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〘第2話 〙殻から一生出られない?! 幼少期から学生時代】

私は公務員の父と和裁の仕事をする母の間に産まれ、兄と弟を持つ3人兄弟の真ん中、いたって普通の女の子。

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人見知りが激しかった赤ちゃんの私は、祖母の顔を見るたびギャン泣きして、
祖母から「泣かなくなるまで遊びに来るなー!」と言われていたそうです。
このエピソードは母から何度も聞かされました。

「いやいや、遊びに来なかったら尚更泣くようにならない?」と今の私ならそうツッコミます。

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成長と共にその人見知りの殻は強化されていき、引っ込み思案で自己主張ができない、男の子と話すなんて到底無理なこと。

存在感の薄い、真面目で大人しい子と周りから見られていたと思います。
そう、私は陰キャなのです

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幼稚園から小学校までの園生活や学校生活は楽しい思い出がほとんどありません(^_^;

幼稚園はほぼ記憶になく、担任の先生の名前とお友達の名前が分かる程度。
集合写真はいつも泣き顔(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

学校では一緒に行動する仲のいい友達もできず
修学旅行の部屋決めなど本当に嫌でした。
最後に余ってどこかに入れてもらう事が日常茶飯事だったのです。

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そんな私のことを気にかけていつも一緒に居てくれる親友の女の子Kちゃん。

幼稚園からの付き合いのあるKちゃんには唯一心を開くことができました。
今も家族ぐるみで仲良くしてくれています。

そんな私の小学校の思い出といえば4年生から始めたバスケットボール🏀

大人しくて陰キャの私がなぜバスケを選んだのか。それはKちゃんがチームにが入ると言ったから。

私は何でもKちゃんについて行った

そうして、怒ると唾が飛ぶほど怒鳴りつける鬼監督の元で、引っ込み思案の私はメンタルを鍛えられることになったのでした。

当時のチームは市内6チーム程あり、市内の大会では優勝することが当たり前。全道大会出場を目指す大会ではベスト8を狙う程度のまぁまぁの実力でした

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私の家族はみんな足が速く、私も足の速さだけが自慢でしたo(`・ω´・+o) ドヤァ…!

少年団での私はスピードが持ち味のポジション。
私はメンタルが弱かったので調子が良い時と悪い時の波が激しかったのです。

鬼監督に目をつけられ、チーム内では怒られキャラになった私。毎回怒鳴られ、時にはビンタをされることもありました。

今の時代なら体罰
それが普通な時代を生きてきました

そんな鬼監督の下で
私は怒鳴られ余計に縮こまりビクビクしてミスるという悪循環に陥っていたのでした。

ある試合でめちゃめちゃ調子が良い時、選抜のスカウトの目の前で私はたまたま連続得点を挙げてしまい、
なんと選抜メンバーの候補に選ばれてしまいましたw=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)

実力を発揮できずに速攻落ちたということは言うまでもない...

バスケを始めたからといって
陰キャの私が脱皮することはなかったのです…

チームはボス的存在Sちゃん率いるイケてるグループと私とKちゃん陰キャグループで分離。

親友のKちゃんはイケてるグループともそれなりに仲良くできていたが、私はSちゃんがどうも苦手。

ある時、Sちゃんの誕生日祝いでお泊まり会のお誘いがきたのですが、
どうしても行きたくなかった私は仮病で不参加。

陰キャの私、これが初めての自己主張w

次の練習から私は、ランニングの掛け声の時チームのメンバーからシカトされる等の罰を受けることになるのでした。

しかし私は自己主張ができないのに負けず嫌い我慢強いという性格w

そんな事ではへこたれず、練習は休まず参加しました。

幸いにも数日でその嫌がらせは落ち着いたので耐えられたのだと思いますが…                                
学校生活よりもバスケが思い出に残る小学生時代でした⛹️‍♀️

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【陰キャ継続の中学・高校時代】

中学はメンバー全員同じ学校に進学、バスケも皆当たり前のように入部しました。

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Sちゃんと私の関係は相変わらず…

監督は少し穏やかになったが怒られキャラは継続。

学校生活でも真面目で目立つこともしなかった    隠キャの私は、内申点だけは良かったらしい。

当時の私は“夢”というものもなく、とりあえず資格さえあれば将来就職できるだろうと考え、地元高校の商業科に推薦で志願しました。

失敗を恐れていたためか、普通受検するより
内申点を活かした推薦の方が確実だったので選んだのだと思います。

毎年倍率が高くなる科だったが、
その年は運良く定員割れしたため苦手な面接は難なく合格。
商業科の中では常に成績を10位以内に保ちながら部活と学習と両立し頑張っていました。

天才ではなく努力して成績UPするタイプ
親に言われなくてもテスト勉強は前日と当日朝に詰め込む方式の私。

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そう、私はいい子なのです。


小・中学校と人間関係に疲れ、今まで心からバスケを楽しんでいなかった私は、
高校ではバスケではなくバレーでもやってみようかなという考えも頭をよぎったのですが、

新しいメンバーと新鮮な環境で、今度こそ楽しんでバスケをやってみよう!!という想いで バスケ7年目に突入したのでした。



【⠀陰キャの私いよいよ脱皮か?!⠀】


という期待を抱き、高校デビューを目指したが、自分の殻を破れず陰キャ継続(´-ω-`)チーン

しかし今までとは少し違った。みんなが仲良く楽しくわいわい過ごせる環境で、初めて自分の居場所ができたような気がした。

しかし鬼監督からは逃れられない人生 
\\\٩(๑`^´๑)۶////コラー!!!        ガクガク((;OдO))ブルブル

チームの中で瞬発力とスピードだけは誰にも負けなかった私ですが、ネガティブでモチベーションは低いまま思うように成長できず3年間を過ごしました。

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今の私から教えてあげたい。
私は褒められて伸びるタイプなんです!!と

商業系の資格は会計・簿記、情報処理、電卓、取れるだけ取得し、事務職に就けば問題ないと思われました。

ところが、いざ進路を決めようという時期に入っても事務職には魅力を感じず夢や希望が見つからない状態のまま。

結局、取った資格が全く必要のない
ペットトリマーを目指すことにしました🐩

犬や猫と生活することが当たり前の環境で育ち、叔母がその専門学校で犬の送迎のお仕事をしていたことが決め手でした。

私は真面目にコツコツ良い子キャラを見事に演じきり、学校での認定資格を取得しました。

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そして当時初めてできた"夢"

トリミングが併設されている動物病院に就職する夢が叶い、晴れて社会人となりました🌸

思考が先、現実が後
"思えば叶う"という事を体感したのでした。

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