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「勘弁してください」に込められた真意

仕事を依頼する立場、特にクリエイティブの仕事だと、アウトプットに対する変更依頼はかなり慎重に行う必要がある。


先日、「勘弁してください」と言われてもやっとした。クリエイティブの仕事で、修正をお願いしたときに返ってきた言葉だ。今の状況だといつ頃できそうか聞いた言葉に対して、「勘弁してください」と返ってきた。

その人の言い分は、2つ。

・今の段階からの修正は時間がかかる。
・ほかの仕事もあるから"勘弁してほしい"

依頼が遅くなってしまったことについて、ちゃんと事前に伝えられず申し訳ないなと思った。完成間近になって突然どんでん返しされたら、私だっていやだ。ちょっと待ってよ!と言いたくなるけど言えなくて、泣き寝入りして終わる気がする。

そう思う一方で、「ほかの仕事もあるから"勘弁してほしい"」について、胸に何かがつっかえたような、すっきりしない気持ちにもなった。特に納期を設けていなかったからこそ対応ができない理由が知りたかったのだけれど、それがわからないままとにかく「やれません」とだけ言われてしまったので、どう反応していいかわからなかったのだ。

ほかの仕事もあるのはわかるしな……だからいつ頃できそうか聞いたんだけどな……そんなもやもやを抱えながら、できないことに対して「わかりました」と答えて終わった。

このもやもやは一体何なのだろう。できない理由はやっぱり面倒だったのか。もしかしたら相手に対して、単純に無理を押し付けるだけのようにとらえられてしまったのかもしれない。そんなふうに思ったら、なんだかすごく悲しくなった。良いものを作りたい気持ちはきっと同じはずなんだけどな……。

そんなふうにもやもやを残したままだけれど、自分が良くなかった部分はちゃんと謝って、ちょっと譲歩して仕事を続けようと思う。きっとしばらく考えてしまうが、自分なりの答えが出るまで考え続けよう。


去年の毎日note



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