造立中の大仏、見た事ありますか?(東京に新しく大仏ができるって聞いて行ってきた。)
みなさん、初めまして。
仏像大好き、みほとけです。
仏像がだいだいだーい好きなみほとけに(2度言うな)
黙ってはいられないこのニュースが飛び込んできました。
「あの鎌倉大仏を抜く12mの座仏建設中 東京・日の出(朝日新聞DIGITAL)」https://www.asahi.com/articles/ASK9G4CVHK9GUTIL01B.html
「!!!」
鎌倉市民のみほとけは目を疑いました。
「おうおうやってくれるじゃないか、東京都さんよぉ!」
※この大仏の造立に都は関係しておりません。
どんなもんなんだ!?
ってか、、建設中の大仏が見られるのは、今だけかもしれない、、、
この大仏を造立しているお寺さんへお電話をしたら、快く取材OKのお返事!!
こんな無名のタレントでも受け入れてくれるなんて!なんて慈悲深いんだ!!
いざ参らん!スタコラサッサ〜と訪れたのがコチラ
【 塩澤山 宝光寺 】さん
(HP http://mainsite.main.jp/houkouji/index.html )
写真は総門。中には素敵な伽藍(建物)が7つもある大きなお寺。
戦国時代からの歴史があるお寺なんですね〜。
場所は東京都西多摩郡日の出町にあります。
最寄駅はJR五日市線の武蔵引田駅。
単線。これがJRで、東京都!
なんとも、のどかな風景に深呼吸しちゃいます。取材は12月某日、お天気も良くて、ポカポカの小旅行。
さあ、門をくぐって羅漢像さんたち・金剛力士像さんたちに迎えれれて、本堂でお参りをして、
ピンポ〜ン!みほとけで〜〜す!
すると、こんにちは〜と気さくな感じで現れたのは、
今回取材に答えてくださる宝光寺のご住職・八坂さんです!
建立現場を行き来するので作業着での登場。
お忙しい中、寺務所でたっぷり、私の質問に答えてくださいました。
ただ今建設中なのは、その名も「鹿野大仏」(ろくやだいぶつ)。
江戸時代、このお寺がある山で病気・怪我・特に眼の病気が治ると言い伝えのある、”鹿野の湯”が湧き出ていて、庶民に大人気だったそうな。そこからとって
名付けられたんですね〜
もしかしたら、この大仏さまにも同じようなご利益があるかもしれませんね〜
他にも山ほど聞いたお話があるので、インタビュー詳細は別記事をご覧ください。→ こちら
で、寺務所での取材が終わり、
住職)「じゃ、見ますか、うちの大仏。」
み)「ぜひとも!」
いよいよ建立中の大仏さんにご対面!
寺務所をでて、ご住職の運転する車でお寺の背中側にある小高い丘を登ります。
ではお待たせしました!丘を登って見えて来る大仏さんの姿が、コチラ
ど〜ん!
これは大仏の背中。後ろ姿です。バックサイド。
後ろ姿しか写真が撮れなかったのは、大仏さんの体の前がまだほぼ崖になっていたんです。
4月の一般公開に合わせて、丘に参道を作っている最中でして、工事中で前側に入れず、裏から回った場所から到着したみほとけでした。(今は前から登れるよ!)
この大仏さんは山形県のパーツ工場にて各部位が作られています。
それが車でトコトコ運ばれてきて、乳首から下まで積み上げられてる最中です。
それにしても、このロボ感!!
たまんねぇ。工事現場クラスタの皆さん、ロボットクラスタの皆さん、届いていますか、こんなロボ感ある建設現場、いかがですか。さぁ。もっと色々みていきましょう!
傍らには
肩!
肩!!
脚立などと比較して伝わるでしょうか。高さ3mくらいある、肩、です。
大仏の肩にもうすぐ積み上がるからね〜待っててね〜と語りかけていると
その横には
ん?
ん!!
螺髪だ!!
大仏さんのチャームポイント、パンチパーマではないですか!
ブルーシートに包まれて大切に保管されていました。
で、大きさは……
触らせていただきました〜!
大仏の螺髪を撫でた女はもしかしたら日本初じゃないですか?!
私の手のひらと比較してもこの大きな1パンチ。これが何百パンチも頭についてるんです。
大きな頭、、、、感心していると、
住職)「じゃ、足場登ってみますか?」
み)「え!?いいんですか!?!?」
大仏さんの周りの足場を登らせていただけることに!!
わお!足場の第一歩です。
よく見ると、、、
これは、すごい。
大仏さま、溶接されてる真っ只中です。
なんだか生々しい!
で、やっぱり感じるのは
ロボ感!!
たまんねぇ〜〜
さぁ〜まだまだ、ぐんぐん登って、きた!
ん〜〜ん、ナイスロボ!!!
ここはちょうど乳首あたり。この胸板、意外にもこんなに膨らんでるんですねぇ!
マッチョタイプの大仏になりそうですね。
青銅を塗る前の下の金がまだ残っています。
で、行っちゃいました!
ちょうじょーーう!!
これは、一番上にある、先ほど触った頭部が来る予定の部分です。頭の中はこんな赤い十字で支えられてるんですね〜(なんか語弊がありそうだぞ!)
この赤い骨組は完成したら取るらしい。
下を覗くと
をぉぉ〜
ロボ〜〜ぉ
意外にも大きさに対しては厚みはそんなにないのかな?
中から、外から、しっかり固定。でも中は空。色即是空。空即是色。なむ!!
振り返って前を見ると、、、
じゃじゃ〜ん
鹿野大仏さんが実際に目にする景色です!
良いお天気も手伝って、多摩地域が一望できました。
この景色が、「宝光寺を多摩の仏教発信地にしたい」という願いを表しているように思いました。
完成されたら、雨のひも晴れた日も、鹿野大仏さんがこの地域を見守ってくれてることでしょう。こだわりの詰まった鹿野大仏さんの暖かい目線が届くこと間違いありません。
ちなみに、よく見ると向こうに東京サマーランドも写っています。探してみてください。
頂上で記念撮影、パシャり。
造立チームの皆さんとも、パシャり。
チームの皆さんのお気に入りのパーツを伺うと
「顔」
だそうです。
こんな大きなパーツをズレなく積み上げるのも職人の技!すごいです!
こんなロボ感溢れる建設現場を見ると
「街のピンチに、大仏さんが立ち上がって助けに来てくれるんじゃないかな」
「街のピンチに大仏が動き出す、操縦するのは八坂住職。ひたいの白毫(眉間にあるホクロみたいなやつ)から光が出て辺りを照らしてくれて、鹿野大仏さんの右手のひらでワンパンチ。左手に市民を乗せて安全な場所へと運んでくれる、、、それが鹿野大仏。」
なんて機動戦士風の妄想が膨らんでいたことは、誰にも言えませんでした。
さぁ、
こんな素敵な鹿野大仏さん、完成された姿はどうなっているんでしょうか?
一般公開は2018年4月11日。もうすぐ。
ぜひ一度行かれてみてください。
鎌倉超え”12メートルの大仏 観光名所に期待(テレ朝NEWS http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000121781.html )
素敵な参道には素敵なお庭も付いてくるそう!
これは楽しみだ!
みほとけ