母のこと
2024年8月30日、母は余命宣告を受けました。
主治医からは、「早くてあと一週間」と言われました。
2023年3月に肺がんと分かり、何度も入退院を繰り返して、
抗がん剤治療、放射線治療をしてきましたが、同年9月には脳転移。
脳に転移したがんが大きくなり、2024年4月から左半身麻痺が出て、3か月程度入退院を繰り返しましたが、具体的な治療ができないまま、時間が経ちました。
7月末から、実家近くの施設に入りましたが、母の望むような看護をしてくださる施設ではなく、母のストレスがたまり、体調は増悪し、8月26日の予定通り、主治医のところへ診察にいってそのまま入院しました。
入院した日に主治医から、「ホスピスに入るかどうか」希望を聞かれ、翌日には説明を聞き、8月30日にホスピスへ入りました。
お盆あたりから、意識障害が出始め、ぐっすりと寝ていて安心のようですが、もう本人の意識とは別に寝たきりの状態になってしまったんですよね。
私は8月10日から14日まで帰省し、母もそのタイミングで施設から外泊して実家に戻りましたが、だんだん意識レベルが落ち、しゃべることも減り、食事量も減っていたので、このまま入院したほうが良いのではないかと思っていました。
実質的には入院したことで、施設も退所できて、母の望む手厚い看護のあるホスピスに入ることができました。
去年の3月からここまでの約1年半ほどの間、遠距離から母にかかわってきて本当に悩むことが多かったですが、いまこの時を迎えて、母が苦しまずに旅立つ日を迎えられたらと思っています。
本当はもっと長生きしてほしいし、一緒にいたかったけどかないません。
その分は父と一緒に過ごし、母のことを忘れないようにしたいと思います。
まだ少しだけ、猶予があると思うので、今週末も実家に帰り、母の様子を見に行ってきます。先週の土日はまだ手を握ると握り返してくれました。
看取りができるのは奇跡だと思いますが、少しでも一緒にいられたらと思っています。