言っていたりw

そして何より、、ジンギスカンのジンくんですよ。
君ね、可愛いよね、
じゃなくて…
ジンくんをよしよしさせたり、お辞儀させたり、手を振らせたりする北山くんよ!!!可愛すぎるでしょ。

あとは、参戦されていたちびっ子様が「みっく~ん、だいすき~~」って叫ばれていてそれに対して北山くんが伏せちゃって「うわ~溶けちゃうわ~」って言ってて、「お主が1番可愛いぞ!!!」と思ってしまったよね。

そして雰囲気が変わったと思ったら依くん(藤家和依さん)プレゼンツ北山くんバースデー!
ジャケ写プリントのケーキ🎂、誕生日帽子がくっついたカチューシャ。ファンの方からは「付けて~」と言われるも渋ったり、付けてもすぐに後ろを向いちゃったり、、
依くん「素直にキャーって言わせてあげなよ」
ごもっともですがこれが北山くんスタイルですよね!!!

バースデーがあるからなのか、勢い余って沢山出された紙吹雪を、なんとMC中に掃除するというシュールな面白さも含めて楽しかったです。

(あのMCを私の隣で見てた父、じゃがポックルとマルセイバターサンドを買ってくれました。ありがたい。)

12/3夜公演
センステからメンステに戻ろうとしてる時、上手側か下手側どちらから帰るか…って所で両方の歓声を聞きながら行ったり来たりしてるの面白すぎたねw

北山くんの「今日はあの子たちが一緒なんだよな~あの子たち~?」と共に登場したのはwink firstの5人。
順番に自己紹介をしていく中で、、
「北山さんの曲ではJOKERが好きです。皆さんも好きだと思いますが、今日はCANDYも好きになって欲しいです!(ニュアンス)」としゃべってい島田泰我くんと、「るき、川田瑠輝」と相変わらずやってくれる川田くんの自己紹介が印象に残っております。(多分4日と混ざってるw)

そして川田くんの自己紹介2025ver.を作ろうとなって作られたものが…
「元気るきるき!川田瑠輝!」
会場の空気からして違うと思ったらしい北山くんw採用なるのでしょうか…
(ちなみに私はちょっと違うかもと思ってしまった)

そして紹介されたのはパンダまん、ハリネズミまん、横浜煉瓦、そしてマリノスくん。「よく食べる!」とのことであった小助川くんがパンダまんを食べてたと思います。(あやふや)
1口が小さいが故に中身が何味か分からなかったのか可愛かったわ…
マリノスくんの被り物はじゃんけんで被る人を決めることに。結果的に小助川くんが勝って被ってましたね。北山くんは後日着用画像提出を。

wink firstと一緒のMCパートではなかったですが、シングル発表があったり、MCの中身も盛沢山でしたね。

12/4夜公演
今回も上手側から帰るか下手側から帰るかのオタクによる歓声の叫び合い(?)をしましたね。上手側外周に近かったので、上手に来てくれてめっちゃくちゃ嬉しかったです

今回もwink firstと共にMC。そして自己紹介。
回ってきた川田くんの順番、「元気るきるき!川田瑠輝!」
言ったぁぁ本採用だぁ!!
「嫌だったらやらなくていいんだよ…?」と言う北山くん笑 でもきっと先輩からそういうの決めてもらえるって嬉しいんだろうなと思いました。(そして前日に違和感を感じた気がしても次の日にはやっぱいいなと思ってしまった👈チョロオタですみません)

紹介されていたのは馬車道アイスとDB.スターマン(ベイスターズのキャラクター)

馬車道アイスはミルク、チョコ、抹茶、小豆があり、全部合わせると人数分のご用意が。その時誰かが小豆の事を「こまめ」と読んでいて、それを拾いつつ「あずきって読むんだよ」と訂正した北山くん流石です。そして「え、あずきって読むの!?」とびっくりしていた島っち(島田くん)が可愛かった。
そしてそりゃアイスは争奪戦になるんで指さし→じゃんけんでしたね。
仕切る時は北山くんが大人として仕切りつつ、指差しやじゃんけんをする際にはまるで少年のような言動をしているのが流石すぎて…可愛いもんね。あれwink firstって6人組だっけ?(違う)

ほんでもって少年的北山宏光を見れたかと思うと…
アイスを食べている時にヘッドセットや口周りに付けてしまったwink firstたち。藤代くんに至ってはチョコが沢山付いていて「CANDYどころじゃねえぞ!!」って程だったとか。笑
自分のタオルで1人ずつヘッドセットと口を確認して拭いて回る北山くんは、先輩というか、親のようなのか、先生のようなのか、適切な表現が分からないですが、本当にほっこりしました。そして綺麗に食べれていた松崎光くん、流石です。

キャラクターのカチューシャは挙手制で島っちが着けることに。着けた後に振り向くというのを伝授する北山くんも良かったし、安定に島っち可愛すぎな。
そして案の定「着けて~」と言われた北山くん。
あの時の可愛いジト目+横に首を振る姿は本当に忘れられないです。ほんで後日画像の提出を。

CANDY<ぴあアリ公演のみ>

いや可愛すぎるってレポあまり書くつもりなかったけど書くよ流石に
確実にあ島田くんのソロパート→ウインクに会場全体が落ちた瞬間あったよね。
そして何より、MCや他の曲のバックダンスも含めて感じていたけれど、お披露目から今に至るまですごく垢抜けてカッコよくなってる気がするんですよね。今後ともオタクたちをドンドン落としていただきたい。

雨上がりのロンド

ホールでは衣装替えなしだったけれど、ぴあではなんと有明のink.黒衣装が…!あれ嫌いな人絶対に本当にいないよね。3日公演の時びっくりしすぎて顎外れたもん。

座ってゆったりと歌っているように見せていて、どこか儚く消えてしまいそうな部分がありながらも、サビの部分の歌声は力強く、そしてスクリーンには原稿用紙に歌詞がどんどん刻まれていって。
最後立ち上がってランタンを持っている所良かった。

BOW

OPと同じような儀式が始まり、ゾクゾクワクワクしながら、まるでお口直しをするかのような時間が。5人の人々が席に着き、真ん中の人が衣装を脱いだらピンクベストを身にまとった宏光さん登場です。

そして始まったのはBOWでした。
BOWは「最後の晩餐」がテーマの曲と述べていたけれど、まさに最後の晩餐で
そもそも元祖最後の晩餐って処刑前だったかと思うんですが、どんな悪いことをした設定なのか、そもそも悪いことなぞしてないのかもだけど、よく分からないけれど

んなことは分からな過ぎたのでさておき、BOW~Wobbleは音楽のライブというよりかは演劇とかミュージカルの要素が強くて、北山宏光という1人の人間が培ってきたことを発揮するのに超良い曲と演出なんですよ。
「ノドカラカラ」の後の「Showty Down wit'me Give it to me Dance wit' me」の所の表情が凄く秀逸だったので映像が出たらよく見てみてください。

そして最後には倒れちゃった…と……

Wobble

三半規管をえぐるっていうのはこういう事かっていう
(そして申し訳ないが三半規管強いので大丈夫だった)

合ってるか分からないけれど、私はBOW→Wobbleの間で転生したかのか亡くなられたかどっちかだと勝手に思ってます。それかDrunk気味(Drunk=酔っ払い、泥酔など)って言ってるので夢の中か、これらのどれかだと勝手に解釈しております。(respawnって言ってるしね)
それで路頭に迷った上での「Gwing Gwing Gwing Gwing Gwang」と「頭痛が止まらない」なのかなぁとか、夢の中であってほしかったとか、「I'm a player 立ち止まったらGame over」とかもあるしゲームのプレイヤーならよかったのにとか、思ってるのかなとか。

なんかもう、Wobbleに関しては北山くんの表現も勿論だけれども、ダンサーさんが表現の部分も大きく担ってる気がして、宏光サポートし隊(ダンス&コーラスとバンドの方々の総称)の実力とチーム感、絆?に圧倒されたし脱帽したんですよね。何目線って感じだけど。だし、アーティスト本人がしっかりしてないと、そのようなチームは作れないはずだから、本当に素晴らしいアーティストとチームなんだねって思うだけで泣いちゃうよ私は。

そして最後またバタっと…

THE BEAST

来ましたTHE BEAST。
Wobbleの世界から何かしらの形で覚めて、THE BEASTはラスボス的存在だと勝手に思ってます。

白いシャツにピシっとしたピンクベストというすごくキッチリとした服装に、治安の悪さがやや入っているTHE BEASTという正反対のものが組み合わさってるこの1曲がなんとも秀逸でした。

あとバンドアレンジなのは勿論のこと、ラスサビを繰り返し2回歌ってる所が非常にカッコいいんですよ。
いや勿論音源もカッコいいんですよ。それとは別のカッコよさがバンドアレンジにはあって、やっぱバンド好きです。

赤い夜に

BEASTが終わったと思ったら、ちょっと高貴な世界観に連れていかれる感じがしたかな。

やっぱみんな好きだよねぇジャケット羽織る動きが。(兵庫の時それのレポが多かったからさ、札幌の時なくて少々がっかりしたもん)
赤い夜に単体での話ではなく、BOW辺りの並びも含めてそうなんですが、今回のライブは、特に後半戦からが赤い夜にのLyric Videoを「リアルで表現したらこうなりました」という感じがあると思うし、何なら結構前からその雰囲気を考えていたのではないかと思う。北山くんだからね。

この少し不気味で、何が始まるのか分からないゾクゾク感が、ZOOの世界観に纏わってできていたのかなと。

JOKER

さっき、Delightのところで「アイドル的側面とアーティスト的側面がある」という事を書いたと思うのですが、JOKERは楽曲やMVの雰囲気からして完全に私の中では「アーティスト的側面」だと思っていました。ですが、今回のJOKERは私の中でその考えが半分くらい覆りました。

toHEROesではバイクを疾走しながらの歌唱で、有明のRANSHINではダンスで観客を魅了してきたJOKER。
ぴあアリではまさかのローラーが。そりゃ一瞬何が起きたか分からなくなりましたよ。
しかも、ローラースケートを投げ渡されて、少年のような笑顔でこちらを見ているんですもの。そして元々履いていた靴を投げ捨てちゃうんですよねぇ…もうあの表情は、リアルタイムでは見ていなかったけれど映像では見たことのあるJr.時代からの変わらぬ笑顔だったと思っています。

ローラーはグループにとっても北山さんにとっても原点だと思う。大切に思うファンも沢山いる。その思いを踏みにじったり置いていくことなく連れてきてくれる。それがもう、最上級の優しさと愛なんですよ。最愛です。(北山くんが最愛と書いてるところ見たい方は北山ちゃんねるみてください。)

ローラースケートを履いてあんなに優雅に滑るって、めちゃくちゃアイドルやってるなって思うんですよね。やはり様々な歴史と、彼の軌跡がそうさせているのですかね。

そして何より大きかったなと思うのが、toHEROes、RANSHIN、どっちのパフォーマンスも完全に観客側が「受け止める」所で終わっていたかと思います。
ですが、今回「ZOO」でのJOKERは、みんなでペンライト振るとか、色々と北山くんが主導で楽しくやらせてもらって。
そしてぴあアリでは外周をローラーで駆けていくところに合わせて、それに参加できるなんてさ…感極まざるを得ない状況ですよ。

ほんでもってピンク衣装が長い丈の衣装だから、ローラーで滑るとより映えるし、本当にきちんと考えていらっしゃるんだろうなと。

JOKERの締めくくりで最後バンドメンバー指している所は、やっぱり良い意味でアーティストだなとも思ったと同時に、この空間は北山宏光色に完全に染められていると再認識できる瞬間でした。

in the Moonlight

「みんなが幸せになれるように」
その言葉には一点の曇りもない、純粋な気持ちから成るきれいな言葉。

曲の前後、北山くんが必ずと言っていいほど毎回の現場で口にしてくれたり、レポで流れてくる言葉は「みんなが幸せになれるように」。

少し暗いことを書いてしまうと、芸能界なんて色んな事がある。アイドルや大所帯の事務所はもっとそうなのかもしれない。別に批判じゃなくて当たり前のことだけど、色んな物を見てきたはず。

でも彼は、ファンとの出会い、仲間たちの出会い、今ステージに立っていることの奇跡、そんなどんなに小さなことも含めて、全て、忘れていないし、言葉や歌詞に乗せて届けてくれる。そんな彼が、1人の人間として尊敬しているし、「巡り会えたことだけ 抱きしめていたい」そう言える人間にすごくなりたい。そして常に、幸せを願える人でありたい。

そして本編は「皆さんの明日が少しでも明るいものでありますように。」という言葉と共に終了。そっくりそのまま言葉を返したい。本当に感謝しています。


そしてアンコール前には「みっくん、みっくん」とコールが。
札幌に入った時はこのコールはまだ無くて、北山くんと北山担さんたちが今まで様々な空間で過ごされてきて、構築してきたんだろうなと思うと、胸アツです。ありがとうございます。

Just Like That<アンコール>

※12/3のことを書きます。

ぴあアリでの締めくくりを控えていた頃にはジャスライがアンコール曲で、撮影可能曲になっているのは定番中の定番になっていたでしょう。

そんな中、登場前に響いた声は「まだ撮らないで」とのアナウンス。(いやっその声だけでも非常にメロいんですが)

そして曲が始まり、ZOO仕様オリジナルトロッコが。
オリジナルトロッコが走ってる!葉っぱが沢山付けられていて可愛いなぁというのと同時に、ファンとの近い距離での交流をカメラなしの環境で楽しみたかったのかと勝手に考えております。

そして何かもう、MCでもそうだけど北山さんが何かをするたびに凄いもう悲鳴みたいな歓声上がるじゃないですか。本当にすごいと思いますよ…(by驚くと声が出なくなる人間)

というか私はあの甘い歌声でジャスライを歌唱されていて、それを受け止めるだけで精一杯なんだなと最近気が付きました。


そしてジャスライが終わると、静寂に包まれて、気づいたらリフターで中央に浮かび上がっている北山さん。柔らかなBGMに包まれていて、この緊張感は何かに似ている。有明のFORM前だ。

DON'T WANNA DIE<ぴあアリのみアンコール>

本気で少しだけ時間が止まったのかなって思うくらいには衝撃を受けました。

いや、もしかしたら勘の良い人は歌うんだろうと思っていらっしゃったのかもだけど、私にはそんな良い勘は持ち合わせていなくて、一瞬「あれ、2019年にタイムスリップしちゃったのかな」の気持ち。

でも時は2024年で、北山くんも私も会場の皆さんも全員、今を生きていました。
今を生きる北山宏光が、名曲で伝説を作ってきたドンワナを歌う意味って何だろう。長いこと考えました。

そして私は「死にたくない」という気持ちがそのままこの決断と行動に映し出されているのではないかと思いました。
死にたくないという言葉はさすがに大げさすぎるかもしれないけど、今この瞬間を生きていて、同じ時間と空間を共有していて、沢山の人が思うのは「この時間がもっと長く続けば良いのに」だと思います。
その思い、最後に共有できていたのかなって勝手に思っていて、「ただ君といたいよ」というその歌詞が、忠実に表しているのかなって。

「今」この曲を歌った意味って、ジャスライのご縁とかも関係するだろうけど、もっともっと他の所にもあるのではないかと勝手に感じている今日この頃。

あとは5年の時を経て、若干危うさがある雰囲気から大人の余裕醸し出てる雰囲気を勝手ながら感じていました。

私にとって、彼を、彼らを、初めてライブ映像で見た作品がFREE HUGS!!でした。(以下はドンワナ頭出し済みです。)

あの演出に衝撃を受けながら見ていた中学2年の時、某日深夜2,3時。(なんで真夜中に。)
あの衝撃は、一生忘れられません。北山さんのソロは無条件で好きではあるけど、その中でも本当に好き。大好き。大切な曲です。
4月のインライで「みんなドンワナ好きなんだ」との発言があってから何かやっていたのか、前から準備していたのか、そこら辺は定かじゃないにしろ、過去も変わらず大事にしてくれている所、誰一人置いていかない所、本当にこれはアイドルとして、エンターテイナーとして、良いところ。

そしてその背景には様々な関係者だけでなく、ご友人のI Don't Like Mondays.さんもいらっしゃって、関係性や互いの信頼とかに本当に感動です。歌っても大丈夫なように行動してくれた、全ての皆様へ心より感謝しております。

演出の話に戻ってしまうけれど、とても大きな布の演出が、曲のアンニュイさを表現してて、とても綺麗でした。そして、あの布がバサッと落ちたと思ったら出演されていた後輩たちがみんな出てきて、本当にビックリしたし、彼のことだから当然だろうとも思ったけど、後輩のことめちゃくちゃ大切に思ってるんだなと感じました。なんだか文化的なもの感じちゃったよね。

オズモシス<オーラスのみダブルアンコール>

俺たちの曲、仲間たちの曲

「地球レベルで言うと俺達がここで会うのも奇跡みたいなもんじゃん?」
そうなんです。その通りなんです。あなたがそう言った後に「フゥ~」って歓声が上がって「茶化さない!!」と言われたけど、茶化してるつもりなんて一切なくて、むしろ嬉しかったんだよ。

ちょっと私歌詞まで覚えられるスーパーマンじゃないからさ、あれなんだけど、「一秒でも一瞬でも 共に歳を重ねること」とか「二度と戻れない でも愛しいときの中で」とかさ、こう、人と生きていくってこんなに尊いことなんだなって。

俺らって最高だよな。ビール奢られる日まで頑張って生き延びます。

てか別れを惜しむぞってくらいの時間、最後の時間に、仲間とか、「俺たちの」曲っていうのを持ってきたの最高。ほんとにこんなにだったっけ?ってくらいファンのこと大切にしてくれますよね。そして相変わらず、仲間を大切にしていて、熱いですよね。そのお人柄も、大好きなんだ。
早く次のライブ行きたいです。

ZOOは正真正銘の動物園だったと思う

冒頭に命とか、生命とかを感じたんです~って書いたんですけど、

私は本当にこのステージには単純に動物とか、最後のスクリーンにはお花畑とかがあって、物理的な、直接的な表現でも動物園に近しいものは勿論あったんですけど、、
強く生きることとか、誰かと共に生きることとか、その上での幸せだったり、時に死にたくないとか、、(その裏返しのただ君といたいとか)

動物園の中って、要は様々な種の生命体が生息しているじゃないですか。
それと同じように、曲1つひとつに込められた思いがあって、その中から生命に関する物を私はなんとなく感じていたんですよね。ちょっとうまいこと言い表せないんですけど。

要は、生き方とか生命単位のモノがベースとなり、彼なりの考え方が色んな所に浮かび上がっていたんじゃないかという事、そして生演奏だったのもあり迫力があって、もちろんバンドじゃない時の生歌の時もそうだけど、それ以上に曲そのものが生きているという事、
そして何より、動物園と同じように、1度行ったら「楽しかったね」「また行きたいね」となりますよね。ただ単に「多種多様」というような、うわべだけじゃない動物園そのものなのかなと私は考えていました。

ZOOというタイトルはただの枠じゃない

ZOOリリース時インタビューにて。

■アルバムのコンセプトは「とらわれないこと」

アルバムの仕上がりについて、「いろんな表情があるアルバムになった」と手応えを感じる北山。タイトルに込めた想いを、「ライブでもやりたいことが多いし、いろんな要素が混ざって、何が入ってもいいような枠として捉えて、動物園と比喩しました」と口にする。

2024/08/25 ORICON NEWS
「北山宏光、アグレッシブな活動の原動力は「おもしろいか、おもしろくないか」 再収録の「FORM」についても言及」より
https://www.oricon.co.jp/news/2341469/full/

どんな曲でも入ってよい、どんな要素が入っても良い、一見、ZOOというタイトルは楽曲たちを受け入れ、ある種守っているように見えるかもしれない。だけれど、それぞれの曲がZOOの一員みたいな感じで解き放たれていて、ZOOというワードだけでも相当壮大なものなはずだけれど、更に壮大な世界が出来上がったって感じなのかな。と思っている。

おわり


毎度の如く(と言いながら2回目だけど)楽しみにしてくださる方がいらっしゃるのはすこぶる嬉しいんですが、今回上手く書けなかった…よね……
でもエンタメって捉え方感じ方考え方が自由で、それが具体的でも抽象的でも、言葉に言い表すのが難しくても良くて、こういう共有の機会というのは自分でも大切にしていきたいなぁと思うばかりです。

中学生になって初めてオタクになって、エンタメに対して深い思い入れを持っていない幼少期を過ごした私が、こんな考えになったのも北山くんのおかげです。このような世界に連れてきてくれた北山くんと、そこに至るまでに関わりがある森羅万象に感謝です。


ここまで読んでくださったそこのあなた。
このnoteは15,000字弱の文字を書いております。ここまで読んでくださるなんて、、お優しい、、、
読んで頂きまして、ありがとうございました。

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