新宿へ温泉旅行に出かけました
「新宿」と聞くと、大都会を思い浮かべる人がほとんどだろう。
大きいビルが立ち並んでいる新宿は間違いなく大都会だ。
都会は急いでいる人が多い。
時間がものすごいスピードで過ぎていく新宿で、ゆっくりとした時間を過ごす、なんて不可能に近い、
と、思っていました。
なんとわたし先日、新宿に温泉旅行をしたのです。本日はそのお話。
突如現れる「温泉旅館」
先日、お付き合いしている彼の誕生日があり、そのお祝いとして彼の好きな温泉旅行をこっそり計画していた。
だが、この緊急事態宣言下、あまり遠出は良くないかな、と諦めかけていた。
何か代わりに良い案はないだろうかとリサーチをしていると、「新宿に温泉旅館」と、なんとも不思議な組み合わせのスポットを発見。
お互い東京都内在住なのもあり、「ここだ!」と即決。
当日、彼には「新宿に行く」とだけ伝え、向かいました。
新宿三丁目駅を降りて徒歩7分ほど。
本当にここに旅館なんてあるのか…?と若干不安になりつつ歩を進める。
すると、突然オアシスが現れた。
突然の異空間…!本格的な旅館の登場に一気にテンションが上がる。
2019年に出来たばかりの旅館だそうで、外装も内装も洗練されていてお洒落。
室内は畳の仕様だが、ベッドが置かれていて和洋折衷、といったところだろうか。
せっかくなので高層階に宿泊したのだが、新宿のビル群が一望!
畳の部屋でベッドに座り、くつろぎながらビル群を眺める…今までにない感覚だった。
天ぷらと鉄板焼きを同時に楽しめるコース料理
夜は1Fにある「夏下冬上」さんでコース料理をいただいた。
天ぷらと鉄板焼きが同時に楽しめる素敵なコース。これがまたどれも絶品。
天ぷらは衣がふわふわでさくさく。
黒毛和牛のサーロインステーキはほどよい甘い脂でしつこくなく、美味しくて幸せだったなあ〜。
個人的には大好きな鰹のお造りが嬉しかった。
鰹のお刺身ってあんまり食べられる機会がない気がする。なんでだろうな?
店員さんも親切で、お酒のメニューを見てどれにしたらいいか悩んでいたら、すぐ声をかけてくれた。
わたしはお酒を飲むことは好きだが銘柄等まったく詳しくないので、こういう少し贅沢な食事をいただく際は店員さんにおすすめをお願いすることにしている。(勉強したいな、と思うジャンルではある)
せっかく美味しい料理を食べているのだから、お酒はプロにお願いして合わせてもらうのが1番、と思う。
今回もコースの進みに合わせてその都度お食事に合う日本酒、シメにはワインを、とお願いして美味しいお酒を楽しむことが出来た。良い夜だ〜。
ここでしか味わえない、大都会の絶景温泉
美味しいお食事とお酒を楽しんだ後は、最上階18Fにある温泉へ。
箱根の源泉から運ばれる温泉は、日々の疲れを癒してくれた。
露天風呂からも新宿の絶景が見れる。温泉ってやっぱりいいねえ。
大好きな旅行があまり出来なくてフラストレーションが溜まっていたけど、近くでこんなに旅行気分が楽しめるなんて。
というかこれはもう、移動時間は30分ほどだけれど立派な旅行。
出た後は、これまた新宿の絶景を眺めながら気の済むまでアイスキャンディーが食べられます。
わたしも彼も欲張って3本ずつ食べました。せっかく温まった身体が冷えちゃうね。てへ。
和定食で身体を起こす贅沢な朝
翌朝は、ガサツ女の一人暮らしではありえないほどの豪華な和定食。
鰆が美味しすぎた〜。
ご飯に出汁をかけてお茶漬けにしたのも美味しかった。日本人だからか食べ慣れたこの味、落ち着く。
その後少しゆっくりしてチェックアウト。
一歩出てびっくり。あ、ここって新宿だったよな。
ビル群を眺めながらゆっくりと安らぐ時間を過ごせたなんて驚き。心の中が幸せで満たされていた。
彼も喜んでくれたみたいで良かった。
東京に住んでいる人にも、そうでない人にも、本気でおすすめしたいこの旅館。
この息苦しいコロナ禍、息抜きにはぴったりの場所だった。皆さまも機会が合えば、ぜひ。