おばあちゃん専用席
ゴーヤーカーテンはそろそろ店じまいか。
真っ白。
この写真は真っ白な背景にかかるクモの巣。
車で都内へ向かう途中も霧。
昨晩は小さなヤモリが出た。
このところアシダカグモはめっきり姿を見せなくなった。
寒いと休眠するらしい。
棚田コンサート続き。
朝6時に棚田へ挨拶を済ませて一度宿に戻り、朝食を食べてから準備して再び棚田へ。
コンサート主催者、ヒロクラフトの廣田さん夫妻が梅平地区の皆さんへこれからのそれぞれの割り当て仕事の確認など。
ほぼ全て何から何まで廣田夫妻は段取りを組み、それぞれの人たちに割り当てて作業を頼み、その細やかな仕事と、気遣いと、ちょっと真似できないというか完璧です。
それ故にそこまで至るまでの仕事量や考えることが半端ではなく、考えると気が遠くなりますが、おかげさまで演奏に集中できる私たち奏者は本当にありがたく、
本番を迎えるまでの様々な事だけではなく、広報、集客も含めて並大抵の事ではなく、本業とは別に善意でなされるそれは、たぶん神さまレベルですね。
もはや。
この地域にすむお年寄りの方々はこのコンサートの大事な招待客です。
梅平のおばあちゃん席という特別席があって、立体的なこの棚田コンサートホールはオペラホールのようです。
10年も経つと亡くなった方もいます。
そもそもこのおばあちゃん達が棚田に至るつづら折れの坂をおりれないだろうから、一部を野原で開催して、2部はおばあちゃん達を除いた人達で棚田へ移動してという流れを考えたのが、第一回目の棚田コンサートでした。
でも蓋を開けたら、おばあちゃん達もこのように移動したんですよね。棚田まで。
でも下までは降りれないので、二階席のような梅平おばあちゃん席が出来上がった訳です。
ここ、案外音がいいんですよ。
普段は梅平おばあちゃん優先席ですが、今回は梅平おばあちゃん専用席です。
続きはまた明日〜