キャリア戦略が重要になる時代!キャリアに悩んだ時にどうするのが正解?
突然ですが、
キャリアに悩んだ時、相談する相手はいますか?
"仕事" に悩んだ時は、上司・同僚などにする方が多いです。
自分の "キャリア" そのものについてはどうでしょうか?
typeの記事によると、キャリアの不安を解消するために転職活動をする人が多いようです。
この不安よくわかります。
でも、転職活動をすることでしか解消できないのでしょうか?
以前こんな呟きをポロッとしたら反響がありました。
「そういえば、身近にそういう話できる人いないよね!」と。
そう、いないんです!!
前職で人事をしてた時、社員から「みほさんのキャリアカウンセリングを福利厚生にいれてよー」とよく言われていました。
その時は「そんな需要あるの?」と半信半疑だったのですが、個人で展開しているキャリアの棚卸しや、職務経歴書の作り方に関するサービスには100名以上の方から応募があり、個人のキャリアに対する関心の高まりを感じています。
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人生100年時代。
キャリア人生も長くなっている今、キャリア戦略って重要です。
もちろん、戦略をたてていても思い通りにいくとは限りません。
自分でコントロールできないことがあるからです。
それでも戦略のないキャリアより、戦略がある方がチャンスを掴む確率があがります。であれば、定期的にキャリアの棚卸しをして、今のステージに合わせた戦略を練るのがいいと私は考えています。
1つのキャリアで勝負をかけて勝てる人はレアです。その周辺のキャリア軸を合格点をとるまで伸ばすこと。キャリアの軸は、複数ある方がキャリアの可能性は広がります。
私のキャリア戦略
私の場合は、人材紹介会社がファーストキャリアでした。
そこで得たキャリア軸は、
「法人営業、キャリアコンサルタント、マネジメント」
次に、HR業界でのキャリア可能性を最大化するために「事業会社の採用」に就くことに拘りました。代わりに優先順位を下げたのは「給与と雇用形態」です。
もう1つこの時に意識したのは、職種に加えて会社のフェーズです。
1社目は成長期と拡大期でした。成熟期の会社での経験を積むこともプラスになると考えたからです。
この時点の私のキャリアは
「人材業界でマネジメントまで経験 + 事業会社で採用」
つまり「採用周りはできそうな人」になってます。
この先、キャリアの選択肢を増やすにはあと何が必要か…と考えて、社会保険労務士の資格に挑戦しました。
社労士事務所で修行し、「人材業界でマネジメントまで経験 + 事業会社で採用」に「労務 + 社会保険労務士 」が加わりました。
小1の壁の "1年前" が勝負
キャリア選択軸の変化についてもお話ししておこうと思います。
上の子が小学校にあがる1年前に転職することにこだわりました。最初の1年でしっかり実績を出せば、小1になり、子ども中心でスケジューリングする機会が増えても問題なくパフォーマンスしていけるだろうと考えたからです。
この時に選んだのはITスタートアップでした。
働き方を重視してジョインしましたが、結果として、軸になるキャリアを形成する機会を得ることができました。
ここでのキャリアは、採用、人事制度構築、労務、広報、マーケ。
加えて、徹底した目的思考、活発な意見交換、圧倒的な改善スピード、多くのクラウドツールに触れることができました。
この時点の私のキャリアは、
「採用全般、人事制度構築、マーケ広報、労務、マネジメント、社労士」
エンジニア採用、スタートアップもキーワードに入りました。
実はこのキーワード、キャリアインパクト大きめです。キャリア軸以外に、業種、事業フェーズなどマーケットバリューにインパクトを与える要素は幾つかあります。
現在は、株式会社キャスターでCASTER BIZ recruitingの責任者をしながらエージェント事業を立ち上げて運営しています。子どもたちが大きくなり、再びキャリアの勝負をかける時だと考え、キャスターにジョインしました。
これまでのキャリアに「事業運営、事業立ち上げ」が加わりました。
(実際に戦略を練る時は、もう少し細かな粒度までブレイクダウンして考えます)
ライフステージの変化により、転職を視野にキャリア形成する必要があったため、自分の強みを中心に「可能性を最大化するキャリア戦略」をとってきました。
まとめ: キャリア戦略を考える上で大切なこと
繰り返しになりますが、キャリア戦略を考える上で大切なことは以下です▼
実はこれ、一人で完璧にするは難しいです。
「職種理解 × 市場理解 × 事業理解」 が必要だからです。
「職種」は同じカテゴリーであっても会社によって定義はまちまちですし、マーケットバリューを掌る要素は複数あるため、個人が正しく情報を把握し戦略を練ることは非常に困難です。
戦略に基づいた選択ができるよう、自分自身のキャリアについて伴走し続けてくれるバディーのような存在が必要だと考えています。
2人に1人が転職する時代に突入しました。
転職は目的ではなく手段の1つです。「どのようなキャリアを進むのがいいのか?」を常に考え続けることで、目の前にあるチャンスに気づき、選択することができるようになるのです。
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多くの人材紹介会社において、営業とキャリアコンサルタントがわかれている分業制であれ、両面(コンサルタントが営業とキャリアコンサルタントを兼ねる)であれ、「データベースは人材」というのが共通の考え方です。
この考え方にずっと違和感を感じてきました。
"その時" マッチングするものを選んで紹介するのではなく、個人のキャリア戦略ありきで考えていくべきなんじゃないかと。
キャリア人生は長いです。
その先を意識したキャリア選択をしていきましょう。
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