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息子よりLine

兄が死んでも
息子一人暮らしで
いなくなっても
1ミリも寂しくも悲しくもなかったワタシ

そんな私が
昨夜から
どれだけ泣いてたのか

泣きすぎて
頭がガンガンしていた

夜も寒くなってきたし
大丈夫だろうかと
夜中に何度も目が覚める

目も腫れぼったくて
顔もパンパン

思い出すと
すぐ涙がでてきちゃう

昨夜も
今朝もぎゃん泣きした

会社に向かう電車でも
あほみたいにポロポロ涙を流し

こんな顔して
会社いきたくないし

なによりも
昼間
てんちゃんが
家をみつけて
カゴに戻ってくるかもしれない

その時に家にいなくてどうする
会社いってる場合じゃないぞ

でも月曜だし
金曜もほぼお休みだったし
とりあえず朝一いって様子みて
大丈夫そうなら
在宅勤務に移行しようと決意した

会社でも
伏し目がちで
あえて誰とも話しもせず
会社でのやることを終えて
さささっと帰宅した

家に戻ってきてるかもと
少しだけ期待して
帰宅したが

帰ってきてる様子も
餌を食べた跡もなし

ですよね・・・

窓全開にして
鳥のさえずりの声聴いたり
こちらからも
なんどもなんども
窓の外に向かって
てんちゃんが
反応するような音たてみたり
口笛ふいてみたりした

反応なし
てんちゃんの声すらしない

きっと
遠くにいっちゃったな

ネットみても
コザクラインコは
すぐカゴをあけちゃうだの
17キロ先まで飛んでいけるだの
そんな情報みてぞっとしていた

きっと無理だな~って
ほぼほぼ
あきらめていた

Instagramストーリーズ見たお友達から
励ましのLine
InstagramDM
facebookコメント
どれだけ励みになったか
みんな優しすぎよ~
いちいち泣けちゃう
あかんあかん

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パパと息子には家族Lineで
昨日夕方
報告しておいたわけで

わたし「とうとう、てんちゃんが自由への逃亡」
息子「ついにか」
これで終わっていた息子

すると
本日14時すぎに息子からLine

泣きました

こんな
沢山Lineきたことないし

こっちから送っても
全部スル~

気持ちなんて
込められたことない~

てんちゃんが
いなくならなかったら
こんな会話すらなかったはず

てんちゃんが
ことごとく
5年前から
ワタシと息子の間を
上手にとりもってくれていた

息子のそれを聞けただけで
正直
もう自分のお役目は終わった
ちゃんと成長してたんだね
ワタシもう死んでもいいぐらいの
気持ちだった

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息子Lineの中の
”なんかの小説”とは
「リボン」小川糸

少女と祖母が大切に温めた卵から孵ったのは一羽のオカメインコだった。
二人はリボンと名づけ、かわいがって育てるが、ある日リボンは飛び立っていってしまう。その後リボンと出会った人々は、この小鳥に心を寄せることで、生きる力を取り戻していく。人々の絆を描く感動作。

「BOOK」データベースより

てんちゃんを飼いだしたころに
「リボン」を読んで涙が止まらくなり
大号泣していた私
素晴らしい小説なのです

当時
中2だった息子にも
「めちゃいいから読んでみるといいよ」
って貸した記憶
内容も
覚えていたんだなと感心した

てんちゃんが
いなくなった意味は
息子との
関係性・絆を
また深めてくれるためなのか?

ひとりしみじみしていた


続く

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10/24㈫朝追記

ご心配をおかけしちゃうと
アレなので・・

昨日18時
近所を捜索し終わり
あきらめて
自宅に帰ってきたところ
いろいろが重なり
さらなるキセキが!

もったいぶって
ごめんなさい

結果は
想像される通りかと

どうしてもいきさつを
綴りたくて
本日夜
連載します

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小川糸さんの世界観が大好き
とっても繊細で
とっても優しい


可愛い表紙~これだけで癒される