転職は目的ではなく手段!後悔を限界まで減らすキャリア選択法
キャリア戦略家の森数美保です!
Applyご登録者の のむねる さんが先日こんなnoteを書いてくれました。
ご転職おめでとうございます!!!!
エージェント視点からこの転職活動をふり返ろうと思います。
のむねるさんのnoteへのアンサーソングでもあります。
* * *
転職活動する時に大切なことはいくつもありますが、
もっとも大切なことの1つに "転職軸の整理" があります。
" 転職する上で何を大切にするか? "
何をするにも目的って大事ですよね。それと同じです。
これらのヒントは、過去含め「転職動機」にあります。
何の前触れもなく「よし辞めよう!」となる人はいません。
転職を考え始めたキッカケがあって、その後いくつか理由が積み重なって、ある日「よし転職(辞め)よう!」となるわけです。
「キッカケ」、「理由」、「決め手となるクリティカルな出来事」
これらとちゃんと向き合うことが大事です。
やりたいことを考えたり決めることも必要ですが、「こんなはずじゃなかった」を極限まで減らすことが第一です。
* * *
前置きが長くなりましたが、のむねるさんの活動ポイントに戻ります。
職務経歴書を一緒に作る過程で、のむねるさんのキャリアとその可能性や志向性は理解していたので、次のキャリアとして選ぶならどんなところがいいか?について私の中で薄らイメージはありました。
職歴書が完成する頃に「実はこんなところを受けていて、次最終選考です」と聞いた時に「おお!これは!」と衝撃が走りました。
端的に言うと、良いと思う選択肢ではなかったからです。
のむねるさんのこれまでの仕事を振り返って、
- 得意なこと(結果がでたこと)
- 楽しいと思えたこと
- 向いてないな、辛いなと思ったこと
- 今後伸ばしていきたいキャリア
について一緒に整理していたのですが、のむねるさんが掴もうとしている選択肢を聞いて「ここじゃない方がいい!」と思いました(失礼…
のむねるさんは、長く同じ会社で働いていたこともあり、ご自身のキャリア価値を正しく評価するのが難しい状況でした(過小評価してた)
このままではよくない!とお節介魂に火がつき、「タイムリミットが迫っているけど、転職のサポートさせてほしい」と申し出てサポートを開始。
「他社が間に合わなければ、今進んでいる会社に入社を決める」とのむねるさんは決めているようだったので、スケジュール調整には最新の注意を払いました。また、スムーズに意思決定ができるよう、同時並行で転職軸の整理を行いました。
面接が終わったら毎回オンラインでつないで、情報を整理。
ほんと毎日のように話しましたね…。
時間がない中でも後悔して欲しくなかったので、みんな必死でした。
転職軸については、私からも意見を出してマトリクスをつくりました。
表にすることで、"意思決定するために不足している情報" が明らかになるのでお勧めです。次回の面接で、その情報をとるための質問を練ればOK!
最後は、「次のキャリアを選択したその先には何があるか?」
についてもかなり議論しました。
この考え方って実はすごく大事だけど、見落とされがちです。
今転職活動中の方は、ぜひ立ち止まって考えてみてください。
転職活動を始めると、いつの間にか、転職することが目的になってしまっていることがあります。
家を買うつもりはなかったのにハウジングセンターにいって、シミュレーションしてもらったらその気になってしまうみたいなアレです。
転職はあくまで手段の1つです。
「いまの悩みは、転職することでしか解決できないのか?」
この問いも忘れずに。「こんなはずじゃなかった」を限界まで減らすキャリア選択をしていきましょう。
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