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【フォワ賞】世界のホースマンよ見てくれ、これが日本近代競馬の結晶だ!受け継がれる血のロマン…ディープボンド快勝【キズナ×キングヘイロー】

興奮しすぎて2時間しか寝てないw 助けて。

フォワ賞、ディープボンドが快勝…!! いや、中身的には圧勝と言っても過言ではないほどのデキだった。ディープボンド、スタートから凄くてロケットスタート。オイラは、あの美しくて綺麗なトビの走りが欧州と合っていないんじゃないかってメチャクチャ不安でした。でも、蓋をあけてみれば日本と同じようにあの雄大な走りでロンシャンの馬場を蹴り上げていた走ったところの土が吹き飛ぶほどの力強さで、鳥肌が立ったど…。

タイムも非常に優秀。ペースを落としすぎずに進めていって、まさかのフォルスストレート(残り600m!)からスパート…! あそこからスパートして持った日本馬初めて見ました。どんな馬でも、ロンシャンに行くと残り400mからスパートすればバテるんですよね。それをあの位置からスパートですよ? スタミナお化けの異名はダテではなかったw 現代でアレだけのステイヤーが誕生するとは…。

あ、すみません。自分、もう1回あの自慢しても良いですか? ディープボンドちゃん、人気がなかった中で自信を持ってPOGに選んだ馬ですw

ボンドちゃん

マジで一生の自慢ですわ。死ぬまで言い続けたろ。すみませんね、鬱陶しくて。でも、メチャクチャうれしいんじゃ。

何よりも、ディープボンドを見て思うこと…これぞブラッドスポーツこれが競馬ですよ、皆さん(誰やねん) 史上最強ディープインパクトが挑戦してから子どものキズナがさらに戦いに挑み、今度は孫のディープボンドが三度目の戦いへ…3代続くこの流れこそ血のロマンでありブラッドスポーツ。血統好きで良かったと思った瞬間。本当に感動した。

欧州の人も、血統を見てビックリしたでしょうね。

『キズナ…? あぁディープインパクトの子どもで凱旋門賞に来たキズナか…母父がダンシングブレーヴね。ダンシングブレーヴ!!?』

みたいなw ようやく里帰りダンシングブレーヴ。キングヘイローってなんじゃ?って欧州の人は思ってるでしょうねw この血統が日本にはまだ残ってるんだよ、と教えてあげたい。

ディープボンドの話は何回かしましたけど、やっぱりステイヤーなんですよねこの馬。キズナに関しても元々はステイヤー気質の血統背景を持っているので、他のストームキャット持ちの種牡馬とは全く違うって話はしましたよね。しかも、ディープボンドの母系って日本土着の牝系なので、文字通り…

日本近代競馬の結晶

と言えますよね。何と言ってもクリヒデの牝系ですから。クリヒデは、牝馬でありながら3200mの天皇賞を勝利した馬その牝系を大切に扱ってきた日本の馬産は本当に素晴らしいと思う。

あと、キングヘイロー。この手の話もオイラは何度かしましたよね。ここだけ見て母系は『短距離志向だ』って言う血統家の人本当に多かったんですけど、これに関してもオイラは間違いだって言ってきましたよね。本当に間違ってるんですよね。キングヘイローは元々気性面が酷くて、その影響で短距離を走らざるをえなかった馬なだけです。こうやって…

現役時代は気性面で短い距離を走っていたけど、種牡馬になって血統面から中長距離で非常に強い馬を輩出する種牡馬

というのは、昔から存在します。有名なのが、サッカーボーイなんかもそうですよね。血統は中長距離なんですけど気性がヤバイっていう。サッカーボーイはステイゴールドと同族、つまりオルフェーヴルやゴールドシップとも同じ一族なので、この一族が気性がおかしくて中長距離で強いのもわかる気がしませんか?w

キングヘイローも、気性がおかしいだけで元々はそういう血筋なのでやっぱりディープボンドの血統というのはコテコテのステイヤー血統なんですよ。

オイラは、今年の春天でもレース後にボロカス書きましたけど、本来は春天はディープボンドが完勝していたレースなんですよね。実力ではどうしようもないトラックバイアスで負けただけで。ほんと、今でもあの馬場造った連中は心底恥ずかしいことをしたって思った方が良いですよ。ああいうことするから、ディープボンドみたいな本当に強い中長距離馬が埋もれていくんです。これも再三言っていますけど、やっぱり超高速馬場は日本の中長距離路線のレベル低下をもたらしてるって思いますね。今回の結果見てますますそう思うようになりました。

今回は、陣営が勇気を持って遠征してくれたからディープボンドがこれほど強いってわかりましたけど、してなかったらこれほどの馬がずっと埋もれてた可能性あるわけですからね。恐ろしすぎる。2着のブルームはサンクルー大賞典を勝ってる馬ですし、1番人気だったスカレティはロンシャン5戦無敗な上にGⅠ2つも勝ってる馬ですからね。本当に、素晴らしいとしか言いようがない。

ついでに、と言っては悪いですけどスノーフォール。これに関しては、別に気にする必要ないんじゃないですかね。2着に負けましたけど、オイラ的にはやっぱりローテが凄く気になったので。戦前にも言いましたけど、この厩舎が主戦のムーアを置いてきてまでこの前哨戦を使うって言う選択が今までと違うように見えるんですよね。やっぱり、この馬にこの舞台を経験させたかったんじゃないかな。それだけ、凱旋門賞へ本気なんだと思いますよ。ヴェルメイユ賞負けてからの巻き返しは過去にもあるので(あのソレミアとか)別に気にする必要ないと思う。むしろ、これで人気落ちるならレースやりやすいんじゃないですかね。

そんなこんなで、興奮した海外競馬でした。ちなみに、週末の競馬は外れましたよw ええ。


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