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ミイダス VPoE就任のお知らせ

こんにちは。ミイダスTech Officeです。この度、2023年1月4日、開発組織を組織面で牽引するVPoE(VP of Engineering)に小林圭一朗が就任いたしました。
就任を記念してVPoEの役割やこれから目指す組織についてCTO 磯崎と対談をしましたので、ぜひご覧ください。

ーー まず初めに自己紹介をお願いします

磯崎:ミイダスのCTOを務めている磯崎です。新卒からSIerで15年くらい働いていて、最初の転職でインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社しました。SIerでは証券会社や保険会社など、大きいサービスの保守をやっていたのですが、新しいサービスに携わりたいと思い、当時のインテリジェンス内での新規事業であるミイダスの立ち上げに参加しました。

小林:今年の1月からVPoEとして入社をしました。小林です。これまでSIerでSEとして様々な業界のシステム開発に携わってきました。直近はゲーム業界で主に会員サービス開発を担当していました。

ーー VPoE採用の背景について教えてください

磯崎:ミイダスの開発組織で働くメンバーは約90名ほどいます。組織が大きくなる中、なるべく働きやすい組織にしていきたいという思いがずっとありました。ただ、役割としてその課題に取り組める人がいませんでした。
その役割を持つ人には、机の上の数字だけを見るのではなく現場のことをちゃんと理解し、大きなミッションを持って取り組んでもらえる人が良いと思っています。そして内部だけでなく外部にも視野を広く持って取り組める人ですね。もちろんプロダクトの成長も考えなくてはいけません。

プロダクトを成長させる経験を継続的にやったことがある方はとても少なく、加えてチームを運用している経験を持つ人は本当に少ないんですよね。
一部のWeb企業には居たりはしますが、ずっと同じ会社で働いているイメージがあります。そしてこれまで採用の面接で会うことがなかったんですよね。

小林さんはゲーム業界ということで畑は違うのですが、ゲームも同様にプロダクトに磨きをかけることをやってるという点で、初めてお会いした時に「おっ」と思いました。
小林さんが勤めていた以前の会社では、一部ハードとかもやってたりしたんですよね。

小林:そうですね。私が前に勤めていた某ゲーム会社は、アーケードなどが多かったです。しかし、時代の流れもあってソーシャル系のゲームもやっていますね。
最近だとパチスロ系とかもスマホアプリでもできるようになって。環境が徐々に変わってきてるっていうのもあって、ゲーム機を開発するだけではなくてコンシューマーも含めてネットワークなどもやっています。
その中で実際にアーケードゲームの開発も担当していて、会員情報を利用したネットワーク対戦とか結構いろんなことができる会社だったんです。当初はサーバーエンジニアとして入って、その後アプリの開発にも対応しました。新しく部署を作ったり、新しいサービスを作る為に研究開発の部署を立ち上げたりなどもしていましたね。
先程、磯崎さんが言われた「サービスを成長させる」という意味だと、経営観点とサービス視点を持って色んな数字を取ってきてサービスを成長させていく、グロースハックしていくチームを作りました。サービスの基盤やAIを導入して様々なユーザーの傾向分析をすることもやっていました。

磯崎:何でもやってますね。

小林:そうですね(笑)元々サーバーエンジニアで入社したんですけど、最終的には殆どやってなくて。CIや色々なAIを触っていたりと、半分勉強で半分遊びという感じでやっていましたね。

ーー いろいろな目線でプロダクトなどを成長させてきた経験が貴重で魅力的だったのでしょうか?

磯崎:そうですね。小林さんのプロダクトを成長させてきた力に大きく期待をしています。
ミイダスも最初のうちは、企画側とうまくやってればそれなりにプロダクトをカタチにすることができました。しかし徐々に規模も大きくなり、セールス、サイエンス、マーケティング部門とプロジェクトを一緒にすることが多くなってきました。関係部署がとても多いので、要望を聞きつつどうバランスを取るのか、内部の統制もそろそろ限界がきそう、とかさまざまな課題があります。

小林さんが面接に来られて経験などのお話を伺って、彼ならこの辺りの問題を解決できるかもしれないと感じました。
採用時に、やってもらいたいことが具体的にあったわけではなく、小林さんに会って、課題とともに、解決の道筋が見えてきたという感じです。

ーー 小林さんの転職活動をされていた背景について教えてください

小林:私は転職活動というよりは企業の情報集めという観点で課題や解決策など色々な人とお話をすることを長年やっていました。ヒアリングの中でタイミングが良く自分に合う会社があれば転職をしようかなという温度感でしたね。

前の会社で、1年半くらいかけて取り組んでいた大きなプロジェクトをリリースしたタイミングがあって。並行して後任の育成も進めていたので、リリース後は後任の方にお任せして安定稼働させることができました。そこでようやく本腰を入れて転職活動に取り組もうと思ったんです。
その時、一番最初に声をかけてくれたのがミイダスのTech Officeの人事の方でした。ミイダスでの仕事や今抱えている課題について情報交換をする中で、ミイダスがエンジニア思想を大事にしていることがとても良いなと思って。そこから転職に向けて具体的に話を進めていただきました。

ただ前職は約10年くらい勤めていたので、実際転職の決断をするまでかなり悩みましたね。ただ転職するならエンジニアを大切にしてる会社がいいなと思っていました。ミイダスが私が求めている会社だったことと、効率的な環境で働けそうだと感じたので、転職を決意しました。

ーー 面談を通じて聞いたミイダスの印象や働く上で不安に感じたことについて教えてください。

小林:ミイダスの前身はインテリジェンスだったので、営業のイメージが強くありました。でも実際話を聞いてみると、開発組織自体もあって営業組織とは勤務形態など就業規則も全然別だったのに驚きました。エンジニアが考えていることをしっかりと受け止めてサービスに活かされていて、エンジニアたちが作りたいもの作っている印象が大きかったです。話を聞く前の印象とは全然違いました。

不安に感じた点はそんなになかったですが、強いてあげるならオンラインコミュニケーションですかね。前の会社にも在宅ワークは導入されていましたが、週1-2日くらいは出社してみんなで話す機会があったので完全在宅ではなかったんです。
ミイダスは完全在宅ということで、基本オンラインでチャットコミュニケーションが中心になってしまう。オンラインコミュニケーションだけでマネジメントできるのかどうか不安はありました。
実際入社してみると、なるべく会話する雰囲気があったり、気軽に話しかけてくれたりするのでとても安心しました。私が分からないことがあった時に質問をすると「じゃあ話しましょうか」って気軽に言っていただけたのは距離感が近くて嬉しかったです。

ーー ミイダスで働き始めて感じたギャップなどはありますか?

小林:入社する前は、ミイダスのエンジニアさんは全員「The エンジニア」という感じなのかなと思って身構えていました(笑)会話も最小限、簡潔に全部チャットで済ませばいいよみたいな。実際、皆さんと1on1で会話をしてみると、イメージとは全然違って積極的に会話してくれるのが好印象でしたね。皆さんの考え方や課題についてヒアリングしたり、私自身のプライベートの話やメンバーの話も聞いていく中で徐々に距離を近づけることができているんじゃないかなと思っています。普段の会議ではカメラがOFFの人でも1on1だとONにしてくれます。顔を合わせて会話できるので嬉しいですね。当初イメージしていた勝手な印象はゼロになりました(笑)

磯崎:ミイダスは開発全体で90名を超えるぐらいになってきていますが、一対一のオンラインのコミュニケーションに加えて、全体のコミュニケーション設計もこれからの課題になっていると思います。

小林:やはり色々と課題がある中、その根本の原因の一つとしてコミュニケーション不足というのがあるんですよね。そこはTech Officeチームと一緒に検討しながら話しやすい環境づくりを意識してやっていきたいと思っています。

ーー 今後VPoEに進めてもらいたいこと、VPoEとしてやっていきたいこと、注力したいことはなんでしょうか?

磯崎:実はまだそんなに考えてないです。組織的に、明らかに課題があるところに関しては、レポートを作ったりしてすでに解決に向けて動いていて、最初のステップとしてそれらを引き継いで、小林さんに進めていただいています。

ただ、小林さんには私が見つけた課題ではなくて、小林さん自身が課題を見つけてそれを解決するために動いて欲しいなと思っています。
本番の運用やエンジニアの勤務状況など、データ全部まとめてレポートしていただいているので、それを元に様々な課題発見と解決に向けた取り組みをしていただくことも期待しています。

小林:今はまだ色々と学ばなけれないことが沢山あり、その中で出来るところから一つずつ改善していくフェーズだと思っています。
まずは現状把握を中心に進めますが、今もこうしてエンジニアの方々が開発を進めているので、相乗効果が出せるように企画から出てくる内容に対してしっかりサポートできる体制づくりを進めていきたいですね。

今、色々な数字を見ているところですが、数字の根拠や具体性を持たせた上で次につながるような数値を取る必要があると思っています。分析は、目的があって必要なデータをとって的確な検討と対策を講じることではじめて効果を出すことができます。本来の目的を明確にしていく必要があります。

特に前職でグロースハックをやったので、技術的に出来ることと出来ないことの判断やエンジニアと一緒に改善方法の提案・検討など、総合相乗効果でサービスを良くしていくことを目指したいと思っています。

ーー ミイダスの開発組織づくりや文化形成に対してビジョンはありますか?

小林:私の考えるビジョンがミイダスにマッチしているかどうかはまだわかりませんが、サービスを今後10年、20年と継続することを考えると、企業や組織の成長と継続は必ず必要です。その中で人材育成もそうですけど、エンジニアの皆さんが働きやすい組織作りも考える必要があると思っています。世の中の情勢も考えるとエンジニア採用も年々難しくなってきていますし、長く働いてもらいたいと思ってもらえる会社にはしたいですね。

磯崎:私個人の考えだと、成長しない会社は人をもっと流動化すべきなんじゃないかなと思っています。新卒で入った人を一から成長させてずっと雇用し続けるよりは、人材をもっとIT業界の中で循環させて技術力やサービスを作る力をちゃんとつけていく。そうすることで会社は成長し、業界全体の技術力も上がっていくんじゃないかなと。その中核を担うのがミイダスという転職サービスであれば良いなとも思っています。

また、組織の文化は集まった人たちによって自ずと出来てくるものだと思っているので、「これが文化です」と押し付けるのではなく、働く人たちと会社で徐々に作られていければ良いなと思います。

小林:そうですね。これからよろしくお願いいたします。

ミイダス Techについて

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