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#2~これからの地方議員を考える~これならできる?「政治資金パーティ」~


「政治資金パーティ」が悪いのではなく、キックバックや虚偽記載が問題なので、健全な方法で実践してみます!


昨今、「裏金問題」に関連して「政治資金パーティー」というキーワードが独り歩きし、問題視する声が多くなっています。しかし、問題は議員側へのキックバックや収支報告書への虚偽記載であり「政治資金パーティー」自体が悪いわけではありません。

そもそも、政治資金規正法は、資金の流れを透明化することを目的に、受け皿を政治団体にまとめるための制度です。そのため、健全に政治資金を集める活動を実践することが大切だと思い、実践してみます。


お金をかけずに政治活動もできますが、資金があれば、選択肢は増える

「お金をかけずに政治活動を行う方法もある」との声をいただくこともあります。しかし、議員として経験を重ねるほど、政策の守備範囲は広がります。また、陳情が増え、解決すべき課題の難易度も高まります。議会において難しい合意形成の中心になることもあり、信頼できる専門家からのアドバイスも必要です。他の自治体の方々との関係も多くなり、移動交通費も無視できません。資金があれば、効果的な調査や市民からの意見聴取を行う選択肢も増えます。協力者はいるものの、実質的に一人で動かざるを得ない状態が続いており、限界を感じました。そのため、自分なりの形で政治資金を集めようと考えたのがきっかけです。

市町村議員は制約が多い「その他の政治団体」


とはいえ、市町村議員が持てる政治団体は「その他の政治団体」であり、現在問題の温床として話題になっている「政党」や「政治資金団体」とは異なります。その異なる点は以下の通りです(市町村議員はより制約が多い)。

  • 企業献金や団体からの献金はNGで、個人献金のみ受け取れます。

  • 年間の受け取り上限は150万円です。

  • 市区町村の首長や議会議員への寄附は控除の対象外です。(国会議員、都道府県の首長や議会議員、政令指定都市の首長や議会議員の政治活動に対する個人献金については、2,000円以上の寄附が控除の対象になります)。

共通点は以下の通りです。

  • 個人献金も政治資金パーティー経由での寄附も、年間5万円を超える寄附は、寄附者の氏名、住所などが政治団体の収支報告書に掲載され公開されます。これまで、政治資金パーティー経由の寄附は20万円を超えるものが公開対象でしたが、法律が改正され、令和9年1月1日以降は5万円を超える寄附も公開義務が生じます。

市町村議員は報酬も低いのに、なぜこれほど制約が多いのか、国会で「政治とカネ」の問題が話題になるたびに、私たち市町村議員にまで厳しい目が向けられることは不本意です。しかし、地域に密着した議題に関わることが多いからこそ、より厳しく規制されているのだと、自分に言い聞かせています。

「地方議員は見た!まちづくり赤裸々最前線」という主旨で「近藤みほPub」を開催します


市議になってから9年が過ぎ、来年5月には10年目を迎えようとしています。新人議員だった頃とは、見える景色もだいぶ変わってきました。

街頭に立つことも良いのですが、長時間お話しすることは難しく、現実的には今はその時間を取るのも難しい状況です。SNSでの発信や市政報告会も、一方的に私が思いを伝えるだけになりがちです。しかし、皆さんの疑問に答えたいという思いがあります。

政策を実現するには時間がかかりますし、政治における合意形成や意思決定のプロセス、どのような合意形成が行われているのかを、もっと深く共有したいと感じてきました。

そこで、恐る恐るではありますが
「地方議員は見た!まちづくり赤裸々最前線」という主旨で「Pub」を開催してみることにしました。市議になって9年がすぎ、来年5月で10年目を迎えつつありますが、新人議員の頃とはだいぶ見える景色も変わってきました。

通常の会費を伴う集会とは異なり、政治資金パーティーは、経費と参加費との差額の利益を他の活動に使用するために開催されます。利益をいただく以上、対価も問われる活動になります。
近藤の近況を聞きたい方、応援いただける方はもちろん、地方議員やまちづくりにご興味のある方もご参加いただけますと幸いです。2部はまだ空きがございます。

日時:11月4日(月・祝)※本日!
①一部:14時~15:40 (満員御礼)(入れ替え)
②二部:16:00~17:40
場所:近藤みほ事務所
参加費:5,000円
定員:常時4、5名程度までを想定

ワインやおつまみ(材料費)などの経費との差額は、近藤みほの政治資金として活用させていただきます。スペースが限られていますので、ご参加希望の方はご連絡ください。この催しは、政治資金規正法第8条の2に規定される政治資金パーティーです。

事務所の維持にも費用がかかりますが、DVの相談や支援、不登校のお子さんを持つ親の会など、繊細な話ができる場の確保も必要です。経費や政策提言に必要な調査、実践にかかる費用が必要であると考え、この活動に挑戦します。

「こんな場であれば行きたい」というご意見も大歓迎

価格設定や取り組みについては試行錯誤を重ねています。先日、テスト開催を行いました。写真には写っていない方が3名ほどいらっしゃり、小沢えみり議員にもご参加いただきました。

(入れ替えがありましたが、計7名のご参加、飲食は持ち込み)

「こんな場なら行きたい」「これなら協力できる」といったお声をいただくことは本当に嬉しいです。ご意見をいただきながら、改善を重ねていきます。

①予約制について:当初は出入り自由と考えていましたが、しっかり対応させていただくために予約制とすることにしました。SNS(LINE、Facebook、Instagram、TwitterのDMなど)を通じて、ご連絡いただけると幸いです。

②場のネーミング:BarからPubへ変更しました。まちづくりについて語る場にしたいと考え、パブにしました。スナックという案もありましたが、ニーズは高いもののNGの意見も多かったため、取りやめました(笑)。Barは接客重視、パブはコミュニティを重視していると考えています。

パブ(Pub):イギリスの大衆酒場である「パブリック・ハウス(Public house)」の略で、お酒を飲みながら多目的に集う社交場として親しまれてきました。
BAR(バー)の始まりは、アメリカの西部開拓時代。 西暦1800年前後に生まれました。 当時の酒場では、酒を樽から量り売りしており、酔っ払うと勝手に樽から酒を飲む客がいたため、区切りを設けるために横木(bar)を設置したのが由来だと言われています。
スナック:ママがいてカウンター越しに接客する店



応援頂けると、他自治体への視察や研修費、専門家にアドバイスを求める、同じ思いを持つ議員さんに直接会いに行き対談する等、活動量を増やすことが出来ます。まっとうな政治を行うためのサポートよろしくお願いいたします。