#037 『ナイロビの蜂』(2005/2006)

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( 037/365)
『ナイロビの蜂』(2005/2006)(128分)
原題:『The Constant Gardener』

冒頭からつらい。
物語は最愛の妻テッサが殺害されたというところから始まる。
ナイロビ駐在のイギリス人外交官のジャスティンが主人公。
彼女の生前の動きを追いながら物語は進み、ジャスティンは彼女の死の背後に製薬会社の絡んだ陰謀があることを突き止める。

映画のための作ったとは思えない映像が挟まれてる。
多分ナイロビのリアルを撮りたいという思いがあったのでは思う 。(事実かどうかは別に)

本作はイギリスでベストセラーになったジョン・ル・カレ原作、原題同名の小説を元にした映画。
アフリカの製薬業界の無法ぶりに憤りがあり、執筆に至ったらしい。

原題はジャスティンが、庭いじりが趣味だからであるが、"不変的な"というところが物語の核心に触れている気がする。

「大手の製薬会社は金儲けしか考えてない、武器商人と同じさ、アフリカを食い物にしている」

「これがここの現実だ!」

結末を迎えた時かなりのショックを受ける作品だった。どうなるかなぁと思ってて、あ、あ、あ、そうなったか、そうなるのか、、というなんとも言えない。

演出の手法だが、ところどころ時系列を前後する場面がある。
結末を見せてから、どうしてそうなったか、どういう心情がそこにあったかを見ることになる。

ラストでテッサのことを本当に理解することになるのだ。切ない。
ジャケットのキャッチコピーにもなってる。

この昨品には少し思い出があって、当時深夜のバラエティ番組『矢口ひとり(c)』の映画紹介コーナーでオススメされてるのを見て面白そうー、見よーって思っていたもの。
が、その数日前に誕生日を迎えた友人にジョークプレゼントであげた『コアラ課長』が「ひどかった」と酷評され、申し訳なさのあまり、この作品を至急買いに走り交換してもらった覚えがある。。

友人からは「よかったよ〜」と感想もらってたけど、なんだかそして今日まで見たことがなかった!

矢口ひとり(c)に関しては閑話休題②でも書こうかなと思う。

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