ただいま屋久島!②海の中の山の王国
山頂でのお昼寝は思いつく限り一番贅沢なお昼寝だった。
誰ともなくご飯の後で岩の上に寝転んで、このお日様だもの。
そりゃ寝てしまうわ。
遠くにトカラ列島の噴火の煙が上がり、岩の下には石楠花が咲き、普段見える事がほぼない桜島、開門岳、霧島の山の峰、種子島、とにかく見えるもの全部見せてくれた山頂からの景色だった。
ガイドの奈央ちゃんもびっくり。
その①↓
山頂に着いた途端のあの飛んでいきそうな大風は、この景色に出会えるためだった。
薄曇り時々晴れみたいな山頂までの天気から、風が止んでお昼寝からの下の復路はまるでさっきの世界とはちがう。
充分晴れたと喜んで美しいと思っていた景色が、快晴と言うと光がまるで違うので、こんなに色が輝くのかと目を見張る。
行きにはしゃいで撮った写真はなんだったのかというくらい。
標高の高いところにあるこの湿原には珍しく屋久猿が水の中で何かを食べているのが見れた。
あっという間の黒味岳登山。
あっという間と言っても、朝4時発、8時間行程の登山道をたぶん12時間くらいたっぷりゆっくり味わったらしい。
ええ。昼寝もしましたものね。
朝ごはんも食べたきれいな沢で帰りはガイドの奈央ちゃんが焼いてくれたマフィンと健ちゃんが淹れてくれたジンジャーティーを飲みながら一休み。
そして登山道を後にする。
そういえば登山道入り口に到着する少し前、細い登山道ですれ違った2人連れ。
先頭にいた男性が、すれ違いざまに立ち止まり、「馬頭琴の美炎さんですか?」と聞いてきた。
え!そうです。
「僕ファンなんです。」
え??
ちょっと信じられない感じだが、その方は山梨から来ていて、本当に偶然行き合った。
ライブで出会った訳でも、何かのイベントで出会った訳でもなく、屋久島の黒味岳の登山道で。
面白すぎる。
明日、野外でライブするのでよかったら来てくださいね~と言って別れる。
宿に戻ると美味しい美味しいご飯。
今回ずっとお世話になったのは屋久の宿たぐち。
夕ご飯も朝ごはんも屋久島の地のものたっぷり。
作るのは奥様。
屋久島の想いや見どころを熱く語るのはご主人。
移住してきたお2人だからこそ、外からやってきた旅行者に適切なアドバイスや楽しみどころを伝えられるのだろうな。
地のもの沢山の美味しいお料理。
いかにもお酒がすすむ。
弱い私でも必ず夜は梅酒をオーダー。
本当は焼酎とワインにとてもお詳しいそうです。
さてライブの日。
この日も気持ちよく晴れて、そよそよ風の吹く中、杉の木立で演奏。
一緒に登山した旅の仲間と、あちこちのライブを企ててくれた睦さんと友人たち、昨日の山で出会った、山の格好していて絶対馬頭琴奏者の美炎さんに見えなかった筈なのに(笑)一瞬で見分けた山梨からの方とそのお連れの方など集まってくれました。
山梨からの方は撮影で来ていたようで、撮影機材があるから撮影しますよと、撮影してくれた。
(えっと、もし山梨の方、馬頭琴美炎のホームページのお問い合わせフォームに自己紹介と連絡先をくれたようなのですが、届いていませんでした!
おそらく、宛先のアドレスが間違っているかと。
自動返信が来てなければまずそうだと思われます。
もしこれを読んでいたら再度連絡ください^ ^)
屋久島に行くと決まった時に、なんか合うなと思った曲。
ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」から
あの日の川という曲も初めて弾きました。
この曲は
7月11日(日)の三軒茶屋のスペシャルランチライブでも演奏予定です!
配信もあります。
7月11日のライブプログラム
1.ユメノヨゾラ original
2.あの日の川へ 千と千尋の神隠し
3.ドネゴールの夕陽 original
4.龍は嵐を呼んで天に昇る original
5.風のゆくへ original新曲
6.ダンスインアリゾナ original
7.ムーンリバー
8.万馬の轟 チ・ボラグ withピアノとドラムバージョン
9.月みちる ~月の砂漠~
10.YAKUSHIMA original New❗️
屋久島滞在中に作曲した新曲
YAKUSHIMA
初披露予定です♪
予定です♪
変更あるかもしれません。
http://grapefruit-moon.com/2021/07/11/
キーボードはお初の祥吾さん。
お楽しみに!
杉の木立、屋久島の山、そこで奏でていると静かな喜びが湧き上がってくる。
そういえば私の馬頭琴は杉でできているのだった。
続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?