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二度目の迷子猫事件③
一向に発見の兆しが見えないので、別の探偵を探すことにしました。
初めて迷子にさせてしまったとき『猫を探すのに10万円も支払うなんてとんでもない』という感覚だったので、初期費用が低いところを選んだのですが‥
すでに10万円以上の額を2度払った経験から『確実に見つけてくれる』ことが最優先と理解し、成果報酬型の探偵事務所に問い合わせをしました。
複数の事務所に問い合わせたところ「ここは間違いない」となぜか太鼓判を押された事務所さんへ。
捜索の体験談を調べてみると、迷い猫が見つかったほとんどのケースは『脱走当日〜3日以内に捜索依頼し、一週間以内に保護完了』です。
私の場合は迷子から1ヶ月近く経ってしまっており、こんな可能性が低い案件を受けてもらえるのか、不安な気持ちで電話しました。
すると、想像もしていなかったことが。
受付の男性に電話口から吹き飛ばされるくらいの勢いで、めちゃくちゃ怒られました。
その内容は『はじめに頼んだ探偵は詐欺』『逆効果な捜索で事態をややこしくしているだけ』『なんで清掃局に確認してないのか』『泣いていても仕方がない。しっかりしろ』『お金を返してもらってそのお金でこちらに依頼してください』でした。
その段階では始めの探偵をうっすらと信頼していたし、見つからない不安と後悔で押しつぶされそうだったので、かなりショックを受けて打ちのめされたような気持ちに‥
ただ、男性の言い分は猫の捜索が成功するための正しい導きだと理解できたので、電話を切って5分後には目が覚めました。
私は、割と自分をいじめて強くなるタイプなのですが、そうじゃない場合、この対応はかなりきついと思います‥。
でも今思い返すと彼の話の内容は間違っていませんし、怒りが向く矛先も正しいです。
ここの探偵事務所はとても人気で、猫を逃してしまった人からの電話が殺到して相談窓口は繋がりにくいほど。
これだけ相談者がいるなかで、飼い主が自分の立場や状況を正しく把握し、協力的な姿勢でいなければ、捜索の邪魔になったりトラブルに発展したりする可能性もあります。
それらのリスクヘッジのために、受付で厳しく精査しているのかもしれませんね。