ミッション・ビジョン・バリューは誰のもの？
採用を運用含めまるっと担当する CASTER BIZ recruitingで責任者をしている@MihoMorikazuです。
先日、事業部の有志メンバーで集まって、事業部のミッション・ビジョン・バリュー（MVV）を再定義しました。
今日は、なぜ再定義したのか、どんな風にMVVを再定義したのか、どんなMVVができたのか、その後…について書きます。
こんな人が読むといいかも
- 組織のミッション・ビジョン・バリューがまだ固まっていない
- 「自分たちがどこへ向かっているのか」何となくモヤモヤしている
* * *
なぜMVVを再定義したのか
CASTER BIZ recruitingは、サービス開始から約2年で200社弱の採用支援を行ってきました。メンバーの数もこの1年で2倍近くなり、100人組織に。
気づけば大所帯になっていました。
メンバーが増えると、当然考え方や価値観は多様化します。
自分たちが一緒に働きたいと思う人にジョインしてもらっているとはいえ、仕事に対する考え方や目標、価値観を含めみんな同じであるはずはないし、同じである必要はないとも考えています。
何故ここにいるのか、何に喜んで何に悲しむのか…みんなバラバラでも、全員が力を集結させるために必要なものの1つがMVVと捉えています。
株式会社キャスターのMVVはあるのですが、CASTER BIZ recruitingとして
- 何のためにやるのか
- どこへ向かうのか
- なぜその道を選ぶのか
を改めて言語化して整理することにしました。
どんな風にやったのか
1）ミッション・ビジョン・バリュー各々定義について認識合わせ
上記の定義については諸説ありますので、事前に「うちのMVVはそれぞれ何をさすのか？」を明らかにすることをお勧めします。
ちなみに、私たちはこう定義しました。
ミッション：なぜそこへ行こうとするのか
ビジョン：目標とする場所
バリュー：行動をきめる価値基準
2）価値観の共有
アイスブレークとして、参加メンバーの価値観を共有し合いました。
Trelloを使って、事前にたくさん用意した「価値観カード」を1枚ずつひいていき、自分が大切だと思うカード5枚を残してそれ以外は捨てていきます。
愛のカードを捨てた…再び拾ったーーー！！！
みたいな感じで非常に盛り上がりました。
2）バリューを書き出す
いきなり「はいどうぞ！」と言われても出てこないので、言葉が出てきやすいように「日頃大切にしていること」や、「いいなと思う他人の行動」、「これからも大切にしたい事業部DNA」など具体的なリストを作成し、各自がカードを作っていく形にしました。
3）出てきたカードをカテゴライズして精査する
この2）と3）をミッション、ビジョンでも繰り返します。
今回わたしたちは、取り組みやすいバリューからスタートし、ミッションやビジョンが完成した後に、「この判断軸でビジョンに到達できるのか？」という観点で再考する形をとりましたが、根幹となる「ミッション」から始めるのでも良いと思います。
4）できた内容を全て並べて咀嚼する
ミッションから物語がみえるか？
たどり着きたいと思えるビジョンになっているか？
バリューを信じて決断を繰り返せばビジョンに到達できるか？
という観点で、整理していきます。
私たちはあえて別の日にブラッシュアップミーティングをセットしました。
別日に実施するのは大正解！その時は凝り固まっていた思考から解放され、新しい気持ちで言葉たちに触れることができました。
こうしてCASTER BIZ recruitingのミッション・ビジョン・バリュー ver.1 は完成しました。今までなんとなくみんなの中にあった気持ちが言葉となり、生きた瞬間です。
もちろん完成しておしまいではありません。
毎月の事業部全体ミーティングで話したりはもちろんのこと、Slackでスタップを作って押し合ったりしています。
会社が勝手にいってる会社のためのMVVではなく、自分たちのMVVとして根付いて行くといいなと思ってます。
今日はCASTER BIZ recruitingのバリューを公開します！
CASTER BIZ recruitingのバリュー
超早い超進む
顧客が感動するくらいの圧倒的スピードで進めよう。ベースにあるのは凡事徹底。当たり前のことを徹底的に行い「超早い超進む」を実現しよう。
迷ったらGO！
やるかやらないか迷ったら試してみよう！
試みを繰り返すことで生まれる失敗と成功から学習していこう。
なぜを考える
目的を大事に行動しよう。言われたから／決まりだからやるのではなく、「何のためにやるのか」を考えて行動に意思を持たせよう。
違いを楽しむ
違いを楽しむ気持ちをもとう。私たちは、雇用形態や働く場所、時間も違うボーダレス組織。みんな違って当たり前。違いをなくすことを考えるより、楽しむことで学びを得よう。
無条件に相手を信頼する
常に相手の行動の中に善意を見つけようとし、根拠を求めず無条件に信じよう。信頼は、未来に対しての期待です。相手を疑ったり、起こってもいない悪い未来を想像して不毛な時間を過ごすくらいなら信頼すると決めて前へ進もう。
採用する上でもバリューは重要になります。
- 形だけのものになっていないか？
- 求める人物像とリンクしているか？
- 面接の判断基準に盛り込まれているか？
など振り返りをしてみるのもいいですね。
その後…
このMVV策定をきっかけに、
ミッション・バリューを大切にしながら、どうすればビジョン達成できるのか？という会話が圧倒的に増えました。
みんなの中でぼんやりしていた「実現したい世界」が、具体的な絵になった瞬間だったのだと思います。策定後もメンバーが、Slackのカスタムスタンプをつくってくれたり、botが定期的にSlackにポストしてくれたり…と様々なところで大切にシェアし続けてくれています。
MVVはトップが言い続けるべき論もありますが、みんなが自分たちのものとして大切にしていけるのも素敵だなと思います。
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CASTER BIZ recruitingは本日が今年の最終営業日です。
来年もHRのスタンダートをアップデートすべく、さらに超早い超進む！で頑張る所存です。
良いお年を！
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