英語を学ぶ本当のメリットとは?
英語を学ぶことのメリット言語以外にもある。
広い視野に触れられること。日本では当たり前で当然なことが、海外では当たり前じゃないことがわかる。海外では当たり前で当然なことが、日本では当たり前じゃないことがある。たとえば、離婚。日本では離婚はネガティブなこと。できれば夫婦がずっと一緒にいた方がいいって考える。フランスでは、修復不可能な夫婦関係なのに仮面夫婦でいようとすることの方がデメリット。たとえば、再婚して再婚相手の子供と家族になること。イギリスではよくある話すぎて誰も驚かない。家族関係を人に話すとき堂々と話す。だって事実だから。日本では、血のつながった両親に育てられることで、子供は立派に育つって信じられている。でも、イギリスでは親の再婚相手の子供として育てられた子はみんな立派に育たないなんて話聞いたことない。
その差別、歴史背景が理由だった。
どうして「かわいそう」っていうんだろう。
どうして「お金を吸い取られたっていうんだろう。」
知人が噂話をしました。
あそこのうちの旦那さんの奥さんがフィリピン人なんだって。しかも奥さんには連れ子がいるの。その連れ子は大きくなって、子供を産んだの。旦那さんは孫に色々買ってやってるらしいよ。
かわいそうに、お金を吸い取られちゃったね。しかも奥さんのつれ子を育ててるんだって。
私には全然かわいそうな話に聞こえない。
お金吸い取られたって何が?と話がわかりませんでした。
1. 日本人夫とフィリピン人妻は出会って25年。ずっと一緒に住んでいる。
愛し合っている夫婦じゃん。25年一緒に住んでいることが何よりの証拠だと思う。もしもフィリピン人の妻が日本の戸籍に入ることだけが目的だったら、一緒に住まないって方法も選べる。もしも日本人夫がお金を吸い取られているとしたら、フィリピン人妻は家庭を顧みずに豪遊していると思う。日本の夫婦のイメージで言うと、夫がお金を稼いで、妻が家事を担当する。よくある夫婦のスタイルと一緒じゃん。
2. フィリピン人の連れ子
血が繋がっていなくちゃ愛せないの?そんなことないと思う。だって夫婦は血が繋がってないけど家族でしょ。ペットは血が繋がっていないけど家族でしょ。血が繋がっているからと言って良好な関係じゃない家族もいるでしょ。日本人夫はフィリピン人妻の連れ子と一緒に暮らして25年。家族に愛情を持って接しているんだと思う。
3. 孫が可愛いおじいちゃん
孫を溺愛する祖父母の話ってよく聞く。フィリピン人妻の孫にまでお金を吸い取られてかわいそうって知人は言った。違うと思う。祖父母って孫が可愛いからなんでも買ってあげたくなっちゃう。孫が可愛いからなんでもいいよって言っちゃう。それだけのことじゃない。他のよくある家庭と何が違うって言うの?
日本人とフィリピーナの歴史
日本とフィリピンとのこういった関係が生まれたのは、1960年代のこと。
貧しい国であったフィリピンから、憧れの先進国である日本へ出稼ぎしたいフィリピーナは大勢いました。
しかし、観光ビザがなかなか取得できないため、当時は「興行ビザ」と呼ばれる”エンターテイナー向け”の6ヶ月ビザで日本へ入国していたのです。
「エンターテイナー」と聞くと歌やダンスなどの芸術的な目的を思い浮かべるかもしれませんが、実際に彼女たちがやっていたのは飲食店で日本人客とおしゃべりしたりカラオケしたりすること。
つまり、フィリピンパブでの仕事でした。
フィリピンから日本へフィリピーナたちを派遣するマネージメント組織もあり、飛行機代や生活費を立て替えていましたが、彼女たちが働いて稼いだ給料の多くはこの返済に充てられ、あるいは搾取され、実際に受け取っていたのはわずかな金額だったと言います。
また、中には騙されて売春させられたり、給料をちょろまかさせれたりといったトラブルも多々あったそうです。
それでも、フィリピンで働くよりはよっぽどマシな給料だったため、日本で出稼ぎ出来るのは幸運なことだったのです。フィリピーナはこのようにして、母国フィリピンにいる家族に、生活費や養育費、子供の学費などを送金していました。
しかし、2006年になって日本は「興行ビザ」を廃止することになります。
今でもフィリピンから多くの女性が日本へ出稼ぎにやって来ていますが、現在は家政婦や介護福祉士、看護師などのフィールドでも少しずつ活躍できるようになってきています。