福岡に帰った5日間 #1
10/15に福岡に帰って、16日はお休みをとって朝から夜まで逢いたいひとに逢い、行きたいところに行きまくり、17日から3日間久しぶりの薬院の店頭に立ち、その3日間は仕事前後の朝晩で逢いたいひと行きたいところに行き、20日にミーティング後、大阪に帰ってきました。
逢いたいひと、行きたいところは、全然十分じゃなかった。まだまだいるよあるよ、そんなの当たり前だ。そんな中でも、詰めに詰めた中からいくつかに分けて書き残そう。
福岡に帰った瞬間、空港で飛行機から降りた瞬間、夕陽がとてもきれいでね、心がきゅっと温かな気持ちに包まれました。はじめての体感。
帰ってこれたことにホッとしたのかもしれない、福岡が迎えてくれた気がした瞬間だった。
自分の家は、入居のときの香りにリセットされていた。
どうみても私の家なのに、香りが違う、生活感がない。洗剤の香りも、玄関とクローゼットに置いていたお気に入りの香りも消えていた。
それには、なんだかさみしくなった。
1人で暮らして、1ヶ月いないとこんなことになるのだと初めて知った。お掃除して出発しててよかったとも思った。
荷物を置いて、テレビも付けずにソファに腰掛けた。香りはどこかにいってしまったけれど、自分の家。実家とは違う自分の家が私にはもうあるんだなと、なんだか改めて実感した。
そして、少し寂しくなって、本当は次の日に行こうと思ってたけど、やっぱり行きたくなった。出張の荷物をそのままにして財布だけ持って家を出た。
お店に入ると、いつもの夜のスタッフのみんなが、わあ!と笑ってくれたのが、ただうれしかった。向かったのは、家から徒歩数分のところにあるREC COFFEE薬院駅前店。私がこの街に引っ越してきてから、ずっとお世話になっているコーヒー屋さん。
ひとりのときによく座る席に座った。
ケニアの豆をゴールドフィルターで淹れてもらった。
再びホッとした、わたしは帰ってきた。
みんなにおかえりをもらった。
9月の出発に向けての毎日の中、「新店舗の立ち上げがんばろう!」「大阪好きだから大丈夫!」という気持ちもちろんたっぷり。でも、やっぱり不安や心配もあるわけで。でもそんなことを職場のみんなには表立って私は言いたくなくって、けど、それは消えるわけじゃない。
そんなとき、このお店のみなさんにはとても支えてもらっていた。お店仕事が終わってRECに行って、残りの仕事をしたり、ただおいしいコーヒーやデザートやサンドイッチを味わったり、お店のスタッフの方々やそこで出逢ったお客さん(もはやお友達)とたわいもない話や、時には真面目な話をしては、家に帰っていた。1ヶ月も行けないのだ。いつも寂しさを紛らわしつつ、迫る出発の日を数えていた。
1ヶ月が長いか短いかなんてひとそれぞれ違うと思う。「たった1ヶ月の出張で大げさだ」って思ったひともきっといただろうな。
いまの私には1ヶ月はとても長かった。
出発の数日前から前日にかけて、RECの関わりあるみなさんには、色んな形で、私の想像を遥かに超えて、厚く送り出してもらった。
そして大阪にいる間もエールをくれていた。
どれもほんとうにうれしかった。心強かった。きっと、少しは私と同じ気持ちでいてくれた、そう自惚れてもいいかな。
わたしの大切な居場所のひとつ。
いつも心からありがとう。
この場所との繋がりは、この流れで話し出すととても収集がつかなくなるので、この辺りで終わり。でも、大好きで大切で、とても縁を感じているのは本当のこと。
実は大阪滞在中に、私が働く阪急百貨店のお隣の阪神百貨店のコーヒーのイベントに、REC COFFEEも出店するという巡り合わせ。大阪にいてもRECのコーヒーが飲めた、逢えた、うれしかったなあ。
この福岡に帰っていた5日間は皆勤賞。
なんなら、出勤前にモーニングコーヒーにも2度行ったし、天神店も博多マルイ店にも行けた。(県庁まで足を運ぶのは難しかった。。)
1人で行ったり、友だちと逢ったり、どんな形でも合う、いい空間だと私はいつも思っている。そんな場所って本当に貴重なのだ。
おいしいコーヒーたちも
いい空間もそこにいるみなさんも大好き。
そんな気持ちを改めて持てた5日間。
1度戻ると、再びの別れの悲しさが募りすぎた。
最後の夜は、あのカウンターの椅子から離れたくなかったな。好きだな、まったく。
つらいときのためのドリップパック、
うれしかったよありがとう。
どうしようもない夜に淹れて飲みます。
大阪にもあってくれたらいいのにって何度も思ったけど、
でも、福岡に在ってくれるからいまはいいんだ。
隠し撮りしたら、
みんな見事にボケたポートレートモード。