チェコ映画『金か命か』原題 Peníze nebo život

画像1 写真はインドゥジーフ・ホンズル監督によるチェコ映画『金か命か』1932年公開の作品。おしゃれなポスターですが、オトボケキャラの同級生2人が、盗んだ高価なネックレスを持って逃げまわるコメディ映画。主演はヤン・ウェリフ(写真左)とイジー・ヴォスコヴェツ(写真右)二人は、ナチスを批判する30年代の数少ないヨーロッパ映画とされる『世界は私たちのもの』(1937)という映画にも出演、映画脚本も手がけています。
画像2 こんな見た目になることもありました。
画像3 ウェリフとヴォスコヴェツは、オスヴォボゼネー・ジヴァドロという劇団の中心人物で、名コンビでした。
画像4 こちらは、作曲家ヤロスラフ・イェジェク(写真左)が加わった名トリオの写真。ウェリフとヴォスコヴェツの手掛ける劇や映画作品に、素敵な音楽を加えたのがイェジェクでした。映画『金か命か』でも、場面ごとにイェジェクのアイディアに富んだ絶妙な音楽が流れます。後に、時代に翻弄され、劇団活動の停止、アメリカへの亡命を余儀なくされた3人ですが、『金か命か』では、まだ若きウェリフとヴォスコヴェツ、イェジェクのトリオの魅力がいっぱいに溢れています。日本では公開されていないようで、残念。

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