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〘第4話 〙心機一転

退職した次の日
北海道で大手のペットショップのトリマーとして勤務を開始することになりました。
世間の常識を知った私は衝撃を受けました。

なんと週休2日✨
初めての面接で私は思わず叫んだのです!
「2日も休んで良いんですか!?」(゚Д゚) 面接官は笑っていました

世間ではこれが常識だったのだ!!( ゚Д゚)

世間知らずで陰キャの私に笑顔がこぼれました。ホワイト企業に勤めた私はやっと気持ちにも余裕ができ、二日も休みがあったら何しよう♪
とワクワクが止まらない💓

そう、私は脱皮したのでした|・`ω・)ニョキ♪

当時道内何カ所も系列店舗がありましたが、中でもトリミングは一番忙しい店舗でした。休憩に入れず、昼食をとる暇もないくらい忙しい日々。

残業代はしっかり出たため金銭的には少し余裕が出ましたが、時間に追われる毎日。

でも、以前より時間に追われていても楽しいんだと言うことに気づけた。

後輩を育てる役も任され人に認められる、信頼され必要とされる環境が私にとって最高で、やりがいがある。

とても良い経験をさせていただきました。

忙しくてもやりがいさえあれば人間て元気になれるんだ✨私は心も身体どんどん元気になっていきました。

しかし、トリマーは技術職で代わりがいないため、体調不良でも休みづらく無理をしたり、年末の繁忙期に勤務中発熱しても、解熱剤を飲まされ勤務し続けたこともあります。

ペット関係の仕事は仕事量の割には給料が安いと感じていました。
技術はあっても稼ぎに限界があるのも分かったのです。

しかし楽しかった。

お客様からの信頼と、従業員からも頼りにしてもらえる立場になり、
やりがいと自信を持って働けるようになっていました。

以前の職場では心も身体も悲鳴を上げていた私は、初めて自分とは思えないほどの明るい私になり、友達に遊びの誘いができるようになった。

脱皮した私は"結婚したい"と思えるまでに成長していたのです。

そしてふと目標を立てたのです
「23歳に結婚する」
そう、陰キャの私は初めて目標を立ててみたのですw

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結婚すると決めた私
陰キャから脱皮して初めての明るい性格を体験している私

男性とまともに話すこともできなかった私に大きな進歩がありました。

初めての彼氏ができた!
でもコミュニケーション能ゼロの私は長くは続かなかった...(´・ω・`)


【旦那との出会い】

目標とした23歳の春、ついに運命の出会いがあった。

思考が先、現実が後

仲良くもない女友達から合コンのお誘い
なんと、農家のせがれとの合コン( ゚Д゚)
なんてカオスな合コンw


結婚を目標とする私は、とにかく断らない!と決めていたので即決でGO!

合コンではまた陰キャの私が顔を出しました|'ᴗ')

誘ってくれたお友達が連れてきた女の子は、お喋り上手で甘え上手。
私の出る幕はなく終始隣で笑っているのが精一杯。

場の空気を乱し、一人泣きながら帰宅する私がいました🚶‍♀️……

脱皮したはずだったのに...。゚(゚´Д`゚)゚。

まだまだ殻が破れていない...と自己嫌悪に陥っていた私になんと連絡があったのです。

あの友達からでした。 ”会いたいっていう男性がいるよ”

会いたい男性??まじで??私に?? 私の頭は理解できない瞬間でした

私に会いたい?なんて変態な人もいるもんだと、ちょっと嬉しくなった私は会うことを決めたのです。

会いたいと言ってくれた男性は、私の中では一番この人はないな~と思っていた、まさにその人だったのです

だらしなく伸び切ったチリチリの天然パーマで明るめの髪色。
はっきり言ってアフロのチャラ男

ないわ~(´・ω・`)と思っていた私

しかし”23歳に結婚する!”という目標設定をしていたため私は見た目で判断せず、まずは話してみよう!そう思えたのです。

当時の彼は本当にまめで優しく行動的。話していくうちにどんどん彼に惹かれていく私がいました。

初めてのデートした時の印象は …あれ?この人全然チャラ男じゃなくてめっちゃいい人‼笑

毎週のように会いに来てくれる彼 。なんと片道1時間の距離なのに!

お互い話し上手ではない私たちは、頻繁に沈黙になるが嫌ではない

《あ~、落ち着く》ずっと一緒に居ても疲れないし安心できる

私この人と結婚するかも😌

そう感じた瞬間でした。

後々、旦那が同級生と飲んでいるときに小耳に挟んだのですが、なぜあの時一言も会話を交わさず一人帰ってしまった私に興味を持ったのかというと、

喋らないところが気になったとのことでした。

(* ̄- ̄)ふ~ん

変わった人がいるもんだ
世の中捨てる神あれば拾う神ありとはこのことか( ´_ゝ`)

喋らない私に興味を持ってくれていたといことが分かり、喋らなかったことも悪くはないんだなと思えたのです

私はいつの間にやら1時間かけて田舎に住む彼に会いに行くことが楽しみになっていました。

初めて義母に会ったとき、明るく優しさいっぱいに向かい入れてくれたのを覚えています(人´ω`*)♡

旦那も大好きだったが、なんせお母さんも大好き。

出会いから1年で同棲。

私たちはとんとん拍子に結婚に向かっていくことになりました。

24歳の春でした🌸

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目標から1年遅れましたが私は夢を叶えたのです☆彡

私の父曰く、当時彼を招待したがる私に感動したそうです。

男のかけらもなくこのまま陰キャ一筋でいってしまうのかと思っていた父には相当な喜びだったことは間違いないです

いつのまに!?と思われる程こっそりしていたのです。

脱皮した私の人生は、とんとん拍子にここから進んでいくとは夢にも思いませんでした•*¨*•.¸¸☆*・゚✩°。⋆⸜(*˙꒳˙* )⸝

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