助動詞はエモい!
文法が嫌いだ〜!でも、洋楽は好きだ〜!という人は、音楽を上手に使うといいですよ、ということを書こうと思っていたら、先日 Bobby Caldwell が亡くなられて(若い人はご存知ないかとは思いますが)往年の名曲 What You Won’t Do for Love がラジオでよくかかっています。
What You Won’t Do for Love
THE 直訳をしますと「愛のためにあなたがしようとしないこと」です。
(品詞別に解説をする)文法書には、大体「助動詞」という項目があります。
助動詞って「心の在り方」を伝えるんです。(ここでは won't)
たとえば、will(過去形 would)は「意志」(やります!)を表すとよく説明されます。
will not (= won’t) は、やりません!
リフレインでは
In my world, only you make me do
For love what I would not do
「愛のためなら」「しようと思わなかったことを」あなたは、あなただけは、わたしにさせる。
書いてるだけでも小っ恥ずかしいですが、恋に落ちると大体恥ずかしいことを言うものです。
(しかも勇気を振り絞って。)
この would の説明を『ウィズダム英和辞典』(第4版)で見てみますと
2 [拒絶・固執;否定文で] <人などが>…したがらなかった、どうしても…しなかった;[肯定文で]<人などが>どうしても…しようとした、…しようとしてきかなかった
とあります。
「拒絶・固執」強い気持ちです。
絶対しなーい!ってことを愛のためならしてしまう…。
英語の文法がとにかく苦手、とにかく文法って目にするだけで嫌だ〜という人も、
文法は「心の在り方を伝える綾」
ということが分かれば、捉え方が変わってきませんか?
英語は「科目」である前に「ことば」です。
文法の知識って、それこそ大切な人と大切な話をする時に、とっても有効です。
なので、好きだな、って思う love song を自分の中に取り込むと分かりやすいと思います。(恋愛に興味のない人は他のもので。)