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『007 死ぬのは奴らだ』(1973)

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『007 死ぬのは奴らだ』(1973)(121分)
原題:『Live and Let Die』

3代目ボンド。ロジャー・ムーアがここから7作、彼が演じる。

結局ボンドの代替わりに関しては、”ボンドの人物設定"と”ボンド映画のお決まり"を踏襲するが、まぁ別の俳優が演じてるし、一貫として見ない方がいいんじゃない?ということなのかな。俳優ごとに切り分けて、本作も新しい映画が始まった気分で楽しむことにしたい。

前作『ダイヤモンドは永遠に』と同じくガイ・ハミルトン監督。不安が付き纏いながら視聴。
結果的には、前作の悪夢はとりあえず続かなかった。あれはほんとなんだったんだろうか。

さて。映画としては第8作目。小説としては2作目。

そういう意味では、過去作との繋がりは気にしなくていい。(1作目のカジノロワイヤルは、すごーい複雑な理由で、2006年の映画まで持ち越してる。1967年のカジノロワイヤルはパロディという扱いである)

ショーン・コネリーに慣れていたけど、前作で台無しにしてくれたおかげで、すーぐ、ロジャー・ムーアに移行できた。ありがとう!

本作の見所は中盤のカーボートのチェイスかな。
ボートは空を飛ぶんだな。

カリブの島国を調査していた調査員が立て続けに殺害されたことで、ボンドも調査にはいる。
麻薬で荒稼ぎしているMr.ビックが今回の敵である。
随所にブードゥー教・タロットカードをキーとして散りばめているのも要素としてみられる。

ボンドとのMr.ビックとの決闘の結末は必見だ!バーン!

またMr.ビックの護衛?として強キャラっぽく描かれていた義手の人は最後になんだかおざなりに退治される。倒す順番、、逆では、、。

ちなみにボンドの宿敵であるスペクターのブロフェルドは前作から2015年まで登場しない。権利的なことで大揉めしたからだ。『ダイヤモンドは永遠に』の原作には出てこないにも関わらず、無理くりにブロフェルドを使ったことに抗議、という記述をみたけど、宿敵をあんな扱いにしたからではないか?権利というのはいつだって複雑だ。
まぁ今度出てくるまで忘れさせてもらいたい。

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