巨大地震注意が出て #0日目
本邦で初めての南海トラフ地震臨時情報が発表され、R6年8月11日現在も巨大地震注意を出されている状態を経験している。1市民としての気持ちの動きと行動について記録したい。
0日目
「宮崎県で震度6弱」
「南海トラフ地震」
「評価検討会が開かれる」
九州でまた大地震!?熊本の地震を思い出してしまう。そして南海トラフ地震のワード。これに大影響をうける地域に住む私には他人事ではない話で背筋がゾッとした。しかし評価検討会というワードは初めて聞いた。しらべると、この検討会の結果によって南海トラフ地震が「調査中」「巨大地震注意」「巨大地震警戒」に分かれるらしい。
もやもやしながら通勤に使っている愛車に乗り込む。駐車場は屋外でめちゃくちゃ暑い。車内の空気を入れ替えながら車を動かし、もともと仕事帰りに寄る予定がだったドラッグストアに向かった。ざっと店内を見ると、この時にはまだ水がいつも通り置かれていた。
いまのうちに備蓄用の水を買い足すか逡巡したが、すでに何本かローリングストック中の水が家にあることを思い出しこの時は買わずに、もともと買う予定だったものを購入して車にもどった。
(そしてこの後からしばらく店頭で水に出会うことはなくなるのだった…。)
テレビは一時地震情報一色になり、いつもの番組編成と変わるところもでてきた。いつもの番組を見ていたい子どもたちはブーたれていたが、私はそれどころではなく地震情報の追加を待っていた。
南海トラフ地震にモロに影響をうける地域に住んでいるからだけではなく、情報を細かく気にするのにも理由がある。自分は公務員なので地震情報の内容によっては「参集」といって勤務時間外であっても既定の場所に集まることになっているからだ。これがイヤなら公務員を辞めろと言われるぐらいの公務員の宿命である。
ソワソワ……ソワソワ……
検討会の結果が出るのをソワついて待っていた。この結果で「警戒」と出ると全員参集になる?そうなると自分も?それとも未就学児がいると免除?
そして出た結果は
「巨大地震注意」
?
これは、どっちだ?
でも職員用の連絡網には特に参集情報などは届かず、とりあえずスマホで必要な備蓄用品リストの確認をしながらいつも通り床についた。