【日本ダービー2023】本命にできる馬、1頭しかいない…データクラッシュはあるのか? これから馬産が抱える大きな問題と関係しているかもって話【予想】
当たる自信度、0.4%。
いよいよ、日本ダービー。まあ以前から言ってきた通りなんですけど、買える馬がほとんどいない…w 先週のオークスも相手で荒れる臭いがしましたけど、正直このレースはその100倍は意味がわからない。
そういう意味でも楽しみですよね。
今年最後の3歳戦だし、ちゃんと予想しますよ。まっったく自信ないけどw
おさらい。日本ダービー、何で今年は買える馬がほとんどいないかって言うと去年までのデータに照らし合わせると傾向的に買える馬がほぼ皆無っていう笑えない状況になってるからですね。この買える馬って言うのは、文字通り1着になる馬って言う意味です。
血統とかデータとかよくわかんない…っていう人のために具体的に例に挙げると以下の3つ覚えておけば良いです。
・重いノーザンダンサー系を持っている馬は勝てない(サドラーとか)
・青葉賞組はグレード制導入以後で見ても相性ウンコで勝てない
・21世紀に入って前走乗り替わりから勝ったのは福永騎手の1回だけ
これが、近年でずっと言われ続けている日本ダービーの傾向ですね。青葉賞組が相性悪い理由とか騎手乗り変わりが勝てない理由とか、割とハッキリとした原因があるのですけどまぁそれは今は置いておいて…。
で、これらを予想上位人気順に見ていくと…
・ソールオリエンス…サドラー持ち×
・スキルヴィング…青葉賞組×
・ファントムシーフ…サドラー持ち×
・タスティエーラ…父ノーザンダンサー系×
・ドゥラエレーデ…前走からの乗り替わり×
・ショウナンバシット…サドラー持ち×
・メタルスピード…サドラー持ち×
・フリームファクシ…前走からの乗り替わり×
・ハーツコンチェルト…青葉賞組×
・シーズンリッチ…前走からの乗り替わり×
見ろよ、この地獄のような光景を…w マジで買えないんですよね。基本的に、ダービーは母系に軽い血統やスピード色が強い血統が入っているのが絶対で、その影響が少ない馬は勝ち切れないっていうのは、これはもう従来傾向通りで血統で予想をするっていう条件なら絶対なので。
だから前も言いましたけど…
「従来の傾向を見ても上記出走馬は今年のダービーに向いている!!」
とか言い出すメディアがいたら、そんな連中は大ウソつきだって話なんですねw 当たるとか当たらないとか、勝つとか負けるとかじゃなくて前提として普通にウソついてるので。
普通に考えて、母系が比較的重いイクイノックスやエフフォーリアが母系が軽い血統に負ける舞台って考えたらわかりやすいと思う。
ようは、今年のダービーの予想の正しい在り方って…
「血統的にもローテ的にも騎手的にもデータクラッシュが起きるかどうか」
が焦点なんです。これが今年のダービーに限っては絶対の前提。
競馬に絶対はないとか言いますけど、これは絶対ですね。
これが、ファン界隈でも今年のダービーはデータクラッシュが起きる可能性が高いって言われてる理由ですね。上位人気のほとんどがデータクラッシュ該当馬なので。オイラもそうなるんじゃないかな?って結構思っています。
ソールオリエンスとかスキルヴィングって普通に強いですからね。
で、面白いのがやっぱりハイリスクのデータクラッシュを希望する人たちの方がローリターンの固い馬券を望んでいるっていう点ですね。上記を見てわかる通り、本線を狙うなら近年では勝ち馬がほぼ出ていないサドラー持っている馬とか、ダービーとの相性が悪い青葉賞組を頭で買わないといけないのでツライですよね。
ただ、これらの馬が勝っちゃう可能性があるっていうのもきちんと理由があって、それが大本命であるディープ産駒の不在です。ディープがいなくなってしまったから、それに代わる新しいダービーに強い血統体系を考えないといけないっていうので、今までとは全く違う傾向で勝っちゃうって言う流れは決して無いとは言えないんですよね。
上記みてもメチャクチャわかりやすいですけど、本来ならあんまりダービーと相性の良くないサドラー持ちがワラワラいますので。この理由ってわかりますかね? きっと、色々な人が推測してるんでしょうけどオイラにも血統的な考えはありますよ。
その中の理由に、現状の有力後継候補にサドラーが入っているっていう点が大きいんだろうなぁって邪推していますw
具体的には、父系にサドラー持っているエピファネイアとかモーリスとかのことも考慮して、今後はこういう血統を活躍させたいんだろうなぁっていう意図が容易に見て取れるって感じですね。これは特に、これらの産駒が繁殖牝馬に回ったときにも重要なんですよね。
実際に、今エピファネイアの種付け料ドエライことになってますから。今後、これだけ質の良い繁殖を回したんだから優良な牝馬が多く生まれることも容易に予想できるので、重いサドラーを持っているからダービーではその牝系が活躍できません…じゃ今後の産駒が売れなくなるし話にならないですから。これは繁殖に回ったモーリス牝馬でも同様ですね。
特に、馬産はこれからこの手の繁殖を大量に抱えることになるので。例えば、いま大量に種付けされてるサートゥルナーリアもそうですよね。シーザリオ牝系は例外なくサドラーを持っているので、この手の血統が日本の超高速馬場で対応できなくなると、馬産のダメージめちゃくちゃデカイです。
ここらへんも、やっぱり馬産の人達ってマジで頭良いですからね。絶対に先を見据えて考えていると思う。だから、こんだけ今年はサドラー持ちにこだわってるんだろうなぁ…とオイラなんかは邪推してますw
今までは、ディープいればとりあえず馬券に入れとこうかって考える人メチャクチャ多かったですから馬券を買う方としてもツライですよね。
だからこそ、今年のダービーは見て楽しむレースだっていうのがオイラの見解です。どうなるかなぁ?と。
で、血統とかデータとか全部含めて完全に今年もその傾向に合っている上位人気馬は?っていうので言うとコレは1頭だけですね。
サトノグランツです。
サトノグランツの父親のサトノダイヤモンドって、速い時計決着に強いアルゼンチンの影響が強いんですよね。しかも、サトノグランツは父母双方にこのレースに強いダンジグを持ってるって言うのが大きいです。
母系に関しては、近年の勝ち馬で言うとロジャーバローズにかなり近いですね。ロジャーバローズと違ってリファールの代わりにニジンスキーが主張してるんですけど、ここらへんは父母ダンジグを見るとそれほど重いとは思わないです。
ノーザンダンサー系の主張が強いものを選択したい場合は、中距離~クラシックディスタンスの超高速馬場では、少なくとも日本ではダンジグかヌレイエフが鉄板なのでやっぱりここらへんの傾向が崩れるかどうかが見ものですね。
じゃあ、こういうデータ的なところを抜きにして従来までの血統的な考え方だけで面白いのは何なの?っていうと、これももう即答できますね。
ハーツコンチェルトです。
血統だけで予想をする人なら、第一選択肢としてこの馬を挙げない人はいないってレベルで、この馬以外に今年はいないですw 母系が完全にアメリカダートのスピードタイプで、近年のダービーで強いダンジグも持っているので。こういうタイプが、例年ならダービーを勝つ馬です。
ほんと、なんで青葉賞に行ったんだろうか…w
次点ではドゥラエレーデですかね。普通に母系が良いなぁと。
ドゥラエレーデの母系のマルペンサってサトノダイヤモンドの母ちゃんなので。サトノグランツが走るなら、この馬も走っておかしくないですね。ただ、やっぱりオルフェーヴルがちょっと重すぎるのかな…って思いはありますね。
シーズンリッチも面白そうなのですけど、この馬も母父ハーツがちょっと…って感じ。同じように母父ハーツの全盛期エフフォーリアですら勝てなかったことを考えると、休み明けで全馬ぶち抜けるくらいの能力あるのかな?っていう疑問がある。ただ、血統は面白いですね。
ここらへんまでが、正直オイラは従来血統通りの結果と言われても納得できる範囲ですね。
まぁこんな感じで、従来までの傾向通りだと上位人気陣で勝てる可能性があるのはサトノグランツだけで、データ無視しても血統的にはハーツコンチェルトしか頭では買えないって結論です。
ということで、大人しくどうなるか結果を楽しみにした方が良いと思うw
ハッキリ言って、1%も自信ない。
データクラッシュ気にしながら、やっぱりソールオリエンスやスキルヴィングが勝つって予想する人も今回は一杯いるでしょうね。気持ちはものすごくわかるw
まぁ、オイラ達のような血統で予想するタイプは何が勝ったとしても…
「あぁ今後はこういう血統やデータで馬券を買えばいいのね。」
で終わりなので。
前々から言ってますが、少なくとも血統なんて結果論ですからね。今年は負けても来年に勝てば良いと思いますよw オイラが今期、馬券アタマおかしいくらいに当たってるのもそういうことですし、それができるのが血統の面白いところなので。
あと乗りで、良いところだけ綺麗にすくい取っていきましょうw
ちゅーことで、本番が楽しみじゃ(/・ω・)/
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