非エンジニアの私が、エンジニアの採用やキャリア支援を通じて 「エンジニアですか?」 といわれるまでの物語
組織とキャリアについて考えるのが大好きな森数美保です!
転職エージェントApplyローンチの発表をした時、Python会のドンであるツユキさんがこんな嬉しいツイートをしてくださいました。
ありがたいことに「エンジニア採用について詳しい人」と言っていただけるようになりましたが、実は数年前までは全然わかってませんでした…笑
非エンジニアの私が、どうやってエンジニア採用を推進してきたのかについて書きます。1年半でエンジニアは2倍に!(現在は、エンジニア採用だけではなく、エンジニアのキャリアコンサルティング・転職サポートも担当しています)。
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株式会社キャスターに入社する前、ITスタートアップの株式会社Misoca(現 弥生株式会社)で人事広報をしていました。異業種からの転職でしたが、以前勤めていた転職エージェントでIT業界のコンサルタントをしていたので「エンジニア」について多少の知識は持っている”つもり“でした。でも、思ったより異世界で驚きの連続でした。笑
当時の戸惑いがよくわかるツイートがこちら🔻
今でこそ笑い話ですが、当時はエンジニアの発する言葉がわからなすぎて、海外留学をしている気分でした。様々なクラウドツールに触れたのも、KPTやインセプションデッキという考え方を知ったのもMisocaででした。
言語も分からなければ、サーバサイドやフロントエンドの違いもわからない。そんな私がどうやってエンジニア採用を推進してきたのか。
不思議ですよね。わたしもです…笑
採用のテクニカルなことはこちらのnoteをご覧ください。
まずやったこと
採用要件の技術用語の意味を理解するところからはじめました。
エンジニアメンバー全員、"超"がつくほど良い人たちだったので、快くいろいろ教えてくれました。(「実際やってみたほうが早いんじゃない?」と言われ、憧れの黒い画面で初プルリクを出した時は手を叩いて喜びました…笑 )
技術用語の大枠を理解したのち、
- 採用要件の中でどれが難しいのか?
- どの言語が人気があるのか(モダンなのか)
- アトラクトできる要素は何か?
を順番にラーニングして行きました。
次に以下のようなことを順に。
- 開発言語やスキルの "親戚" を知る
- エンジニアが転職するか否かを判断するために必要な情報を把握する
- エンジニア文化を理解する
"職種理解と市場理解"
この2つを抑えることで勝てる戦略をたてやすくなります。
新しい情報をとりつづける
エンジニアのみんなから学びをもらって、学び続けた3年間でした。
開発環境や言語は日々変化します。楽しそうに新しい技術の話をして、アップデートし続ける彼らに大きな刺激をもらいました。
本当に感謝しかないです。今でも大好き!
他に意識していたのは、新しいHRTechの情報は逃さず試すこと。(感度の高いエンジニアがDBにいることが多いです)それから、自社で採択している技術の変化にも気をつけるようにしていました。
そうそう!Twitterをはじめたのもエンジニアのみんなに背中を押してもらったからでした。「ITスタートアップの人事が、Twitterやってないとかどうなん?」って…笑
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キャッチアップに必死だったある日。これまで学んだことが、形になってるかもしれないと思える出来事がありました。
RubyKaigiというカンファレンスでお話ししたエンジニアの方が
「え?エンジニアじゃないんですか?こんなにエンジニアのこと分かってくれる人事の方がいるなんて!Misocaの方は幸せですね」と。
飛び上がるほど嬉しかったです…涙
キャリアコンサルタント時代も、ご登録者から「以前この仕事されてました?」と言われるくらい " 知る " ことをゴールにおいていました。
(詳しくはこの記事の「バリューを発揮するポイントを決める」に記載してます)
これらの経験を通じて、
「採用やキャリア戦略を前へ進めるフレームワークは、職種や関わり方が変われど基本的には同じ」と確信をもつことができました。
おさらい
ベースは、職種理解と市場理解。
その仕事に " 敬意と興味 " をもって、知ろうとする姿勢が大事。
前職ですっかりエンジニア文化が好きになった私。
キャスターに転職し、スタートアップのエンジニア採用に数多く関わってきました。エンジニアの転職支援も行っています。
エンジニアのみなさんは、新しい技術に前向きで、スキルをアップデートし続けている人が多く、一緒にいて勉強になることばかりです。
きっと、だから好きなんだと思います。
私自身、いつまでも成長していたいし、スキルや知識をアップデートし続けたいと思ってます!
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