串カツ屋さんにある幸せ

いつまでもこの幸せが続けばいいのに、と思う時はたいてい、夜な夜な近くの串カツ屋さんで仲良しの友達と集まるときだ。

22時を過ぎても気にすることなくオーダーする揚げ物の数々。新メニューの登場できゃっきゃ言いながら店員さんと交わす会話。最近楽しかったこと、不満に思っていること、悩んでいることを代わる代わる話しては、楽しかったことにみんなで喜び、不満に思っていることを一緒に怒り、悩んでいることには必死でアドバイスする。

仕事も、人間関係も、恋愛も。すべてのテーマをごちゃまぜにして、感情を思う存分出しながら話すあの瞬間は、「幸せだなぁ」と思わざるを得ない。

そんなときには、アルコールはどちらでもいい。ウーロン茶で何時間も話せる間柄こそ安心するし、相手の話を真剣に、どうしたら今よりもっと楽しくなるかを考えて話すには、お酒の力を借りなくても十分だ。

いつまでもこの幸せが続けばいいのに。帰った後にシェアされる写真や、「今日もありがとう」が飛び交うLINEを見て、心がほっと温かくなる。

どんな仕事をしているとか、どんな実績をあげているとか、そんなものは無くても私が「私」でいるだけで肯定されるこの関係に感謝して、眠りにつこうと思います。

去年の毎日note