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「子役が天才すぎた…!」2024夏ドラマの名演技を振り返る

朝ドラから1日が始まる。
幼少期から家族で朝ドラを観ていた私は、大のドラマ好きになった。
大人になってもそれは変わらず、ドラマが始まると、20本くらいは1話を観まくる。そして、選抜を潜り抜けた約10本を最終話までを観る。
そんな忙しい日々を送っている。

2024年夏ドラマもどんどん終わりを迎えている。
今までランキングは自分の中でつけていただけだったが、アウトプットしないのも何だか勿体無い気がするので、noteを書いてみようと思う。


2024年夏ドラマは「子役が大活躍」

『西園寺さんは家事をしない』の倉田瑛茉さん、『海のはじまり』泉谷星奈さんの演技が素晴らしく、可愛くてきゅんきゅんな夏だった。
子役のみなさんってこんなに演技上手いのか!!
どちらの話も新しい家族の形や、家族のあり方をみせてくれた。
そしてどちらも、母親が亡くなっている。
「いないけど、みんなの心には、いる」ありきたりな言葉だが、「記憶=生きた証」なんだと改めて感じた。


春に比べると落ち着いていた

正直に言うと、春ドラマは観たいものが多すぎて忙しかった。
でも、今期は最終話までたどり着いたドラマは少ない印象だった。
時間を取られないのは嬉しいが、ドラマの本数が少ないのはさみしくもあり…そんな夏を過ごした。

それでは早速、いってみましょう!


1.西園寺さんは家事をしない

仕事はバリバリやる! 家事は一切しない!そんな38歳独身女性の主人公・西園寺さんは、マイホームと念願の“家事ゼロ生活”を手に入れたばかり。
そんな中、どういうわけか年下の訳ありシングルファーザーと「偽家族」として暮らすことに!?風変わりな同居生活を通して「幸せって何? 家族って何?」を考えるハートフルラブコメディ!

「仕事はバリバリやる! 家事は一切しない!」と言い切る主人公に少し共感。「偽家族」という突拍子なアイディアではあるが、すこぶるハートフルなドラマだった。

楠見ルカ役の子役・倉田瑛茉ちゃんがめちゃくちゃ可愛い。とにかく可愛い。きゅんきゅんする。
周りの人々も「偽家族」を応援し、見守られながら過ごす姿に胸がほっこりした。
とにかく幸せな気持ちになれるので、安心して楽しめたドラマ。
津田 健次郎さん、フラれた後もあんなに優しい人いるだろうか??役のせいもあり、いい人にしか見えないし、好きになってしまう。ずるい。

最後に流れるBUMP OF CHICKENの『strawberry』。藤原基央さんのやさしくて物語や登場人物に寄り添うような歌声、雑妙なタイミングで流れるのもとても良かった!

どれだけ遠い記憶に呑まれたって
あなたの声が過ぎった
ああもしも笑えなくても ただ抱き締めて
今日までの日々を ひとりにしないで

これほど近くにいても
その涙はあなただけのものだから
ああせめて離れたくない こぼれ落ちる前に
受け止めさせて ひとりにしないで

冒頭やサビの歌詞なんて、このドラマに滅茶苦茶ぴったりじゃないだろうか。
「ひとりにしないで」の部分、松村 北斗さんの涙のシーンが過ぎる。
BUMPはもともと大ファンだけれど、『strawberry』が大好きな一曲になった。


2.海のはじまり

目黒蓮さんが待望の月9初主演!脚本・生方美久さん×風間太樹監督×村瀬健プロデューサーの『silent』チーム集結!
完全オリジナルストーリーでお届けするさまざまな形の“親と子”のつながりを通して描く、愛の物語。

『silent』チーム集結!ということで、観た。silentもめちゃくちゃ良かったから。
『silent』同様、ひたすら泣かせにくる。涙活にぴったり。でも、気持ちが引っ張られて少ししんどくなる。
『西園寺さんは家事をしない』と設定が少し似ている部分があるが、真逆のアプローチだなと感じた。

南雲海ちゃん役の、子役・泉谷星奈さんがとても可愛くて健気で胸がしめつけられた。
「パパ、いつ始まるの?」など、子どもながら、すごいところを突いてくるなー!というセリフが多くて、感情を揺さぶられまくった。
有村架純さんがすこぶる可愛くていい人で幸せになって欲しい。
大竹しのぶさんも、さすが大女優。ささいな声色や仕草で感情が伝わる、凄い。泣きの演技も素晴らしかった。

目黒蓮さんがお休みした際に急遽放送された、特別編も素晴らしい対応で、この話が挟まれたのがとても良かった。水季と津野さん、ちゃんとお互い惹かれあっていたんだなぁ。
津野 晴明役の池松 壮亮さんの、水季の死の知らせを受けた際の涙の演技は胸が締め付けられた。

設定が設定だけに考えさせられるドラマで、観た後は切なさが残るので、毎話観る前には決意と覚悟が必要だった。
『silent』チーム大好きだけど、音楽が悲しさを増長させるので、正直私は少し苦手です。。。

主題歌は、back numberの『新しい恋人達に』。back numberですからね。主題歌でもひたすら泣かせにきます。
「僕には」が「海は」に聴こえるのは私だけでしょうか。


3.夫の家庭を壊すまで

初恋が永遠に続くと思っていた主人公・如月みのり(松本まりか)。純愛だと信じていた夫・如月勇大(竹財輝之助)に15年も裏切られていた。離婚だけでは終われない。誰もこの罪を裁かないのなら、自分が罰を与えることを決心する。

「夫が別の家庭を持っていた」という現実にはあり得なそうな設定。
不倫ドラマは毎クールあり、斜に構えていたが、結果、とても面白かった。
松本まりかさんの怪演が素晴らしく、特に復讐を始めた際は爽快だった。松本まりかさんだからこそ成立した話だったようにも思う。

復讐後の、不倫相手の子どもとの恋愛に関してはない方が良かったかな…惹かれ合う理由がよく分からない…。そして何より、不倫した側の被害者意識が、「どの口が言う??」と思わされ、もやもやした。
復讐を迎えて、最終回でも良かったような。
まだ最終回を迎えていないので、これからどうなるか。

エンディング曲はIRiSの「高級フレンチよりあなたとつくる深夜のフレンチトーストがすき
ガリレオがリレガリレオがリレガリレオガリレイ〜で始まるイントロの中毒性が凄かった。


4.Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―

心の悩みを解決できないまま苦しい思いをしている人、そしてそういった苦悩に直面する家族や友人を心配している方々の心にまっすぐ届けるヒューマンドラマ、それが『Shrink』です。“全ての人が気軽に精神科にかかれる日が来ますように…”のんびり屋だけどめちゃくちゃ優秀な精神科医・弱井と、一言多いけど思いやりに溢れた看護師・雨宮が、ひだまりのような笑顔であなたの来院をお待ちしています。

パニック症、双極性、パーソナリティ症が扱われていた。
主人公・弱井 幸之助役の中村 倫也さんがひたすら優しくて、癒された。
精神病については知らないことも多く、学ばせていただいた。
怒りや悲しみなどの感情が芽生えた際にノートに書き、点数をつける、振り返る、など、自分と向き合うことが自己理解につながるんだなと改めて思った。


5.笑うマトリョーシカ

抜群の人気を誇る若き政治家と有能な秘書。「この2人・・・何かがおかしい」
“得体の知れない不気味さ”に気付いた新聞記者が彼らを取り巻く黒い闇に迫る!政治家と秘書の奇妙な関係、栄光の裏で起きた数々の不審死・・・。野望と失脚、陰謀と裏切り。人間の欲望と謎が絡み合うヒューマン政治サスペンス!

物語を司る若き政治家・清家一郎役、櫻井翔さんが役にぴったりだった。
「マトリョーシカのような笑顔」そのもの。
自民党総裁選公示と被り、現実と恐ろしくシンクロする箇所があり、身震いした。


6.降り積もれ孤独な死よ

13人の子どもたちの白骨死体遺棄事件。現場に残された謎のマークが、7年の時を経て再び姿を現す。

ストーリー展開にツッコミどころもあったが、最後まで観た。
設定がかなり複雑で、一つの問題が解決し犯人が発覚したと思ったら、別の問題と犯人が浮上する、と言う流れを何回か繰り返したため、複雑で混乱した。


常にお世話になっているNHK様

虎に翼

連続テレビ小説「虎に翼」。主演は伊藤沙莉。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー。困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を描く。

朝ドラは大概子ども時代から始まるが、「虎に翼」は学生時代からスタート。
世の中に女性視点で「はて?」と疑問を投げかけながら立ち向かう姿が素晴らしかった。
幼い頃から、「自分は専業主婦じゃなく、働く!自分で稼ぐんだ!」と決意していた私は、「ほんとにな、それな!!」と首がもげるほど頷きながら観た。
先人たちが戦ってくれて、今があるということに感謝でしかない。女性が働きやすい未来を、私自身も作っていけたらと思う。

オープニング映像のフルverも公開になった。
後半部分は名場面が散りばめられていて、改めて大好きな作品だったなと強く思った。
人々の想いや優しさが溢れていて、うるっときてしまう。
シシヤマザキさんのロトスコープアニメーションも、とても素敵で、素晴らしい映像作品だ。


光る君へ

大河ドラマ「光る君へ」(2024年)。主人公は紫式部(吉高由里子)。 平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性。彼女は藤原道長(柄本佑)への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。

普段大河ドラマはあまり観ないが(両親は観ている)、吉高由里子×柄本佑といえば、以前放送していた『知らなくていいコト』がめちゃくちゃ良かった!絶対観る!と決意して、観ている。
平安時代ということで戦いのシーンもほとんどなく、恋愛シーンも多く、楽しく観ている。
役者の皆さんがそれぞれ素晴らしすぎて、拍手喝采。
特に、藤原道兼役の玉置玲央さんの最期が凄かった。憎まれ役からの立て直し。アッパレ。
物語はようやく『源氏物語』が登場したところ。きっと最終話まで観る。


番外編

わたし、定時で帰ります。(2019年)

“残業ゼロ!定時で帰る”をモットーに生きる新世代のワーキングガール・東山結(吉高由里子)が、くせ者のモンスター社員が抱えるさまざまなトラブルを解決する、心温まるワーキングドラマ。

「光る君へ」に出演している吉高由里子さんが大好きだ。
しかも、大好きなお仕事ドラマ。Tverで観れるので、絶賛視聴中。
2019年の仕事環境ってちょっと古いかな?と思ったが、案外そうでもない。
昔はそうだったな、今はかなり改善されたな、と俯瞰しながら観ることができる。
何より、主人公がゆるさもありつつ、周りに寄り添う姿勢がとても良くて、憧れる。
こんなOLに、私はなりたい。そして、私もできれば定時で帰りたい。


そして2024年秋が始まる

あぁ、今度は秋ドラマ。また1話を観まくる日々が始まる。
忙しくなるなぁ。

1話絶対観るぞ!リスト

・海に眠るダイヤモンド
・民王R Inspired by 池井戸潤
・わたしの宝物
・私の死体を探してください。
・モンスター
・無能の鷹
・放課後カルテ
・3000万
・全領域異常解決室
・ライオンの隠れ家
・おむすび
・宙わたる教室

秋も素敵なドラマに出会えますように。

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Mii
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