この記事で伝えたいこと
2つの児童センター開設までの私の議員としての活動履歴です。
近藤さん!!春日部市の児童センターみたいな施設が欲しいです。
私が市議になって1年位が経過した時に、3人のお子さんを育てているママから、こんな声が届きました。
春日部市の児童センターを調べてみると、確かに乳幼児専用スペースと児童が元気にあそべるスポーツ広場が両方ありました。
当時、流山市の児童センターは、乳幼児向けサークル活動はあるものの、活発という印象はございませんでした。プライバシーが確保できる相談室はないし、何より遊びに行ったママ達からの評価は高くない状況でした。
こんな声も届きました。
議会を通じて指摘をしてきた結果、児童センターの質は改善していることを確認しています(問題を感じた場合は近藤みほにご連絡ください「こちら」)。
こんな声も届きました。
子どもが急増している流山市にとって、沢山のニーズがあることが分かり頭を抱えたことを思い出します。当時は、とにかく事例探しをしては、施設を見に行きました。
子どもの成長を支える施設に
今後のことも考えると、妊娠期~乳幼児~中高生までの、幅広い年齢層、そして多様な子育てニーズをカバーしながら、量と質、共に担保できる必要があると思い、2つの理想的な拠点を基に提案しました。
①妊娠期~乳幼児の子育て支援拠点:香川県善通寺市の子ども家庭支援センター
「NPO法人 子育てネットくすくす」が運営する香川県善通寺市の子ども家庭支援センターを視察しました。
視察で学んだこと(以下)を児童センターの機能に反映するよう要望しました。
・子育ての悩みを受けられる窓口を地域のNPOが担っている(地域にもつなげられる)
・ プライバシーが確保できる相談室があり、専門性を持つ職員が対応している
・DVから児童の発達について、多様な相談を受けられる(特にDV被害者は無自覚にDVを受けている可能性があるため、相談員が専門知識を持っている必要がある)
・(児童発達に必要な)運動ができるスペースがある
・妊娠期からのサポート支援、乳幼児のひろば、児童があそべる場所があり、きょうだいを連れていける
②子どもの育ちをサポートし、地域のソーシャルキャピタルを創る:墨田区の「フレンドリープラザ墨田児童会館」
子どもが来やすい工夫をし、子どもの声で運営改善するという素晴らしい施設です。
以下のような取り組みがなされています。
①子どもの意見箱が設置されている
②放課後立ち寄れるランドセルの置き場がある(ような配慮がある)
③中学生のこもり場がある(中学生くらいになるとプライベートスペースが必要)
④行政機関との連携を大切にし、困難な子どもを発見した場合など、適切に連携をしている
⑤地域住民や事業者の方々にできる範囲で関わって頂くため、自分たちの状況をオープンにしている
いい児童館とは?という視点を磨いていただくために、市役所の職員にも視察に行っていただくよう要望しました。
最終的に基本仕様が以下のようにまとめるに至っています(反映されていますね!!)
(2つの複合型)児童センターが出来ました
結果的に、おおたかの森児童センター(2021年)と
南流山児童センターがオープン(2022年)しました。
私たち議員は言うだけですが、土地や予算の制約がある中で形にするのは大変です。「〇〇大変だったよなー」と言う沢山の職員の方々の声が聞こえてきそうです。関係各位のご尽力に敬意を表します。
滑り込みで要望したキッチンについても、コロナ禍で利用が出来ずにいます。コロナが沈静化していく中で、当初描いていた理想を実現できるのかをチェックしていきます。
近藤からのお願い