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#067 『天使にラブソングを2』(1993/1994)
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( 067/365)
『天使にラブソングを2』(1993/1994)(107分)
原題:『Sister Act 2: Back in the Habit』
ロサンゼルスで歌を披露するデロリス。その公演に、かつての同僚のシスターたちが来る。
シスターたちは今学校で教鞭を取っているという。デロリスに助けを求める。首を傾げながらも、マリア・クラレンスとして生徒の前に立つことになる。
そして進む廃校の話。聖歌隊を結成しコンテストを目指す。
第1作と違いサスペンス要素はない。マリア・クラレンスが、若者の心を動かす話である。
修道院長先生の信頼が厚いところから始まるのは僕個人すごく嬉しい。
「私の経験から言わせていただければ、一番いい方法は彼女の思う通りに自由に振る舞わせてあげることですわ。」
「彼女にチャンスを与えてやってください。きっと素晴らしい最後にしてくれるはずですわ」
この台詞を聞くだけでこの作品の素晴らしさがわかる。もちろん物語はマリア・クラレンスと生徒を中心に進むが、その裏では優しく見守ってくれる人がいるのである。
クラスは荒れているが、クラスの仲間意識はすごく高い。黒人も白人も関係ない。ここが拗れていないから方向が決まれば進むだけだ。
方向というのが大事なのだ。
マリア・クラレンスはコンテストの出番が来た時「ローブを脱いで、始まったら楽しまなくちゃね」という。私服でパフォーマンスを終えた彼らは拍手喝采を浴びせられる。
コンテストの時の修道院長先生優しい顔してらっしゃる。。、
そして、最後に理事長のクリスプをまるめこむのも修道院長先生。素敵すぎる。
そしてエンディング。生徒たちだけでなく、シスター、神父みんなで歌う。元気付けられる〜。
神父さんたち、動きがかわいいっす。
子どもは導かれるなんてことは望んでいない。でも知らないことは多い。知ることで自分たちがどういう方向に向かうかを自分たちで考えて選ぶのだ。
大人はその手伝いをする、それが後々、導かれたと気づけばいいのである。この作品はそれを教えてくれるのだ。