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「不登校児の親×ライター」だからこそ。自ら持ち込んだ企画「不登校の答え合わせ」が、形になりました!

我が子が不登校となり、1年以上が経過。
もう一人の娘も、今年度の途中まで2年超毎朝同伴登校(今は何とか独り立ち)。それでも基本は「学校はしんどい場所」で、今も行き渋りがベースです。

我が子が一番大切。
心や体を傷つけるくらいなら、学校に行かなくたっていい。

――頭ではそう思う。けれど、自分がその世界線で生きたことがないので、やっぱり不安。焦りだってある。どうしたって、無意識に考えてしまうのは、「この子をいかに『普通』へと近づけるか」。

そんな私の転機は、昨年末のこと。
「大きな声であいさつを!」という働きかけに悩む、声の小さな娘に対して綴った、大好きな作家の宮下奈都さんの言葉との出会いでした。

少なくとも私は、学校を出て以来、大きな声を出せなくて困ったことは一度もない。そもそも、小さな声で話せる、ささやいて笑いあえる世界の方がずっと好きだ。

緑の庭で寝ころんで」宮下奈都・著 より

ああ、その通りだ。
この子がこのままで笑える未来を作りたい。

私が会社勤めで幸せな未来を描けなくて、フリーランスを選択したように。学校に行くことのみが唯一無二の正解ではないし、負け組でもない。現に、私たち親子は、不登校に向き合ってからのほうが本質的に良い関係を築けるようにもなりました。圧倒的に「親」になったし、「子ども」として過ごしてくれている。

きれいごとばかりではないし、悩みも迷いも山ほどある。
それでも、我が子がそのまま笑える世界につながる可能性があるなら。バタフライエフェクトを信じて、ライターとして文字を綴り、世に放ちたい。

この子が幸せになるために、書いていく。

――それが私の2025のテーマになりました。

そんなはじめの一歩。自ら企画を持ち込んで形になったのが、レギュラーライターとしてお世話になっているOTONA SALONEの新シリーズ「不登校の答え合わせ」です。

いまや40万人にのぼるともいわれる不登校児童生徒。我が子の不登校に直面した親たちは、動揺し、未来への不安を募らせがちですが――不登校を経て大人になったかつての当事者の中には、「不登校があってこその今」と捉えている人も少なくありません。

この「不登校の答え合わせ」は、登校への困難を抱えたことがある方々の経験を深掘りするインタビューシリーズ。当事者の「あの頃」を辿りながら、今だから語れる思いをお届けします。

OTONA SALONE「不登校の答え合わせ」より

私自身の経験や、我が子のことをありのままに書くという方法もあるけれど……嵐の真っただ中にいる以上、娘のプライバシーは無視できないところ。何より、この選択が良いことなのか、結果的に良くない方向への一歩なのか?――私の「今」をどう価値づけていいのか、まだわからない部分が多い。

だから、せめて、今できることを。
そんな思いを詰め込んで。

\Special Thanks/


「過去の経験を語ってもらう」というのは簡単ですが、その当事者にしてみれば、思い出したくない過去もあるはず。とても繊細な判断だと思います。まして、ネット社会の中でどんな声が寄せられるかもわからない中、勇気を出してご協力くださったこと。感謝と尊敬の念しかありません。本当に、本当に、ありがとうございます。

みなさまの力を借りながら、自分の思いを込めた企画を形にする。その道のりは、尊くて、幸せに満ちた時間でした。

配信翌日(2/26 19:00)時点でのデイリーランキングでは1位と、たくさんの方にお読みいただけているよう…!

早速、Xでご感想も……!

不登校当事者も、そうではない育児に対峙している方も。
お読みいただけたら、とてもうれしく思います。
たくさんの方に届きますように。


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▼前編

▼後編

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矢島 美穂|本の言うことを聞くライター
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