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第二新卒の転職活動を終えて

こんにちは。25歳女性のふじみにゃです。

今回はキャリアの話で、
第二新卒での転職を経験して感じたことを語っていこうと思います。

ふじみにゃのこれまでのキャリア

既に過去のnoteをご覧になられている方は重複して申し訳ないですが、まずはこれまでのキャリアの話をします。

含めるべきではないかもしれませんが、
社会人プレ体験が私にとってはビズリーチでの長期インターンでした。

実際に組織の中に入ってみて、なんとなく社風や社員の働き方を知ることができました。

様々な企業の方がイベントで登壇される時のサポート業務を行なっていたとき、

当時は学生でしたが、社員の方から
「側から見たら君たちも社員だから、社員らしく振る舞ってね」
と言われ、身の引き締まる想いがしたのを覚えています。

正確なファーストキャリアは大手メーカー。
出向先の工場で総務課経理でした。

数字嫌いな自分がまさかの経理。総務人事部門で採用されていたので、半分正解、半分不正解だと思いました笑 

同じ課の方は優しく、人間関係では特に困り事もなかったのですが、工場での働き方というのは自分には合っていなくて。

工場の周りって安全面を考慮するためか本当に何もないんです。退屈でした笑
休日に友だちと会うのにも距離があってあまり気が進みませんでした。
工場と寮を往復する日々。同じメンバーと一緒に同じ場所からバス通勤し、一緒に働き、一緒に帰る。そこだけで世界が完結するような毎日。自身にとっては閉鎖的で息苦しさを覚えました

思い返してみると、私は中高生より大学生の方が圧倒的に楽しかったのですが、その要因の一つとして世界(コミュニティ)が一つでは完結しないことがあったと思っています。

工場の働き方、合っていないなあと肌で感じつつ、一生懸命に就職活動して内定もらったところでしたし、3〜5年で本社に戻れるのも分かっていたので、それまでの辛抱だ!と
石の上にも3年という気持ちで定年まで働くつもりでした。

が、しかし。入社後3ヶ月半で業務中のコロナ感染。後遺症により入院、手術、休職。復帰の条件を満たせず、退職を余儀なくされました。後遺症のことは以下のnoteで。

そして無職になりました。まさか自分が新卒1年目で無職になる未来なんて、全く思い描いていませんでした。
後遺症も少し残っていて、医師から復職許可が出るまで時間を要しました。

【毎日自由時間!休み!最高!】というイメージもあるかもしれませんが、意外とそんなものでもない。毎日休みだと張り合いがないです。
働いているからこそ、休みって有難くて充実させられるんだと思わされました。(長期で休める有り難さからヨーロッパ旅行には行ってましたが笑)

当時はとにかく不安でした。社会に何の生産性ももたらしていない自分の存在意義を考えてしまい、同級生がキャリアを積んでいく中置いていかれているような気もしてきて。前に進んでいる実感を得たくて、また自己肯定感を保つため、とにかく勉強していました。

無職から8ヶ月後。病院で認知機能のテストを受けて、無事合格。
復職許可が出たので、仕事探しを始めました。
ここで思い出していただきたいのです。

【実質新卒3ヶ月半しか働いてなくて、無職期間もあって社会からしばらく離れている人間を雇いたい会社があるのか?】

実際、色んな派遣会社に登録したものの、案の定、苦戦しました。通院の関係もあって週4回の派遣社員の求人を探していたのですが、週5フルタイムがほとんどで全然ありませんでした。

一社決まりそうだったのに条件面だけ見てお見送りされて、その後たまたま派遣元が教えてくれたのが、前職の会計事務所でした。

20人ほどの小さな組織。一応、大手企業勤務していた身としてはプライドが許さない部分もありましたが(本当に高飛車でした)
もうそんなことも言ってられないなと思い、
そちらを受けることに。

派遣は面接がない代わりに、派遣会社の社員さんが同行する、職場見学というのがあります。

職場見学とは、派遣スタッフが就労場所を確認し、担当する業務の内容について詳しく知るために設定されるもので、派遣スタッフの疑問や不安の解消に努めることを目的としています。

リクルートスタッフィング

志望動機が訊かれるか場合によりけりと派遣会社の社員さんに伺ったので、一応文字に起こす、練習(発声)するなどはしていました。またホームページの情報が少ないなか、質問を23個用意して、準備はしていました。

コロナ後遺症のことを突っ込まれ、稟議が下りるまで2週間かかり不安でしたが、無事働き始めることができました。1年以上ぶりの社会復帰でした。

何もしていないのになぜか年上の派遣さんに無視されて嫌われたり、直属の上司が突然会社から姿を消したり、専属でサポートさせていただいていた先輩社員のご機嫌に毎日振り回されたりと色々ありました笑

それでも温かい方たちに囲まれて、沢山助けていただき、幸せな1年間だったと思います。
派遣の身ながら退職祝いをいただき、お別れ会までしていただけて有り難かったです。

何より社会人経験のほとんどなかった私を拾ってくれたことに心から感謝していますし、大手企業勤務だから偉いと心のどこかで思っていた自分の態度を改めるきっかけになりました。

会社の規模なんて関係なくて、どんな組織でも皆さん何かしら社会の役に立っていて、人生の貴重な時間を割いて懸命に働かれているという当たり前のことを気づかせてくれました。

自身にとっては必要な時間だったのだと思います。

就活と転職活動の違い

病院の頻度も減ってきたのでフルタイムでの勤務を検討し、2024年7月。会計事務所で派遣社員として働きながら転職活動を始めました。

就職活動と異なる点は以下3点です。

1.職務経歴書の必要性
就職活動では応募する会社のプラットフォームに個人情報を登録のうえ、各企業ごとにES(エントリーシート)を書くのが一般的でした。

しかし転職活動においてはESを書くことは稀です。私自身は50社応募しましたが、ESを書いたのは1社のみでした。
応募する方法も転職サイトに個人情報を登録すれば大丈夫で、加えて履歴書と職務経歴書をアップロードします。できればエージェントやメンターに添削していただいた方がいいです。

「職務経歴書」とは、仕事に関する経験内容やスキルをまとめた書類のことです。

マイナビ転職


2.短期決戦

学生の就職活動は平均9ヶ月かかるそうです。
一方で転職活動は短期決戦で、平均3ヶ月ほどです。

私の場合は書類添削等も含めて2ヶ月半だったので、ほぼ平均くらいでした。

しかも学生の時と違って働きながらだったので、限られた時間の中で面接対策や面接を受ける必要がありました。派遣で残業がほぼなかったのも助かってました。

面接は大半が平日の日中にスケジューリングされます。仕事終わりの時間に合わせてくれる企業もありますが、あまり多くはなかったです。

私は幸い平日1日お休みだったので、その1日に面接を複数回入れることで転職活動を進められました。

3.仕事をしながらの活動

よく言われることとして、転職活動をする際に仕事を続けながらするか、会社を辞めて転職活動に専念するかというのがあります。

確かに辞めてしまった方が転職活動に使える時間は多くなりますが、定期的にお金が入らなくなるので決まらないと不安になってしまい、納得いってないのに焦って転職先を決めてしまうと言われています。

働きながらは大変ではありますが、経済的な不安がないという意味では心に余裕が生まれます。またずっと転職活動のことばかり考えていると気が滅入ってしまうので、気分転換という意味でも働き続けながら転職活動する方がいいと個人的には思います。
ちなみに企業からの印象も働き続けながら転職活動の方がいいみたいです。

ただし例えば仕事が夜勤があって不規則な生活、残業が多い、精神的に続けるのが苦しい環境などであれば、思い切って辞めるのも一つの手かもしれないということはお伝えしておきます。

第二新卒の転職活動

では第二新卒に限って考えると、どういった特徴があるのか。

第二新卒とは新卒1年目〜3年目までに相当する社会人のことです。

ポテンシャル採用がまだ許される年代のため、未経験の職種でも挑戦可能です。(合同説明会では営業とSEの募集が多かったです。)

大手企業の求人もあるのですが、新卒で辞めてしまった方の補填として採用されるケースも見られ、求人の質が低い傾向にあります。

転職エージェントの方が上記のように伺ったので、第二新卒ではなく中途採用を念頭に転職活動をしていました。

しかし中途で応募したら落とされることもあり、結果として第二新卒枠で採用されたところに進む形になりました。

中途は新卒と違って、枠を争う求職者の社会人歴が人によって異なるというのもあります。

ある会計事務所を受けたときのことです。
面接まで進み、社長とお話して感触も良かったのですが、落とされました。
1枠しかなかったのですが、どうやら私は2番手で落とされたらしく、その理由が採用された方と比べたときの圧倒的な経験不足でした。

第二新卒はポテンシャル採用で何にでもなれる一方で、たとえ人柄や資格など他の要素が評価されても、社会人経験の長い方と同じフィールドで戦うのは難しいものがあるというのが実体験です。

あとはよく言われる「入社したらとりあえず3年頑張る」というのは大事らしく、転職市場においても一社で3年働いたというのは一つの目安、企業からの評価にもなるそうです。

ふじみにゃは紆余曲折で新卒3年目で3社目ですが笑、もし職種を変えるつもりはないけどいつか転職したいという方は3年は同じ会社でお勤めになられた方がいいかと思います。

今は大手IT企業のグループ会社で、人事系の職種で契約社員として働いています。

テレワーク、フレックスなどといった働きやすさ、経営基盤の安定している点、英語を使えるといったところが決め手です。

まだ入ったばかりで毎日不安ですし慣れないことも多いですが、少しずつ覚えていけたらなと思っています。

お読みいただきありがとうございました!

毎週1記事ぐらい書いてきましたが、ひと通り書きたいことは書き切ったので、また共有したいことが出てきたら書きます。

ではまた〜

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