【チャンピオンズCへの】なぜ3歳世代は最強!グランアレグリアは勝てない!コントレイルは弱い!…と言い続けてた人は『圧倒的馬券負け組』になってしまったのか。『馬券で負ける人』の典型的な思考を徹底解説【教訓】
まぁ、自分も偉そうに言えるほど当たってはないですがw
秋天~ジャパンカップを終えてからの教訓。今期、特に言われているのが4歳世代の弱さと3歳世代の強さ。オイラの記事を見てくれている人は知っての通り、自分はこの手の話は『極めてどうでも良いこと』と言ってきています。理由は簡単で、この手の話をする人はだいたい予想も外しているし馬券で負けてるからです。実際に、強いと言われている3歳世代は今月に入ってのGⅠ3連戦でついに未勝利で終わりました。ついでに、他の古馬混合重賞に出ていた3歳馬も全戦全敗です。つまり、今月は古馬重賞すら1個も勝っていません。結果的に、この世代を中心に重賞で馬券を購入してきた人はストレートな言い方をすると間違いなく馬券的には負け組です。言い訳の余地なく。
世代間の話って競馬初心者の人からすると…
『おぉ? そうなのか…じゃあ4歳世代は買わず、3歳世代を中心に行こう!』
って思うはずなんですよね。でも、世代の強さなんて時期や環境によって大きく違うのが普通です。早熟の世代もあれば、晩成の世代もある…昔から言われてるんですよ、この世代間の強さって。そのたびに、ズレた予想をして泣く羽目になっている人をオイラはメチャクチャ見てきました。結局、競馬の予想なんて諸々のレース要素や個体差で決まることなので世代間の強さとか極めてどうでも良いんですよね。結果論なので。こういうのは、結果論的に後からどの世代が強かったか!?とかファンが楽しむものであって、予想に組み込むものじゃないです。間違いなく。
こんなこと言い出したら、阪神大賞典や春天で惨敗してジェンティルドンナに文字通り力負けした先代三冠馬のオルフェーヴルとその世代は雑魚なのか?って話になりますからね。よし、もうオルフェとその世代の馬券は買わん!!ってならんでしょ? そういうこと。
で、こういった考えはやっぱり馬券で負けてしまう人の思考です。基本的にギャンブルや投資ではこの手の話が出たらもう絶対にそこには手を出さない方が良いんですよね。これは、勝つための鉄則ですね。似たような話って、株の世界でもあります。株価が上昇すると、それに釣られて多くの人が『よし! 自分も儲けるぞ!』って買い始めます。で、途端に株価が暴落するなんてことが頻繁に起きています。
これは偶然じゃなくて、株の世界ではこういった人達はイナゴとか言われていますが(酷い言い方ですがw)、この手の儲け話って既に最初に儲けた人以外は勝てないようになっているんですよね。株の場合は、人が集まった段階で利益を確定させると大きな儲けになるので、最初からそこにいる人は一気にイナゴが来たところで株式を売り払うんです。だから、後から来た人は高値で株価を掴まされてしまって、メチャクチャ大きな損失を抱えることになります。
競馬の世界は、これよりももっとわかりやすいです。競馬の場合は、オッズが変動式になっているので…
『3歳世代が強いぞ! みんな買え!!』
って誰かがいった時点で大きく儲けることができなくなります。理由は明白で、馬券購入者の需要によって適正オッズから大幅に儲けが落ちてしまうからです。仮に単勝が10倍あったとしても、『3歳世代が強い!』って言われ始めるとこれが5倍とか4倍に落ちてしまうわけです。いわゆる、過剰人気というやつです。
3歳世代が勝つ負ける以前の話で、この手の話が出た段階で既に適正オッズから外れた状態になるのは明白なので、全く妙味がありません。つまり、馬券的には既に買う価値がないんです。本当に儲けている人は、まずオッズ的に妙味のある馬から購入するか、過剰人気のあるレースはそもそも買わないようにしています。これが、馬券で勝てる人の思考回路です。
ただ、競馬で問題なのが、この過剰人気になっているという事実をなかなか本人が客観的に分析できてないという点です。
例えば、オイラなんかは性格が悪いから割とハッキリと言ってしまうじゃないですか?w なんでこんなオッズなの?っていうの。今月で言えば、やっぱりシュネルマイスターとシャフリヤールの2頭はどう見たって過剰人気だったと思うんですよね。
特に、シュネルマイスターに関しては単勝倍率からしてグランアレグリアに近かったですけど、客観的な強さの分析をするなら誰がどう見たって全盛期のグランアレグリアやインディチャンプには99%勝てないってわかるじゃないですか? これは事前の分析でもバッサリ言いましたけど。だって、全盛期のアーモンドアイですら勝てなかったんですから。
シャフリヤールも同じで、無敗の三冠馬と普通のダービー馬が一緒に走って三冠馬に勝てると思うことの方がおかしいってわかりそうなものじゃないですか? でも、割と本気で冷静になれずにこの部分を看過してしまうんですよね。この点に関しては、実は予想をする人が悪いとは全く言えないのが難しいところで…。
というのも、競馬の世界にも同調圧力というものがあります。
『あれってこうだよな? な? なぁ?』
って声のデカい誰かが言い出すと、皆それに納得しちゃうんですよね。実は自分が洗脳されてるってわからなくなる。怖いことですけどね。コントレイルに関してもそうですけど、普通に考えて無敗の三冠馬が弱いなんてあるわけないって冷静に考えれば小学生でもわかるじゃないですか? でも、やっぱりある種こういった洗脳がされてる状態になると自分の頭でモノを考えることができなくなるんですよね。実は、オイラも昔は周りの意見を聞いたりSNSの情報とかを信じて馬券を買ってた時期がありました。でも、案の定さっぱり…w だから、予想をする人が悪いとは全く言えないのも難しいところです。
じゃあ、日本競馬でこの声がデカい連中が誰かって言うと、言わなくてもわかる通り競馬マスコミです。特に、コントレイルの強さを理解できなかった人が多かったのは、競馬マスコミが行った去年の史上最悪の年度代表選考による競馬ファンに対する刷り込み・洗脳が原因です。オイラは、このメディアのいわゆるプロパガンダに関してはもはや何度も言っていますよね。
『あなた、洗脳されてますよ。』
と。過去にここでも何度も何度も何度も何度も書いてますから↓
オイラは、もう1年も前から…
『去年のJCはメンバーの割に空前絶後の低レベル。強い競馬をしたのはコントレイルだけ。』
って言い続けていました。その結果、今年のJCがどうなったのかは皆さんの周知のとおり。まぁ、言うてオイラもコントレイルの心身面や福永騎手の騎乗ぶりに対して全幅の信頼を置いていたわけではないので偉そうに言えないですがw
ただ、問題はそこじゃなくて競馬マスコミが心身で既にズタボロだったコントレイルを称賛するのではなく…
『去年のJCは凄い! レベルが高い! 過去最高!』
と、言い続けた影響で普通の競馬ファンに…
『去年のJC>>>クラシック三冠』
というとんでもない刷り込み(洗脳)を行ったことです。これが行われたことによって、競馬ファンの無意識下に『コントレイルってたいしたことない』という普通に考えればありえない常識が植え付けられていきました。その影響で、普通の競馬ファンは『去年のJCを頂点』とした明らかに間違った方向性での馬券の組み立てを行っていったので、このレースの上位馬が人気となり、その後の前哨戦ですらメチャクチャな荒れ方をしたのは記憶に新しいですよね。じゃあ、競馬マスコミは何故このようなことをしたのかというとあの史上最悪の年度代表馬選考の大失態を塗り潰すためです。
今年、JCを文字通り圧勝したメディアのコントレイルへの論調で、既に違和感を感じている人が増えているのはとてもいい傾向ですが、やっぱり今見ても吐き気がするほど気持ち悪いじゃないですか? 現在進行形で…
『三冠馬の誇りを取り戻した! 名誉を守った!』
とか本気で書いているメディアもいますけど、そもそもその三冠馬の名誉や誇りに対して何の栄誉も称賛も与えずに済ませたのが去年の年度代表馬選考だろう、って話ですから。キミらが指摘して良い名誉や誇りなんて1つもないよ?って話でね。
冷静に考えても、このあたりの刷り込み・洗脳は本当に恐怖でしかないですよね。少なくとも、三冠馬の栄誉や誇りを指摘して良いのは、去年の年度代表馬選考で『コントレイルに投票した記者だけ』なんですから。コントレイルに投票をした歴史や伝統、そしてクラシック三冠馬の重みを知っている記者さんがこれを言うのは正しいですよね。
でも、それ以外の人間は間違いなく、『去年のJC>>>クラシック三冠』という評価を下したわけですから、そもそも彼らには…
『JC勝ち馬よりもクラシック三冠馬への敬意も尊敬もない。』
ことは明らかです。
『クラシック三冠馬の名誉も誇りも歴史的な価値も理解せず、別の馬に投票した連中がいまさら何言ってんの?』
って冷静に考えたらこの強烈で吐き気のする矛盾点に気づくんですけど、やっぱり一年を通して洗脳されてきた競馬ファンってなかなかここから脱却できなかったんですよね。こんなにも恐ろしいことは無いですよほんと。自分たちがやってきたことをこれほど堂々と無かったことにしようとしているわけですから。自分がメディアに情報統制されてコントロールされていたって気づけてないんです。
競馬の予想も全く同様で、結局は情報分析がとても大切になる競技です。その中で、どの情報が正しいのかをきちんと立ち止まって考えなくてはいけません。オイラは、自分の考えが100%正しいとは思っていなくて、正解って一杯あって良いと思っています。なので、別にオイラの意見が正しいわけでもないです。というか、予想や馬券当てたら勝ちですからわかりやすい世界ですしね。ただ、注意が必要なのがやっぱりいま流れている情報が本当に正しいかどうかをきちんと分析するという点ですね。
おそらく、今後の展開としては…
『なんだよ…シュネルマイスターもシャフリヤールも期待外れ…。3歳世代強くないじゃねぇか…! もう買わねぇ!!』
という意見と同調圧力がまた出てくるはずです。もうわかっていますね? こうなったら買いですw 流されちゃダメですよ?
結局、こういった情報は冷静に見て一度立ち止まって『本当にそうなのかな?』って考えることが大切です。少なくとも、これができたら大きく予想を外すなんてことは無くなるはずです。今週はチャンピオンズCですが、こういう観点から一度俯瞰的にレースを見返してみると、良い馬券が当たるかもしれません。
まぁ、オイラはこのレース3年連続で外していますが(/・ω・)/
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