【オークス2022】迷う人が多いんだろうなぁ…と思う難解なレース。根幹距離とか非根幹距離とか言うオカルトが何故負け続けるのかを含めて徹底解説【予想】
難しくないけど、難しい。
今週はいよいよオークス。牝馬クラシックの総決算ですけど、難しいですよね。予想は別に難しくないんですけど、傾向を当てるのが難しいというか。まぁそんなこと言い出したら全部そうなんですけどw 難解やなぁと。
肝心の傾向。ハッキリと全然自信ないですね。自信度で言えば、一番自信がなかったフェブラリーSくらい自信がないです。先週の予想もそうですけど【マイルvs中距離】の戦いって前提で偉そうに能書きを垂れて話を進めて、『今回は中距離向けになりそうだからマイル寄りの馬は無い』って話をして挙げたマイル寄りの馬が全部上位に来たんですよねw 笑うしかない。
まぁそういう意味じゃ、ある意味メチャクチャ正確な予想はできてると思うんですけど、当日にアレだけ馬場傾向が軽い方に変わると思わなかったので、少なくともあんな感じになるとオイラには事前に当てるのムリなんですよね。馬場見て予想するタイプですし。
って、なんでこんな話をするのかっていうと今週も週末は雨模様だからです。本当に雨が降ってくれるなら別に良いんですけど、先週も全く同じ感じで言っていて実際の週末は普通に雨降らなかったですからねw どないやねんっていう。このままだと、また真逆の予想をして泣く羽目になりそう。
なので、傾向を読むのが容易じゃなく難しいんですよね。単純にデータ予想でもしようかなぁと思ったんですけど、まぁでもそれだと全然面白くなさそうですし。
なので、根幹距離とか非根幹距離とかいうオカルトと合わせて予想でもしようかなぁと。
オークス自体の傾向ってわかりやすくて、簡単に言うと8割がたは…
【菊花賞とか春天に強い血統を買ってりゃいい】
って感じです。牝馬のレースで言えば、将来的にエリザベス女王杯で活躍できそうな馬ですかね。
去年も似たような予想をここでもしてて、『短マイル寄りって舐められてるキズナ産駒を買ってりゃ良いんじゃないの?』って話をしてファインルージュを買ったらハギノピリナが来たっていう爆笑もんの結果になったんですよね。そっちかよ、っていう。
思えば、あの時からファインルージュの取捨に悩んでた気がするw
なんで菊花賞とか春天、エリ女に強い血統が激走するかっていうと、単純にスタミナと持続力が求められることが多いからです。ようは、中長距離、長距離向けの持続力ですね。
オークスというか牝馬戦線や古馬のGⅠ戦線の分析って面白くて、モノの考え方として統計的に正しい考え方ができているかどうかっていうのが一目瞭然でわかるレース体系になってるんです。以前に言ったことあると思いますが、一応オイラは統計学を専攻してたのでそこらへんは信用してもらって大丈夫だと思う。
例えば、ステゴ系とかキズナ産駒ってよく今は非根幹距離が得意とか言われるじゃないですか? キズナなんて現状ですら根幹距離の方が重賞勝ってるのに。まぁ、実際に有馬記念やエリザベス女王杯、阪神大賞典とかアカイイトやディープボンドが活躍していますから、全然間違ってはいないんですけどね。
でも、これって統計的には典型的な騙しのテクニックで馬券で負ける人のモノの考え方なんです。理由わかりますか? メチャクチャ単純な理由で、牝馬戦線の中長距離路線ってオークスの2400mが最長で、古馬戦線に至っては2200mのエリザベス女王杯しかないからです。
なので、牝馬の中で晩成型で中長距離が得意な馬がいたとしても、古馬になると選択肢として2200mのエリ女しかないので、このレースを勝つ馬は自然と非根幹距離が得意な馬になります。このレースしかないんだから、そのレースが得意で当たり前なんです。つまり、統計でもなんでもないんですよねこれ。完全なオカルトです。
実は、古馬戦線でも同じで中長距離区分(2101m以上~2700m)に設定されているレースが春開催のGⅠには非根幹距離の2200mの宝塚記念しかないので、ここに出走して勝利した中長距離馬は自然と非根幹距離が得意な馬に認定されます。当たり前ですよね、それしかないんだからw
秋開催でも同じで、同区分の混合GⅠはJCと有馬の2つしかないので、ローテーション的にJC回避→有馬で勝利した馬は自然と非根幹距離が得意な馬になります。
古馬GⅡ以下の重賞でも全く同じですね。春開催・秋開催の古馬は、東京2400m以上のレースが5月の目黒記念と11月のアルゼンチン共和国杯しかないので、小回りが苦手で中長距離に適性が寄っている場合にはこのレースに出るしかありません。
だから、自然とこれらに出走して勝利した馬が非根幹距離が得意な馬認定されます。
でも、ここでよくよく考えないといけません。近年だとオーソリティとか普通に東京2400mでも2500mでも強いですよね。根幹と非根幹なのに。最近じゃラヴズオンリーユーも典型ですよね。オークスを勝利しているのに非根幹の2200mのBCで歴史的な勝利を収めたわけで。
ようは、充実期に入っているサラブレッドはそんなの関係ないわけです。そのときのレース適性に寄ってさえいれば。
結局、傍から見てて今でもそう感じられない、あるいは気づいていない多くの人は実は同時期に非根幹距離のレースしか開催されていないという事実を知らないだけなんです。こういうのまさしく先入観とか洗脳に近いですよね。もはや、自分で考えられなくなってるわけです。
これ本当にメディアの怖いところです。競馬に限らず。
オークスも全く同じで、立ち位置として牝馬最長に設定されていて、古馬戦線の立ち位置と比較しても古馬牝馬最長の2200mよりも長いんだから、そこで活躍できる馬と同等かそれ以上のスタミナを持っていないと活躍できないって考えるのが普通なのです。
だから、オークスで活躍できる馬=2200mで活躍できる馬って考えて間違いありません。根幹距離=非根幹距離なわけです。さっきも挙げた、ラヴズオンリーユーとかわかりやすいですよね。メイショウマンボとかもそうです。ウマ娘に馴染みのあるカワカミプリンセスもそうですね。ここら辺理解していないと、当然これらの馬の馬券は全部外すことになります。
この統計的な罠って、いわゆる血統分析をしている人にメチャクチャ多いです。統計的な母数を揃えられない状況なんだから、統計的には全く意味ないんですよねこの数値って。この統計上の騙しのテクニックって、ある事象と絡めて必ず最初の段階で大学とかでは教えてもらえます。まぁ、ここらへんはまた機会があったら話そうかなぁと。
とか言ってて『ん?』と思った人、するどいw わざわざ木曜まで出馬表が確定するまで待ったのはキズナ産駒のシンシアウィッシュを買おうと思っていたからです。で、見事に選出漏れw オイラのオークスは終わりました。残念。
というか、ここまで偉そうに能書き垂れましたけど、やっぱり週末も天気怪しくないですか?w 晴れるんじゃないの?って思ってたりする。晴れ予報が出たり雨予報が出たりややこしいんじゃ。
先週の傾向見てても、著しくあそこから変わるのかメチャクチャ疑問なんですよねぇ…また血統的にすっごい軽い馬が走るとか内々付いた馬とか前残りで決着とかになるんじゃないのって疑いまくっていますw 先週の馬場状態なんて、超高速特化の阪神とソックリでしたからね。実際に結果もそうでしたし。
シンシアウィッシュがいないと正直もうあんまり買う気ないので、大人しくダービーまで見学するかもしれません。
あえて予想するなら、馬券圏内ということならもう普通にサークルオブライフで固いと思うんですよね。今回は枠も良いし。穴ならベルクレスタあたりとか前残り警戒するならパーソナルハイとか? あと、血統的に何故か走らないと思われてるウォーターナビレラとか。この馬いかにもエリ女で走りそうな血統ですし。同じ理由でアートハウスもですね。アートハウスは前回思いっきりトラックバイアスの恩恵受けていましたけど、言うて先週も似たような馬場でしたからね。たいして変わらんだろうとw
まぁでも、ここらへんあんまり馬券的な妙味ないのがなぁ…そこらへんも、今回あんまり手が出しづらいところ。
今回本当に自信ないから、やっぱり見て楽しむ選択肢が正解かもしれないですね。穴っぽいところ2、3点だけ買おうかな(/・ω・)/