2020年10月17日21:34 価値観の合わない人や環境に対して

この頃、職場の方々との価値観や考え方が合わないと思うことが増えてきた。集団での悪口や陰口に耐えられず、その輪には入らないようにしていたらちょっと孤立気味の日々。

そもそも一対多の状況であったり、年次が下あるいは職位が下の人間に対しての悪口は、最早ただの弱い者いじめでしかないと思っている。それを楽しそうに行う倫理観を私は持ち合わせていない。常に悪く言うネタを探し、ミスともいえないような少しの間違いも事を荒立てて陰で非難する。

わざと仕事を教えず、できないようにしておきながら「あいつは何もできない」と論う。スケープゴート。そういう存在を作っておけば、自分たちは何の努力をせずとも「仕事がデキる」人間になれる。

そんな人間が近くにいて、「なんて次元の低い人たちなんだ!」「後輩や部下ができないのは先輩上司の責任なのに!」「悪口を言っているあの子だって大した事やってないじゃないか!」「こんな集団の中にいる自分が恥ずかしい」等々、他者への黒い気持ちも含め、帰宅後も鬱々と考える毎日を送っていた。

そんな中、こちらの動画を拝見して目が覚めるような思いがした。

(動画のテーマは占星術という占いの一種ですが、お話の内容はそういった事に興味の無い方にもスッと入ってくると思います)

世の中にはたくさんの人がいます。当然、合わないなと感じる方や苦手だと思う方もいます。私たちは他人の存在、自分以外の誰かを通してしか自分というものを理解する・知ることができません。
100という数字は20や1000という存在があるからこそ100という数字の意味を持ちます。私たちも同じで、他人という存在、自分以外の誰かという存在があって初めて自分のことをより深く知ることができます。
それが3人、4人と増えていくに従ってより色んな角度、色んな面で自分のことを知っていくことができます。自分以外の人の行動や考え方、喋っている内容を通して更に深く私たちは自分というものを知ることができるわけです。

たくさんの人間と関わっていくとその分、合わない人も増えてくるがそのおかげでより多角的に自分の事を知ることができる。

合わない相手、喧嘩をするような相手がいるからこそ、自分自身のことをより深く知ることができるわけです。「なんでこの人はこんな事をするんだろう?」と思うことによって、「私はそういう事をしない人間なんだ」と自覚することができます。

そう、私は悪口や陰口に嫌悪感を抱き、それに加わらない人間だったんだ…と自覚。上とか下とかって話ではなく、ただそういう考えを持つ人間だったのだと知る。

相手に対する苛々、怒り、”合わないな”や苦手意識を通して「私は自分のことをより深くどんな風に知ることができただろうか」「どんな新しい自分の面を自覚できただろうか」
そんな風にプラス考えてみてください。
そうすると自ずと相手に対してこんなことを教えてくれるために存在してくれたんだと思うことができます。

これまで頭の中では職場の方々に対しての他責的な思いしかなく、思考の矢印は完全に他者に向いていた。
その矢印が自分に向けられ、自分の中で完結することで、変わらない他人に苛々したり責め続けなくて済みとても心が軽くなった。

色んな人と関わって、もっと自分をより深く知り ”なりたい自分” を目指すきっかけになるとも思った。

陰口を叩かれている本人とは先日電話でお話したのだけれども、なんと人間関係に辛さを感じているようではなかった。セクションが違い、関わりの薄い私には言いづらかったのかもしれないが。
現実問題として、今後もちょこちょこコミュニケーションを取っていき、必要であれば本人へのフォローや上長への提言など、今より少しでも職場環境が良くなればいいなと思っている。

自分の今いる環境をいかに良くするかに注力することで、より良い人生を送ることができる。

これは最近客先の方がおっしゃった言葉で、とても印象に残っている。

もう「こんな人間ばかりの職場嫌だー!」と思って安易に転職するのではなく、自分の行動は常に自分の周りを良くする方向へ導くものでありたい。

以上

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