![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67839273/rectangle_large_type_2_38be189efdbd6b94bceae44e6169b800.png?width=1200)
ママが家を空けるねと言ったから、12月9日は家族改革記念日。
\\ 3泊4日で種子島と屋久島へ 〜私の気持ち編〜 //
今回の離島出張。
実は私にとって、そして家族にとって大きなチャレンジでした。
子育てしながら働いている方々に聞きたい。
「ママが子どもを残して出張するケースって多いですか?」
「どんなことに気を遣って出張していますか?」
夫の転勤を機に奄美に移住する前は、東京で電機メーカーの経理職として働いていて、”出張”も多くありました。(全国あちこちに行って、地の食やお酒をいただくのが楽しかったなぁ。)
しかし、夫の転勤を機に職を失い、そして母となり、子育て中でも転勤族でも働ける形をと、”フリーランス”となりました。
娘が生まれてからの7年間は「仕事のみ」だけでスケジュールを管理することがなくなり、「子育て」や「家族」「家事」を中心として私の時間軸が動き出しました。
そして、隙間時間や社会と繋がりたいという想い、喪失感や虚無感、それを埋めるかのように仕事をしてきました。
なので、昔のように100%の容量で仕事に向き合えていない分、仕事を通して役割を与えてもらえることがとても嬉しく、必要とされることに喜びを感じています。
(幼少期からNOとは言えないYESマンが、さらにYESを増しています。YESYESマン。笑)
そんな中、今回 東シナ海の小さな島ブランド株式会社 から種子島屋久島出張の話をもらった時に、正直返事を悩みました。即答できませんでした。
私の家庭は、夫の職種の都合上、夫の出勤時間が朝早くて、小学生の娘の登校時間には既に家にいません。
従って、朝の娘の送り出し任務は、万年母の担当です。
また、近所に頼れる親もいないので、子育ては夫婦で補完せねばなりません。
今まで子連れで研修に行ったり、
子連れで仕事をさせてもらったりが多かった私にとって、3泊4日。
たったの3泊だけど、されど3泊。
ママが家を空ける事に不安が押し寄せました。
夫と娘が2人きりになることについては、なんの心配もしていません。私が嫉妬するくらい仲良し親子です。
さらに家事も私より丁寧にこなしてくれます。(もとい、くれる時もあります。)
何が不安かというと、前述した朝の送り出し任務。
私が家を空けるということは、つまり朝の出勤時間を夫の職場と調整してもらう必要があります。
【夫の職場は理解があるのだろうか・・】
【年末の繁忙期に午前休扱いとなり申し訳ないな・・】
色々と”申し訳なさ”が脳ミソの半分以上を占めていく感覚がありました。
私「3泊4日の離島出張行きたいんだけど・・どうかな?」
夫「・・・。うーん、何とかするよ。行っておいで。」
家族にとって、初めてのチャレンジ。
母が3泊も家を空けるという、小さくも大きな家族の働き方改革。
結果的に、夫の職場の理解もいただき、午前休やリモートワーク対応も取り入れながら家事育児を乗り切ってくれました。
夫よ、ありがとう。
-----------------
でもね、この経験を通してモヤモヤが2つ生まれました。
①イクメンだね、理解があるね問題
「子どもを置いて、出張に来たんだね。旦那さんは理解があるね。自分の時代は、絶対そんなことできなかったよ。」
とある場面で、投げかけられた言葉。
そう、旦那さんは理解がある。それは認める。感謝しています。
これって、男性が子どもを置いて出張に行った際にも同じように、「嫁さんは理解があるね。」って会話になるのだろうか?
パパの出張は当たり前で、
ママの出張は理解がある協力者がいるから周りに感謝しないとね。
なのかな・・?
②日頃からの情報共有の大切さ
子育て中ママの出張ハードル高すぎ。
これはそれぞれ家庭の環境にもよると思うけど、仕事のスケジュール管理以外に、家を空けた時の子どものことを把握して遠隔で指示。私がいない間の時間割を先に把握して、忘れ物のないように先回り。
考えること、用意することが多々ありすぎて、「出張」のハードルが高いなぁと感じました。
ともすれば、子育て中のママには会社側も出張や宿泊付き研修を提供しづらくなるし、ママも受けづらくなるよなぁと。
女性の労働率のM字カーブとともに、確実に機会損失だなぁと。
-----------------
そんなことを感じた3泊4日の離島出張。
せっかく役割を与えてもらったのだからと、全力でやり切りました。
だから仕事がとても楽しかった。
「2度と同じプレゼンをすることは無い。毎回ブラッシュアップしていく。」と、師匠は言うので、
私も真似して、どう学生さんたちに分かりやすく伝えるかを3日間考え続け、島守カードゲームをブラッシュアップしていきました。
久しぶりに子育て環境から離れて仕事に没頭する時間。
すごく新鮮な時間だったし、それを経験したからこそ、家に帰って娘と向き合う時間をもっと大切にしたいと思いました。
3泊4日。たったの3泊だけど、されど3泊。
家族の小さな働き方改革は、大きな収穫を得て、無事終了。
そして、種子島も屋久島も、島は良いなぁと。
「離島」というワードが今後はさらに加速しそうです。
最後に。
皆さんそれぞれ、どんな出張を経験していますか?
よければ教えてください。