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#『007 黄金銃を持つ男』(1974)

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『007 黄金銃を持つ男』(1974)(124分)
原題:『The Man with the Golden Gun』

007。4夜目。ロジャー・ムーアのボンド。2作目。
映画9作目。そしてイアン・フレミング原作としては最後の作品(12作目)

監督は僕の心配の種、ガイ・ハミルトン。

まずは、とても出来の良い映画だったと報告。
どうした!? 同じ監督なのに。
ほんと、『ダイヤモンドは永遠に』のあのガイ・ハミルトンなのか。僕にとってはトラウマでしかないあの作品はなんだったんだろう。まじで考えると頭抱える。

フランシスコ・スカラマンガという黄金銃を持つ男。彼は、凄腕と名高い007ことジェームズ・ボンドとの決闘を望んでいた。裏の世界でのNO1を決めるためだ。
『黄金銃』vs『ワルサーPPK』
またボンドが別口で追っていた太陽光エネルギー変換装置「ソレックス」もスカラマンガが所有していたことがわかる。
スカラマンガの打倒とソレックスの破壊を成し遂げるのが、本作の大まかな流れである。

率直に言うと定番をこなしながら、くどいこともなく、ニヤリとする場面もところどころあり、バランスのとれたボンド映画だった。

【ボンドガール】
今回のボンドガールは結局、グッドナイトなのだが、この子はかなりのおざなりガールである。
今までの妖艶だったりかっこいいボンドガールとは一線を画す。

途中スカラマンガの愛人のアンドレアが出てきて、この人が今回のボンドガールなのかな?と思うのだ。
ボンドがスカラマンガに狙われてることを金の弾丸を送り、ボンドに危機が迫っていることを伝えるなど、敵方から寝返るという定番も果たしたので間違い無いかなと思ったんだが。

グッドナイトがすこし抜けたところもあるので場面場面でボンドにからかわれてる。まさか最後ちゃんとヒロインの座に収まるとは、、、。

【謎のギミックとかハイテク】
Qからもたらされるボンドグッズは今回はあまり活躍しないが、空飛ぶ車とか、ソレックス、黄金銃などはまぁそのあたりに該当するかな。空飛ぶ車はなんだか特撮っぽくて味があった
黄金銃といえば、僕の大好きな真女神転生Ⅰにも武器として出てきたなぁ。懐かしい。

【流行り物?そしてやはり出るマヌケ感】
カンフー映画隆盛の頃ということもあり、ボンドが無理やりカンフーさせられる笑

この一連のシーンは若干、『ダイヤモンドは永遠に』臭い。潜入→力士に捕まる→始末されず気絶したまま、カンフー道場へ連れ込まれる→なんかみんな弱い→道場から飛び出し逃げだす→仲間が助けにきて、道場から出てきた門下生を仲間が全部倒す→さぁ逃げるぞ!といって車に乗り込む仲間!
↑ボンドを車に乗せない!!!

謎すぎる。助けに来たのでは、、力士も謎。舞台は香港なのだが、、。
この後小型ボートに乗り込み辛くも逃げるボンド。

【ペッパー保安官の再登場】
前作、カーボードチェイスをしてたときに、敵が操縦をミスりパトカーにボートが突っ込むシーンがあったが、その時の被害者がペッパー保安官だ。
そのペッパー保安官のタイ旅行中、またボンドに出会す。 ちょい役だと思ったら結構出る。
保安官もやっぱりスパイとか好きなんやなぁ、、自慢げに「俺の相棒だ」とかいっちゃう。かわいい。

あと川を車で飛ぶ(!)シーン。なんだあれ、謎のBGM、、、

【終盤のおかしな順番】
スカラマンガはいい役だった。敵役なんだが、決闘をするくらい紳士なのだ。彼を倒して憂いなくボンドガールを抱いて終われば綺麗だと思うんだけど、前作の義手のおじさん同様、スカラマンガを倒した後にスカラマンガの従者(?)のニックを適当に倒す。なんか最後の余韻、それでいいのか?

【評価】
ボンドって凄腕なのかなぁ。いつも不意打ちくらって気絶してるし、優しい敵さんのおかげで助かってるだけの気もする。なぜ目をつけた、スカラマンガ、、

ボンドが一番卒なくミスらずかっこいいのは操縦してる時かなと思う。車、ボート、ヘリ、色々。負け知らずな気もする。

明日もボンド。消化消化!

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