この世界に
すっかり緑が枯れてそこいらじゅうが冬色に。
秋が終わって雪景色にならない千葉にいると、若い頃は自然の枯れゆく姿に美しさを感じることはあまり無かったのが、気づくとこの季節の枯れゆく植物たちの景色にまた違った美しさを感じるようになる。
そんな枯れた美しさを感じることができる空間でのコンサートがあります。
今年一年通った屋久島から生まれた曲たち、そしてまた新たな新曲も入れたアルバムが2022年の1月10日に発売。
そのレコード発売記念ということでレコ発Liveを1月30日は船橋の花屋さん(温室とはいえ半外のような空間なので暖かくして来てください。)セラヴィで。
以前にも2度ほどライブしたこの空間、緑が豊かで森の中のような不思議空間。それが枯れてる様子もまた良いのです。
そして2月4日の夜は荻窪カフェ&ホールwith遊で。
紹介しておきながらなのですが、1月のセラヴィの方はあと残り2席ほどになりました。
2月4日の荻窪はまだまだお席ありますのでぜひご予約ください。
こちらの荻窪でのライブはベースの山田章典さんが参加するのでより重厚で面白いアンサンブルになります。
お見逃しなく♪
新しいアルバムタイトルは
この世界に
コロナ禍だからできた曲たち、コロナ禍だから再び繋がることができた屋久島、折れそうなことがありながらもゆらいでいたものが再び同じ風によって立ち上がったようなそんな感覚です。
そして前回製作した2作のアルバムは配信スタートしました。
もちろんCDの在庫もありますので、応援として購入してくださると嬉しい限りです。
CD購入はこちら
1月10日からはこの美炎馬頭琴のホームページにて新しいアルバムの購入もできます。↑
配信サイトはこちら。
(新しいアルバムの配信はまだ先になります。)
枯れる季節といえば、我が家の周りは自然豊かなのですが、すっかり木が葉を落として、太陽が低くなったせいか、西に向いている大きなベランダの大きな窓に小鳥が立て続けに飛び込んできました。
(昨晩はこのベランダから月とフクロウが見えました。
写真の右の木の真ん中のあたりの枝にいます。)
幸い死んでしまうことはなく、でもその場で脳震盪をおこし、ふらふらしていました。
なんとちょうどそこに日本野鳥の会の方が居たのですよ。
というのもそれは棚田コンサートの主催のヒロクラフトの廣田さん夫妻の奥様の方、ミチカさんです。
棚田コンサートの模様は一つ前の記事に紹介していますのでぜひご覧ください^ ^↓
ミチカさんの事を陰で私は生き物博士と呼んでいて、植物でも虫でも鳥でも何か変わったもの、変わった様子に出会うとすぐ写メを送って聞きます。
するとすぐに答えが返ってきます。
このままふらふらしていて今の時期寒いと凍死してしまうこともあるのだとか。
しかし長年この家に住んでいてこんなこと初めてなのです。
留守の間にあったかもしれなくても、鳥の死骸が落ちていたこともなく、ぶつかった形跡は無かったし。
ちょうど棚田コンサートの映像製作をしている監督の纐纈あやさんとカメラマンで旦那さんの石井和彦さんもいて、石井さんが素早い動きでぼんやりしている小鳥を捕まえて、ミチカさんが小さな箱に入れてコタツの中へ。
2.3時間はあたたかい中でぼんやりしていた小鳥も次第に元気を取り戻し、バタバタ羽を動かしてきました。
でも外はもう暮れかかっているということで、一晩おいて翌朝に放した方が良いということで、洗濯物かごの中へ。
この中に新聞紙を敷いて、飲み水をセットして、止まり木をセットして布を被せてお休みなさい。
うーん1人だったらどうしたらいいのか分からずおろおろしていたでしょうな。
しかしね、日本野鳥の会の人が家にいる時に飛び込んできた小鳥も運が悪いのか良いのか。
次の朝、放すと元気に飛び立っていきました。
で、ここで終わりじゃないんです。
ネットで窓に貼る、小鳥衝突防止シールをポチりしていた頃、今度は私1人の時にもう一羽突っ込んできたのです。
昨日の場所には対策していたので安堵していたら、なんか小窓の方に衝突したようで、最初音だけ聞こえたので、まさかまた小鳥とは思わず、家の中の柴犬ゆめちゃん🐕が、めったに吠えないのに、わんわん!言うので一緒に外に出てみたら、ヒヨドリくらいの大きさの緑色の鳥が転がっている!
慌ててゆめちゃん🐕を家の中に抱いて戻し、犬にびっくりした鳥はもがいて植え込みの陰に隠れる。
私は昨日の石井さんの捕まえる動きを思い出して後ろからそーっとでも迷わずにさっと!捕まえて昨日の洗濯カゴへ。
同じようにセットして布を被せる。
そして、次の朝元気よく羽ばたいていったという。
今ですか?ネット注文のシールがまだ届かないので、 あちこちカーテン閉めてます。
話した様子は2羽とも動画があるのですが、Twitter、Instagramの方に載せてます。
動画からスクショしたので見えづらいですが、幾つか写真。
上のこはアオジ
下の子はアカハラだろうとのことでした。
このアカハラ、朝目覚めて布団の中でぐずぐずしながら、はやく放してあげないとなと思っていたら、聞きなれない鳥の声が催促するように聞こえてきて、今放さなければと咄嗟に飛び起きて放し、そのあとこたつでのんびりしていた時に、窓の外の大きな榎木に2羽の先程の同じ大きさくらいの鳥が来て、あら?もしかしてさっきの?と思うまもなく飛んでいってしまったので、誰か分かりませんでしたが、妄想物語炸裂タイプのわたしは、きっとそうに違いないと1人にやにやするのでした。
ちなみにミチカさんはもし鳥が助からなかったら回収して博物館に寄付するのだとか。そうすると研究に使われて、まわりまわって小鳥たちが生きやすい環境が整うとのことでした。
今回廣田夫妻、纐纈あやさんと石井さん、ドラムでいつも参加してくれている前田仁さん、みんなが我が家に来たのは、映像製作の打ち合わせやこの前の棚田コンサートを終えてのインタビュー撮影など。
皆さんの来宅に合わせて煙突掃除しました。
しましたと言っても今回は自力でなく、初めてプロの手をかりて。
そしたらまあすっかり綺麗になり、色々アドバイスももらい、パッキンがあちこち緩んでいるからと、取り替えてもらい、ちゃんとした売り物の質の良い薪を一部購入して、最初の火付けの段階で2本くらい使うと後はもう何を燃してもいいということで、我が家はまあ半分朽ちたり、生乾きだったり、針葉樹だったり、あまりストーブに良くないという薪をガンガン燃していたのですが!
そういうのでも大丈夫。
でも火付けの時に使ってみてと言われてやった所、まあまず交換したパッキンが威力を発揮して2次燃焼がおこり、トロトロと薪の消費が少ない少ない。
今までこれはストーブではなく、暖炉の使い方をしていた自覚はあったものの、うちは仕方ないや、なにしろ五万円で購入したストーブで、使い始めてもう13年は経っている。
でもちょっとしたアドバイスとメンテナンスでまるで違うということを実感した冬のはじまりでした。
これに気を良くして、窓辺もクリスマス仕様に。
ちょっとずつ買い足していた、棚田コンサート主催のヒロクラフトさんのもみの木と、クリスマスツリー手作りキットを飾る。
ヒロクラフトさんの素敵な素敵な作品はネットでも購入できますよ。↓
そしてこの2日ほどは房総に通いました。
美炎さん馬くるよ〜と誘われればホイホイいっちゃうんです。
魔女の家。
ここに住む魔女さんは房総でのライブに来てくださったことからはじまったご縁。なにしろ馬が好きな繋がりと、馬をいつか飼いたい!という彼女と意気投合しないわけがない。
ライブに呼んでもらったり↑遊びに行ったり、そして今回も。
馬に乗せてもらったり、保育園の子供達に馬頭琴弾いたり、馬の飼い主、岩間敬さんと色んな話ししたり、この岩間さんは馬搬の世界大会で優勝した経歴の持ち主で、馬を使って森から木を切り出して運んだり、馬に畑や田んぼを耕してそのお米で日本酒「田人馬」を販売したりと、あ、馬の糞の形の積み木、ウンキを作ったりと馬を使って色んな事をしていて、以前この魔女さんの声かけで小学校で馬と綱引き、馬車に乗る、そして馬頭琴コンサートともりもり盛り沢山な企画でご一緒したのでした。
いやー楽しかったな。
私もお手製馬車に載せてもらったもの。
馬車というよりリヤカーですね。笑
Twitterで繋がって会いたかった二胡とバイオリンと竹を操る竹遊亭田楽さんに会ったり、馬のクッキー焼いてもらって食べたり、まあ楽しい2日間。
勝手に前髪三つ編みした。
❤️
流石に弦楽器やる人は早いよね。
私の方はというと完全に足開いちゃって、馬頭琴じゃないよ!😆
馬に乗るモンゴルの年配の方がよく、足がすっかり外股に開いちゃっていて、馬に長年乗ってるからそうなったと聞いたけど、私も気をつけなくちゃ!
馬には全然乗れてないけど、馬頭琴弾くともしかしてそうなるのか?
いや、違うと思います。。
保育園のそれも馬組さん🐎馬と綱引き!
私もスーホの白い馬を弾きました。
ここで笑うの???というポイントでみんな大笑いして弾いてて楽しすぎました。
子供達にもう一曲!!とせがまれちゃ弾くしかない。
もう一曲馬の曲。
こんな時はチ・ボラグさん作曲のスーホの白い馬と万馬の轟。
彼のこの二つの曲はまあ本当に馬頭琴の楽曲として大好きであり素晴らしい。
弾けるようになるのに難しいのだけれど
奏者が馬頭琴で作曲しているので理に叶っているというか弾きやすい曲でもあります。
この保育園の園長先生が、チ・ボラグさんて知ってる?と聞くので、はい知ってます。
よく知ってます。どころかかつて義理の父でした。と、普段はそこまで暴露しないのですが話すと、そうですか!今どうされてますか?と話が盛り上がりました。
一年に一度くらいは呼ばれた先で、昔ボラグさんが来てくださったという話をきき、元義理の父という話はしないものの、ボラグさんは日本全国馬頭琴をひろめていたんだなと思います。
一時は家族として近くにいて、色々見聞きしていたので、ボラグさんの人柄はよく知っているのですが、私が一番感謝しているのは、日本人であり、昔は女性は弾くことの無かったこの楽器を私が弾いて演奏していることについて、本当に寛大であったなということです。
私が弾いてるのをみて、美炎はいま、問題あるところありません。(笑)と言って自身の大きなツアーなどにメンバーとして参加させてもらい、とても大きな経験を沢山する事ができたし、千人で弾く万馬の轟というギネスに参加した事もありました。
北京オリンピックの開会式でボラグさんが演奏することになり、そのメンバーとして誘われれもしましたが、他に参加したい馬頭琴奏者がわんさかいたので私は遠慮。今となってはグイグイ行けば良かったかな。
まあ感謝してもしきれない訳です。
そして私といえば、モンゴルと関係なく、ネイティブアメリカンにまつわる伝説を楽曲にしたり、オリジナル曲ばかり弾いて、(それもモンゴルのイメージでないものばかり)いましたが、美炎はそれでいいよ!と励ましてくれたり、私の知らないところで沢山の現地の人にネイティブアメリカンの伝説から作曲したアルバムのCDを聞かせたりしていてくれたようです。
それで私は私の道を行くを密かに、ボラグさんにそれでいいと言われたのだから大丈夫だと言い聞かせて励みにしている部分もあります。
まあ珍しくボラグさんとの事を書こうと思ったのも、12月12日のテレビ朝日、関ジャム完全燃SHOW という番組に出演するのですが(収録済み)ディレクターさんから電話があり、ボラグさんのことをどのように紹介するかというくだりで、色々お話したからなんですが、もちろん出演は私1人ではなく、四つの珍しい楽器の一つとして馬頭琴が紹介される為そんなに時間は無い。美炎の紹介の中でボラグさんが何者なのかというのを簡潔に紹介しなければならないが、丁寧に話すと、中国の国家一級演奏家で、唯一の世界馬頭琴大師の称号を与えられているというのが正式なのですが、一言で簡潔に紹介するのは日本の人にわかるように、モンゴルの人間国宝と言う事があります。
このモンゴルのというのも本当は中国内モンゴル自治区のというところが正解ですが、モンゴルと一言でいいましても、という説明が必要になるのでだいたい、時間の関係、字数の関係でプロフィールなども、モンゴルの人間国宝のとなるわけです。
でも正式には内モンゴル自治区の国家一級演奏家で世界馬頭琴大師のチ・ボラグさんという事になります。
こんなことも今までちゃんと説明する機会がなかったので、もしかしたら番組をみて、馬頭琴に興味持った方がこれを見ることもあるかなと思い、自己紹介がてら色々と書いてみました。
放送は12月12日23時テレビ朝日です。
収録の様子など話したいことは沢山あるんですが、これは放送みてのお楽しみということで、ぜひご覧になってください。
放送のあった日から1週間はこちらのサイトで無料で見れるようです。↓
そしてついに!ついについに!
今年通った屋久島で撮影をしたPVが完成いたしました!
YAKUSHIMA
海のこころ
です。
屋久島での撮影や、旅の模様もこちらのnoteで記事書いてありますのでぜひ^ ^
昔からやりたいことの一つに映像とのコラボレーションがありました。
というのも高校時代に出会った、民族文化映像研究所の姫田忠義さん。
実際にお会いしたのは高校卒業してからでしたが、当時高校を山形県小国町の山奥の小さな学校で寮生活をしており、その時に姫田忠義さんの本を読んでどうしてもその映像が見たくて自転車で山を越え、役場までいって民映研のフィルム、「奥三面〜山に生かされた日々」の丸くてでかくて重いフィルムを自転車に積んで、峠をこえて学校でみんなで見たことを、手紙で書いて送りましたら、返事が来て、そこから奥さんの道子さんと数年にわたって文通がはじまり、大学時代東京にいたので、新宿の民映研に通ってアーカイブをみて、監督やカメラマンの話をきくということを毎週末していました。
姫田さんは亡くなりましたが、最後にお会いした時に・勝手に娘のように思って心配してましたよ。お元気そうでと言ってくださった思い出。涙🥲
その時から映像には心惹かれるものがあり、音楽をやるようになってからは、映像とコラボしたいなという気持ちがずっとあってPVを作ると言うのは少しそんな欲を満たしているところがあります。
風と空のうた
ドネゴールの夕陽
風の馬
この3曲のPVを製作してくれたomegane の管林春奈さん。(この3曲のPVのURL は記事の最後に置いておきますのでぜひご覧下さい。)
今回の新曲2曲の撮影は屋久島現地の田平拓也さん。
そして編集は春奈さんにまたお任せいたしました。
編集を誰に頼もうかなと思っていたちょうどその時、入ったレストランに春奈さんはいました。
こんなことってあるんだな。
その場でお願いしてしまいました。
そして今これを書いている時、なんということか、たまたま入った喫茶店に春奈さんがいます。
春奈さんは気づいてなくてパソコンに向かって仕事しているので私は後ろ姿を眺めながらお茶を飲んでこれ書いてます。笑
なんか話があちこちに飛びほうけておりますが、
YAKUSHIMA
そして
海のこころ
これらの曲のエピソードや屋久島の事などnoteの記事に幾つかあげております。
今年最初の屋久島の旅の模様は↓
屋久島での撮影の模様は↓
そしてYouTubeチャンネルにぜひ登録をお願いします^ ^↓
不定期ではありますが、これからも映像と音楽をあげていきたいと思います。
風と空のうた
ドネゴールの夕陽
風の馬
あれもこれもと書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます😊
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