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多人数での会話が苦手な私の趣味

過敏な私は人数が多いのが苦手だ。
その人が着ている服や発する声の大きさなど、情報が多ければ多いほど居心地が悪くなる。
だから1対1で語らうのが一番好きだ。

女子高生だった頃は食事と会話が一緒にできなくて、お弁当を一緒に食べるグループで浮いてしまった。
ちょっとチクっとする思い出。

自分はそんなグループでの会話の中にいるのが苦手なのに、よその人の会話を聞くのは好きだ。
盗み聞きではない。雑誌の対談とか、グータンヌーボやボクらの時代など、ただお喋りをする番組が好きなのだ。自分も会話に混ざったような気分で観るのがよい。もちろん発言することはないけれど、ちょっと顔がにんまりしてしまう。

今、小林聡美さんの「ていだん」という本を読んでいる。ていだんとは三人が向かい合って話をすることである。
その対話の中で、もたいまさこさんが「若いお嬢さんたち」という言葉を使った。
文字ながらその言葉の響きが美しいと感じた。なんだか柔らかくて尊重した雰囲気を併せ持っている。
「今の若い子」とか「今どきの女の子」だとちょっと上から聞こえるのは私だけだろうか。
その言葉だけでシャッターが降りてしまう「若いお嬢さん」も多いだろう。

自分の思いを伝えたいとき、使う言葉で伝わり方が変わってしまうのだなと改めて思う。私ももっとお姉さん方に近づいたら「若いお嬢さんたち」と言ってみたい。
p.s.昭和の男性が言う「若い娘さん」も侍みたいで素敵だよね。今の私はまだ若い娘さんでいてもいいのだろうか。気持ちだけでも、いいよね笑

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