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#052 『インセプション』(2010年)

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( 052/365)
『インセプション』(2010年)(148分)
原題:『Inception』

クリストファー・ノーラン監督
主演レオナルド・ディカプリオ/渡辺謙/ジョセフ・ゴードン=レヴィット/マリオン・コティヤール/エレン・ペイジ/トム・ハーディ/キリアン・マーフィー/トム・ベレンジャー/マイケル・ケイン

この企画をやっていればクリストファー・ノーラン監督作をみることになると思いますよ、と言われて、なるほどなぁ〜というラインナップ。ダークナイトはビギニング、ダークナイト、ライジング、マン・オブ・スティールあたりは見てるかなぁ。

本作であるが、「エクストラクト」という夢の中に入る技術を使い夢を共有し情報を獲得する産業スパイの話。
物語冒頭で失敗から始まるが、逆提案をうける『インセプションは可能か?」
『インセプション』とは情報を抜き取るのではなく、対象の深層心理にアイデアを埋め込むことである。
つまり、大きな判断を仕向けることによって自分に被る被害を遠ざけることがしたいということだ。

超絶ハイリスクに対してハイリターンなことやってる映画だった。

最初に想起したのは『トータルリコール』夢や深層心理と現実の境界線は曖昧だと言う話。

個人的には「すげー遠回りなアプローチだな!」と感じたなぁ。

あー、ノーランぽさって描写も含めてこういうところあるかも?(もうちょっと続けてみないといけないけど)と感じた。

深層心理に触れることなので、葛藤やトラウマとぶつかる。レオナルド・ディカプリオ扮するドム・コブによる、エクストラクトを極めてしまったが故の物語。

設定として、深層心理の奥に入り込めば入り込むほど、時間の流れが遅くなる。現実に戻るとたいした時間が流れていなくても、夢の世界では膨大な時間が体感できるというのがある。

いや、リスク高すぎでしょう、、想定外やアドリブも多くなってしまうし、、(万全とは言い難いが)対策も取られたりしてる。

一方でこの物語はドムの克服がテーマなのかなぁとも思う。結果もハイリターンの部分を喜ぶ場面ではなく、ドムの到達を描いてる気もする。

ちなみに技術的なことをいうと、圧倒的に大変だったのは、ドムの相棒アーサー、、彼が中継ぎとして、ドムの行動を支えてる。物語的にもだけど撮影的にも想像力を働かさないと出来ない動きが多い。
演技指導大変だっただろうな、、

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