「子役が天才すぎた…!」2024夏ドラマの名演技を振り返る
朝ドラから1日が始まる。
幼少期から家族で朝ドラを観ていた私は、大のドラマ好きになった。
大人になってもそれは変わらず、ドラマが始まると、20本くらいは1話を観まくる。そして、選抜を潜り抜けた約10本を最終話までを観る。
そんな忙しい日々を送っている。
2024年夏ドラマもどんどん終わりを迎えている。
今までランキングは自分の中でつけていただけだったが、アウトプットしないのも何だか勿体無い気がするので、noteを書いてみようと思う。
2024年夏ドラマは「子役が大活躍」
『西園寺さんは家事をしない』の倉田瑛茉さん、『海のはじまり』泉谷星奈さんの演技が素晴らしく、可愛くてきゅんきゅんな夏だった。
子役のみなさんってこんなに演技上手いのか!!
どちらの話も新しい家族の形や、家族のあり方をみせてくれた。
そしてどちらも、母親が亡くなっている。
「いないけど、みんなの心には、いる」ありきたりな言葉だが、「記憶=生きた証」なんだと改めて感じた。
春に比べると落ち着いていた
正直に言うと、春ドラマは観たいものが多すぎて忙しかった。
でも、今期は最終話までたどり着いたドラマは少ない印象だった。
時間を取られないのは嬉しいが、ドラマの本数が少ないのはさみしくもあり…そんな夏を過ごした。
それでは早速、いってみましょう!
1.西園寺さんは家事をしない
「仕事はバリバリやる! 家事は一切しない!」と言い切る主人公に少し共感。「偽家族」という突拍子なアイディアではあるが、すこぶるハートフルなドラマだった。
楠見ルカ役の子役・倉田瑛茉ちゃんがめちゃくちゃ可愛い。とにかく可愛い。きゅんきゅんする。
周りの人々も「偽家族」を応援し、見守られながら過ごす姿に胸がほっこりした。
とにかく幸せな気持ちになれるので、安心して楽しめたドラマ。
津田 健次郎さん、フラれた後もあんなに優しい人いるだろうか??役のせいもあり、いい人にしか見えないし、好きになってしまう。ずるい。
最後に流れるBUMP OF CHICKENの『strawberry』。藤原基央さんのやさしくて物語や登場人物に寄り添うような歌声、雑妙なタイミングで流れるのもとても良かった!
冒頭やサビの歌詞なんて、このドラマに滅茶苦茶ぴったりじゃないだろうか。
「ひとりにしないで」の部分、松村 北斗さんの涙のシーンが過ぎる。
BUMPはもともと大ファンだけれど、『strawberry』が大好きな一曲になった。
2.海のはじまり
『silent』チーム集結!ということで、観た。silentもめちゃくちゃ良かったから。
『silent』同様、ひたすら泣かせにくる。涙活にぴったり。でも、気持ちが引っ張られて少ししんどくなる。
『西園寺さんは家事をしない』と設定が少し似ている部分があるが、真逆のアプローチだなと感じた。
南雲海ちゃん役の、子役・泉谷星奈さんがとても可愛くて健気で胸がしめつけられた。
「パパ、いつ始まるの?」など、子どもながら、すごいところを突いてくるなー!というセリフが多くて、感情を揺さぶられまくった。
有村架純さんがすこぶる可愛くていい人で幸せになって欲しい。
大竹しのぶさんも、さすが大女優。ささいな声色や仕草で感情が伝わる、凄い。泣きの演技も素晴らしかった。
目黒蓮さんがお休みした際に急遽放送された、特別編も素晴らしい対応で、この話が挟まれたのがとても良かった。水季と津野さん、ちゃんとお互い惹かれあっていたんだなぁ。
津野 晴明役の池松 壮亮さんの、水季の死の知らせを受けた際の涙の演技は胸が締め付けられた。
設定が設定だけに考えさせられるドラマで、観た後は切なさが残るので、毎話観る前には決意と覚悟が必要だった。
『silent』チーム大好きだけど、音楽が悲しさを増長させるので、正直私は少し苦手です。。。
主題歌は、back numberの『新しい恋人達に』。back numberですからね。主題歌でもひたすら泣かせにきます。
「僕には」が「海は」に聴こえるのは私だけでしょうか。
3.夫の家庭を壊すまで
「夫が別の家庭を持っていた」という現実にはあり得なそうな設定。
不倫ドラマは毎クールあり、斜に構えていたが、結果、とても面白かった。
松本まりかさんの怪演が素晴らしく、特に復讐を始めた際は爽快だった。松本まりかさんだからこそ成立した話だったようにも思う。
復讐後の、不倫相手の子どもとの恋愛に関してはない方が良かったかな…惹かれ合う理由がよく分からない…。そして何より、不倫した側の被害者意識が、「どの口が言う??」と思わされ、もやもやした。
復讐を迎えて、最終回でも良かったような。
まだ最終回を迎えていないので、これからどうなるか。
エンディング曲はIRiSの「高級フレンチよりあなたとつくる深夜のフレンチトーストがすき。」
ガリレオがリレガリレオがリレガリレオガリレイ〜で始まるイントロの中毒性が凄かった。
4.Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―
パニック症、双極性、パーソナリティ症が扱われていた。
主人公・弱井 幸之助役の中村 倫也さんがひたすら優しくて、癒された。
精神病については知らないことも多く、学ばせていただいた。
怒りや悲しみなどの感情が芽生えた際にノートに書き、点数をつける、振り返る、など、自分と向き合うことが自己理解につながるんだなと改めて思った。
5.笑うマトリョーシカ
物語を司る若き政治家・清家一郎役、櫻井翔さんが役にぴったりだった。
「マトリョーシカのような笑顔」そのもの。
自民党総裁選公示と被り、現実と恐ろしくシンクロする箇所があり、身震いした。
6.降り積もれ孤独な死よ
ストーリー展開にツッコミどころもあったが、最後まで観た。
設定がかなり複雑で、一つの問題が解決し犯人が発覚したと思ったら、別の問題と犯人が浮上する、と言う流れを何回か繰り返したため、複雑で混乱した。
常にお世話になっているNHK様
虎に翼
朝ドラは大概子ども時代から始まるが、「虎に翼」は学生時代からスタート。
世の中に女性視点で「はて?」と疑問を投げかけながら立ち向かう姿が素晴らしかった。
幼い頃から、「自分は専業主婦じゃなく、働く!自分で稼ぐんだ!」と決意していた私は、「ほんとにな、それな!!」と首がもげるほど頷きながら観た。
先人たちが戦ってくれて、今があるということに感謝でしかない。女性が働きやすい未来を、私自身も作っていけたらと思う。
オープニング映像のフルverも公開になった。
後半部分は名場面が散りばめられていて、改めて大好きな作品だったなと強く思った。
人々の想いや優しさが溢れていて、うるっときてしまう。
シシヤマザキさんのロトスコープアニメーションも、とても素敵で、素晴らしい映像作品だ。
光る君へ
普段大河ドラマはあまり観ないが(両親は観ている)、吉高由里子×柄本佑といえば、以前放送していた『知らなくていいコト』がめちゃくちゃ良かった!絶対観る!と決意して、観ている。
平安時代ということで戦いのシーンもほとんどなく、恋愛シーンも多く、楽しく観ている。
役者の皆さんがそれぞれ素晴らしすぎて、拍手喝采。
特に、藤原道兼役の玉置玲央さんの最期が凄かった。憎まれ役からの立て直し。アッパレ。
物語はようやく『源氏物語』が登場したところ。きっと最終話まで観る。
番外編
わたし、定時で帰ります。(2019年)
「光る君へ」に出演している吉高由里子さんが大好きだ。
しかも、大好きなお仕事ドラマ。Tverで観れるので、絶賛視聴中。
2019年の仕事環境ってちょっと古いかな?と思ったが、案外そうでもない。
昔はそうだったな、今はかなり改善されたな、と俯瞰しながら観ることができる。
何より、主人公がゆるさもありつつ、周りに寄り添う姿勢がとても良くて、憧れる。
こんなOLに、私はなりたい。そして、私もできれば定時で帰りたい。
そして2024年秋が始まる
あぁ、今度は秋ドラマ。また1話を観まくる日々が始まる。
忙しくなるなぁ。
1話絶対観るぞ!リスト
秋も素敵なドラマに出会えますように。