私は親になった。
いや、親にさせてもらっている。が正しいのではないかと思う。
緊急帝王切開で予定よりも少し早く出産し、腕の中で寝ている小さな子は、私無しでは生きられない。
私が寝てしまえば栄養も取れない。
生き続けられないのだ。
そんな事を考えると、急に“責任”がのしかかり不安になる。
子供を守る親にならないといけないのだ。
小さい身体の我が子はミルクがうまく飲めず、産院での入院期間は、看護婦さんの力を借りてミルクを飲ませていた。
というのも、ミルクを飲むのに時間がかかり、気づけばすぐ寝てしまう。
無理やり口に入れて飲ませるのだけど、毎度1時間かかる上に基準の量を飲めず悪戦苦闘。
そんな私を見かねて、
「赤ちゃん預かるね。飲ませてくるからママは寝ててくださいね。」と看護婦さん。
看護婦さんに申し訳ない
と思いつつも、ようやく寝れる。泣き続ける我が子と一瞬でも離れることで、不安と孤独から解放されていた。
母になりたての私は、
入院生活をそんな感情で過ごしていたから、退院が嬉しくもあり不安でもありました。
これから私が飲ませなければいけない。
もう誰も助けてくれない。
小さな我が子を大きくしなくてはいけないのに、ミルク飲んでくれなかったらどうしよう。
私がしっかりしなきゃ。
張り詰めていました。
退院前日の夜、不安で涙が溢れてどうしようもなくなった私に、気づいてか声をかけてくれた看護婦さん。
また、涙が溢れてくる。
親としてしっかりしないと、と思いつつ気持ちがついて来ず涙が溢れる。
不安で仕方なかった。
退院後、色んな試練に見舞われました。
退院3日にして、我が子が入院することになった時は、注射されて大泣きしている我が子を見て、深く反省し、同じような事にはならないよう親として改め、勉強しようと誓った。
そんな私も親になって3ヶ月を迎えようとしている。
親になったというより、色んな試練を与えられ親にしてもらっている感じだ。
この小さい我が子を守るのは私達親だけ。
育児に教科書はない。
子供の性格、特性から良きものを選択し試し、失敗反省を繰り返し、親として自信を無くしながらなんとか前進していくのだろう。
私はまだこの職について3ヶ月。
担当させてもらっている以上、子供に失礼のないよう、呆れられないよう親業を頑張りたいと思う。
でもでも、
なんせ経験が無いので、
新米として多目に見てほしいなぁ。
力まず頑張って行きたいと思うので、我が子よ、どうかお手柔らかによろしくお願いします🙇
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