ミイダスにCTOを設置した背景と、これから取り組んでいくこと
皆さん、こんにちは。2021年8月よりCTOに就任したyuji.otaniです(7月まではVPoEでした)
今回の記事では組織にCTOを設置した背景と、これから取り組むことについてお話します。
なぜCTOを設置したのか
ミイダスをさらに価値のあるプロダクトとして成長させる。それを支えるための開発チームをつくる。これらを実現するために、大胆に組織を変革していくためです。具体的には、以下に取り組んでいきます。
1, 開発チーム全体で「マネジメント」をしっかりと行える組織にしていきます。
以前からミイダスは「フラットな組織」を推進しており、いまでもその考え方は変わりません。ただ、組織が大きくなるにつれて「必要な役割」を再定義する必要性を感じていました。具体的には、開発チームとプロダクトに対する「マネジメント」をしっかりと行える体制にすることです。適切なマネジメントにより、メンバーが能力を発揮してイキイキとミッションに取り組み、プロダクトの成長を実現する。そんな良いサイクルが回る開発チームにしていきます。
2, 開発チームがもっと大きな成果を出していけるように、チーム横断で「適材適所の組織設計」「やりがいをもち、サービス成長を実現するミッション」を設計する。
ミイダスの開発チームは70名を超え、チームも10以上がアクティブに活動しています。それらのチームがより密に連携できれば、もっと強いチームになれる。それを実現するために、開発チーム全体の最適化をより加速させていきます。
ミイダスでは開発チームとその他部門とで「独立した組織運営」がされています。開発チームは自分たちのミッションに集中できるようになっており「経営数字」「サービスKPI」「プロダクト戦略」について、責任を持たなくて良いようにしています。
開発チームの内部においても、各グループがそれぞれのミッションの元に動いています。今まではチームの独立性を重視するゆえに、部門のミッションやそれに関連する情報が、内部で閉じたものになっていました。
今後はより密に連携できるように、チーム全体を横断して「適材適所の組織設計」「やりがいをもち、サービス成長を実現するミッション」を設計することで、より成果に直結する、価値のあるアウトプットを出せるチームにしていきます。
3, 社内外へのメッセージとして「技術の会社であり、経営陣に技術メンバーがいる」と認知してもらう。
数社でCTOをになってきた経験から、採用において「会社にCTOがいる」「外部に組織の情報や考え方をメッセージとして発信している」ことは、非常に重要だという実感を持っています。また、社内外にCTOを認知してもらうことで、対外的な露出を増したいという思いもあります。自分がCTOという役割を持つことで「技術の会社」としてのミイダスをしっかりと打ち出していきたいと考えています。
ジョインしてから1年の振り返り
ミイダスには、リリース当初から「CTO」や「EM(Engineering Manager)」などの役割は設置されておらず、チームがそれぞれで意思決定するスタイルで運営してきました。
プロダクトは順調に成長していき、全社で400名、開発チームも70名を超える規模になってきました。
私がミイダスに再ジョイン※ した2020年8月。 サービスはリリース当初から大きく成長し、たくさんの企業、転職者が利用している状態でした。開発チームも優秀なメンバーが多く、スピード感を持って”失敗を恐れずに”機能追加や改善を進めることができていました。
※ ... 複数社でCTOを経験した私が、なぜ「エンジニアに向き合う組織づくり」にコミットすることを決めたのか
ジョインしてからの1年間は、VPoEとして「Tech Office」立ち上げに注力し、エンジニアの働きやすい環境づくり、評価制度の構築など、仕組みとして開発チームの最適化に注力してきました。
また情報共有のミーティングを定例化し、積極的にチーム間の情報連携を強化してきました。「受け入れチーム」をつくり、新しいメンバーのオンボーディングを仕組み化しました。
その甲斐あって離職率は低下し、新しいメンバーも組織に馴染んで活躍するようになりました。まだ1年ですが「Tech Office」としてある程度の成果を出せたと思います。
ミイダスはまだまだ成長していく、これからが楽しいフェーズ。
ミイダスでCTOの話をいただいたとき、引き受けようか正直迷いました。「Tech Office」も順調でやりがいを感じていましたし、いくつかのプロジェクトマネジメントを進めている最中。ジョインして1年で大きく役割を変えるのは、まだ早いのではないかと。
開発チームの運営メンバーに相談したところ「全部やればいいんじゃない?」と言われて「そうだ、全部やってやろう。これまでもそうしてきた」と自分の中で納得しました。今では新規事業の責任者、情報共有の設計、予算策定など、たくさんのことにチャレンジさせてもらっています。こうした「やろうと思えば、いくらでもチャレンジできる」のは、ミイダスのとてもいい文化だと思います。
ミイダスはリリースしてから6年。まだまだ大きく成長している最中です。会社としても引き続き投資していきますし、積極的に攻めていきます。
余談ですが、先日のパーソルグループ決算説明会で「転職アプリ事業「ミイダス」が成長を牽引し、大幅増収」と記載していただきました。これは素直に嬉しかったです。
https://www.persol-group.co.jp/ir/upload_file/m009-/20210810slide.pdf
(11Pにミイダスの記載があります)
さいごに
これから一緒にミイダスを成長させてくれる仲間を積極採用しています。ミイダスは技術の会社であり、エンジニアやデザイナーの力が成長には不可欠。少しでも興味をもたれたら、気軽にご連絡いただけると嬉しいです。
一緒に、最高のチームとプロダクトを作っていきましょう。