#032 『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(1997)

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『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(1997)
原題: 『Knockin' on heaven's door』

@匿名希望の友人よりオススメ。ドイツ映画。

ミラクルに次ぐミラクルで乗り切っていく、爽快な物語!
余命幾ばくもない2人の物語。骨肉腫のマーチンと末期癌のルディ明日をもしれない2人。
死を間近にしたルディは「海を見たことない」という。
「知ってるか?今天国では海の美しさについて語るのが流行ってるんだ。海を見たことがないお前はおいてけぼりにされるぞ」とマーチンは言う。

そうと決まったら海に向かうしかないのだ。
何が起きても、何をしようとも!行き当たりばったりでも何も怖くない。

死についてはいつも考えるのだけど、余命幾ばくもないことを宣告されたらどう生きるのが正しいのかな。
彼らみたいな人はいない。いたらいたで困る。

海を見たことない人生ってどんな感じなんだろう。
見たことある自分にとって想像がつかないから考えてみると、宇宙から地球をみることなのかもしれない。
叶うならそれは死ぬ前に見てみたいと願うな、確かに。

ラストにマフィアのボスとして出てくるルドガーは、『ブレードランナー』でバッティをを演じたその人だ。
出演はほんの一瞬だけど。絶対絶命な場面で粋な言葉をかけてくれる。最高の場面だ。

ルドガーに出演して貰いたくて、交渉したところ、ギャラが高く諦めざるをえなかったが、ルドガー本人から「マネジメントの言うことは気にするな。出ると決めている」と快諾したそうだ。wikiにそう書いてある。

道中のドタバタはもう傑作。あぁーでも2人には時間がない。絶対絶命になるたびに、お腹が痛くなる。「ここで終わりか。終わりなのか?」と身構える映画だ。

カッコいい映画。面白かった〜

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