私が長く元気に走る方法
昨日は朝からオーナーとミーティング。
その後店舗へ出勤。ごく普通の1日だった。
すると、夕方から、急に左足甲が痛みだした。見ると赤く腫れている。
お店から徒歩で帰るのがとても辛いほど痛かった。
痛まぬようにゆっくりゆっくり歩いて帰った。
横断歩道の青信号を時間いっぱい使って渡った。
本当は駅の方にあるスーパーに寄って帰りたかったけど、道のりにあるコンビニにした。
なんとか帰りついた。
靴を脱ぐのもつらい。靴下を脱ぐのはもっとつらい。
知らぬうちに赤みは足首まで及んでいて、
むくみも合わさってさらに腫れていた。
泣きたかった。
こんなときは誰かに話したい。
聞いてほしいお母さんはいないし、
おばあちゃんに連絡したところで心配するだけだ。
どうしたらいいかも分からなくて、オーナーのみゆ紀さんに連絡した。
(オーナーはもちろん上司だが、私のプライベートな部分でもとてもお世話になっている。感謝。)
泣き言も言ったが、とりあえず明日朝一で病院に行くようにということで、会話は終わった。
寝る前、痛すぎて痛すぎて、
ひとりの部屋でわーわー言いながら泣いた(それほど痛かった)。
お布団に入ってからもなかなか寝付けず、鶴をかけて励まされた。
翌朝。
人生で初めての整形外科に行った。
その類の症状とはいままで無縁な健康体だった。
レントゲンも初めて撮った。
血液検査も記憶の中では初めてだった。
(学生のときに受けたようなないような)
足の痛みはレントゲンを見る限り問題はなく、
血液検査の結果から、菌が入って炎症を起こしているのだろう、ということだった。抗生物質を処方しておきます、と。
問題はそのあとで、
「ひどい貧血ですね。。鉄欠乏症貧血。」と。
「え・・・(絶句)」
そう、私は全くの無自覚貧血。
そのまま整形外科から内科へ移り、改めて説明を受けた。
めまい、立ちくらみを起こしたことはないし、
症状に関する心当たりは全くない。私、とっても元気。
先生がいろんな貧血の原因を説明してくださる中で、
「食生活はどうですか?」との質問に
『それは全く自信がないです』と即答。
先生も苦笑、「これはもう慢性的な貧血ですね〜」と。
鉄剤を処方してもらったが、一過性のもの。
食生活を改めることはもちろん、
原因をちゃんと突き止めるために、今後もいくつか検査をすることになった。
足の痛みを診てもらうために行ったのに、
貧血の診断をもらうなんてこれっぽっちも思わなかった。
去年、あのハードさでも元気に過ごせていたので、
私は健康体だ、丈夫な体だと思っていた、そんな矢先のこと。
自分のことを健康体だとは思っていたけど、
健康な生活は送れている自信は全くなかった。
実家を出てからずっとそうだ。
実際に食生活の改善は今年の目標にも定めているほど、その点の自覚があった。
ここ数年の、まるで家がほぼ寝る場所と化した生活スタイルでずっと健康でいられるほど、私の体は鈍くはなかった。きっと私が見ないようにしていただけで、いろんなところに負荷がかかっていたのだろう。自分の体とは相談しながら生活してきたつもりだったけど、私が体のためにやっていたのはその場の対処療法であって、短距離を走り切るようなこと。
長い距離を休むことなく走り続けるには、無理があったんだと思う。
気づいてあげられなくって、ほんとうにごめんね。
お母さんも、お母さんの妹の叔母さんも、貧血持ちだった。
二人とも頑張り屋さんで同じ婦人科系の癌で早くに逝ってしまった。
家系的なものもきっとある。
”だから、気をつけなさいよ”と言われたこともある。
気をつけるって何を・・と思っていたけど、
今日診断を受けて気をつけることがわかった気がした。
今夜もまだ足の痛みは続いている。
薬は処方されたけど、週末の10zineの出展を今回断念することにした。
2/1夜のシンガロンパレードの福岡公演も
もちろんお手伝いする予定だったけど、このままでは使いものにならない。
観に行くことはなんとかできるだろうか。
どちらもの決断もすごく悔しくて、すごく凹んでいる。
でも、痛みが生じなかったら、
貧血には気づかずに私は「まだ大丈夫、これくらい大丈夫」って
私を動かしていたと思う。
だから、これは気づきのタイミングだったんだと思う。
悔しいけど、きっとそうだ。
私は元気に長く走り続けたい。
お母さんたちの分まで、精一杯の夢をみて、
その夢たちを叶えていきたい。
楽しいことをもっともっとたくさんしたい。
気づけてよかった、そんな29歳目前。
早く、よくなりますように。
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