〘第5話 〙大きな一歩

田舎での嫁がいよいよスタート
田舎は何もないけど、ほんとに素晴らしいところだったのです。

ただ一つ心配だったのは、毎年大雪でニュースになるような地域だったことくらいでした。

田舎といっても車で数分のところにコンビニやスーパーもあり買い物にも困らない。自然も豊、街に出ることも不便ではない。

流行りに鈍感な陰キャ出身の私には最高な環境！
よく、住めば都といいますがそれが現実となりました。

私たちの同棲生活はスタート！忙しい毎日から解放され最高だった✨

そんなある日．．．
スノーボードに行った彼から、怪我をしたという連絡があったのです。

｢ボードで怪我をした」と聞いた時は私の頭は真っ白になりました。

帰ってきた彼の姿を見た時、さらに私はパニックΣ(+Oдo;艸;)
頬が腫れ口も開かない彼をすぐに病院へ連れて行きました

なんと顎は骨折していました。
そう、大怪我だったのです。

即入院することになりました。彼のお母さんも駆けつけ、病院の待合で診断を待つ間何を言い出すかと思ったら、

母｢あんた入籍もしてないのに一緒ば住み始めたばかりでこんな事になって可哀想に。早く入籍してあげなさい！！｣
彼は素直に、｢入籍する？｣
私｢う、うん．．．｣

え？これがプロポーズ？！Σ(･ω･ﾉ)ﾉ

私はドラマチックをイメージしたのに、なんとお母さんにプロポーズされたみたいな状況になって

そう、私は義母にプロポーズされ義母と結婚したと言っても過言ではありません…(-∀-)

なんせ義母が大好きなのです。義母がいなかったら結婚したかどうか。
いや、結婚したとは思いますけど義母が大好きなんです(σ * ´v`)σ

とんとん拍子でした。無事に退院し２か月後、入籍することができました。

そう、陰キャの私が殻を破って数年、やっと夢を叶えた２４歳の夏のことでした。
キタ──ヽ(≧▽≦)ノ─────!!!!

同棲して別れる人も多い中で、私は全てがとんとん拍子に良い方向に向かっていき、今まで何も上手くいかなかった人生が夢のような気持ちでした。

もしこの出来事がなければどうなっていたのでしょう。
結婚したとは思いますが、大きく遅れることになったことは間違いないと思います。

プロポーズがあれだけで終わっている旦那には、今だにチクチクと攻撃する私がいます。

そう、私はしつこいのです。
私はコツコツなんです( ￣ω￣)+＋

【不安と喜び】

驚きの入籍から２年後
私のお腹に命が宿りました。

極度の人見知りで男の人とは会話にならない。
結婚できたことさえ奇跡ですが、この私が母になるなんて。

子どもとどう接して良いか分からない私が子育てできるだろうか

当時は喜びよりも不安の方が勝っていました。

安定期に入り、性別は男の子。
順調にすくすくと育ってくれました。

ここまでくるまでに２度の初期流産があり
不安を一人で抱えてマタニティ生活を過ごしました。

案ずるより産むがやすし

何事もなく無事に長男誕生！

陣痛辛かった痛かった、死ぬかと思ったε＝（‐ω‐；；）．．．
出産は命がけという意味がよく分かりました。

この子と一緒に母親として成長していこうと子どもを抱きしめながら決意したのでした。

そして１年半後には長女、次男と一気に３児の母になった私がいました。

陰キャの私が今や３人の母なのです

農家の嫁です。毎日が戦争です！

野良仕事もします

どうです？？強い母が出来上がりました┗(｀・ω・´)┛ﾌﾝﾇｯ!

脱皮して農家の畑が無事完成したのです