3/18 慣れてはいけない、ハラスメント
昨日の議会の場面、素晴らしいことと、久しぶりに残念なことが・・
素晴らしかったこと
本日は、来年度予算に対する、議会としての指摘要望事項の協議がありました。所属会派の流政会からは野田議員、大塚議員が臨まれました。
全会一致の項目になると、市は優先順位を上げて対応します。昨日は「議会=合議体(複数議員の話し合いによって、意思決定を行う組織体のこと。)」というに相応しい議論が展開され要望項目が決定しました。
ピリピリとしがちな最終的な合意形成も、冷静な議論を経て滞りなく対応されていて素晴らしかった。
各党会派の日頃の情報共有などの活動も踏まえた上での、合意形成にもなっており、より良い会議体に成長していると感じました。
残念だったこと
しかしこの審議の休憩中、委員外委員的に発言した時に、とある先輩から恫喝を浴びました。要望の調整は、予算審査特別委員会の委員が担当するのですが、他の会派の委員外委員が休憩を求め発言されたので「それならば!」と手を挙げたところ「会派間の協議をする場じゃあないんだよっ」と恫喝。なぜ他の会派の方は認められ、私は認められないの?と明らかに公平性を欠いた状態。
副議長が「●●さんも認められたのだから、この件についてはご発言されてはどうですか?」と間に入って下さり、発言の機会が無くなることはございませんでした。心から感謝いたします。
恫喝行為に慣れてはいけない
私は、都度発生するこういった議会の場面に慣れてしまったのですが、昨今の他自治体の若い議員、そして女性議員の取り巻く状況を伺うと、今後政治に参画していただく方のために、パワハラはパワハラとして対峙して行くべきだ思い始めました。
調べてみると、内閣府が調査「女性の政治参画への障壁等に関する調査報告書」がありました。政治参画への障壁と感じる項目に、男女で明らかに有意差があるという結果です。ということは、男性優位な環境だと「それ位乗り越えられるだろ」と軽く言われがちな風土を変えるために「それおかしいでしょ」言える人が参画することの意義がありそうです。
暴力的な言葉(ヤジを含む)による嫌がらせは、女性は男性より受けやすいようです。って私女だから受けたのかしらw。
政治家に必要な資質は?
健全な批判精神と相手への理解、調整能力
確かに選挙に勝ったり、民意を実現するため政策や予算取りに競り勝たなければならない政治の世界において、時にハードな切磋琢磨は必要だと思います。しかし時代も変わっていますし、議員に必要な資質に、恫喝に耐えられる精神力は必要ないと私はあえて言いたいです。むしろ、健全な批判精神と、相手への理解と調整能力は必要だとは思います。
こういう投稿をしたら、とある自治体職員の方から以下のコメントを頂きました。行政関係に、共感者は沢山いそうです。
政治の世界は上位下達。先輩やマネジメント層も、自分のことを先輩といってふんぞり返っていて、感覚鈍ってるなーという方もいらっしゃいます。自分を客観視するには、市民の方からの指摘や、若手からの突き上げが必要ですが、そういう機会が少ないから成長も止まってしまうわけで、それは先輩にとっても不幸かもしれません。
これだけ変化が激しい時代ですから、役職が高くなればなるほど、駄目出しをしてくれるグループに飛び込んでいく姿勢(もしくは退出)が重要だと思いますが、政治の世界って不思議・・です。どうなんでしょう、、私はそういう文化の会社で育ちましたが、、
合議体をまちの力として活かすために
市長が1人選ばれるのに対し、市議は28人選ばれますが、各人が地域や政治的ミッションを追っているため、その民意を共有し、よりよい方向を模索することより、隅々まで届く市政運営が出来るようになる仕組みです。とすれば、安心して議員同士が対話できる関係の方がいいですよね。市議は市民に近いマーケッター的役割を持っていると思います。
しかしながら、活動が思い込みに寄り過ぎたり、その時々で言うことが変わる風見鶏だったり、少なくとも私が理想としている「ありたい姿」から乖離している方もいます。しかし、そういう人は距離を置けばよいと思います。恫喝する必要はございません。
こういった主義主張を感じ取っていただき、議会活動における議員のパワハラ発言、未然に防止するためにハラスメント研修が計画される動きがあります。楽しみですね。
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