母国以外で働く人の話。9/7の日記
夜に会社の飲み会で、懐メロの話になった。同年代の人と話すSPEED、ハロプロは盛り上がる。8個下のバイト君はもう何のとこだかさっぱり、といったところで、同じ話で盛り上がれる層は上下何歳くらいが範囲なんだろうなぁと思った。そして昔の話がこんなに楽しくなってしまうなんて、年を取ったなぁという実感が湧く。
会社の飲み会は、ほとんど社内で行われる。会社の1/3が外国籍の人なので、ハラルやヴィーガン、その他宗教上の理由によりレストランが限られてしまうのだ。出前でお寿司とピザを取り、食べられない人は好きなものを買ってくる形式になっている。
お酒を飲みながら数人でyoutubeをかけていると、SPEEDに反応した台湾人編集者と、浜崎あゆみが好きだというタイ人編集が集まってきた。台湾も、タイも、私は彼らの国の歌を全くしらないのに、みんな日本の歌を知っててくれるんだよなぁと思うとすごく不思議な気分。私が海外で働いたとして、こんな風に仲良くなれるだろうか。
そのまま懐メロの話が盛り上がり、カラオケへ行くことになった。日本人4人、タイ人1人、台湾人1人、アメリカ人1人。曲は全てJ POPで、それなりにちゃんと懐かしいところをピックアップしてきてくれるのが嬉しい。自分の国の言葉を覚えてくれるだけじゃなくて、好きになって、歌ってもらえるのは幸せだなぁと、マラカスを鳴らしながらしみじみ思っていた。
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セーラームーンに憧れてた、お城が好きだ、など、日本に来たいと思う気持ちは人それぞれ違うシーンから来る。日本のどこか一側面でも好きになってくれて、そこで住みたいと考えてくれる。考えるだけでなく、それで来れてしまうこと、生活していることってきっとすごくハードルの高いことで、実はみんな、めちゃくちゃ行動力のある人ばかりなんだよなぁ。オフィスにいたらみんな一緒になってしまうけれど、日本人とは1つ努力の層が明らかにちがっている。
一緒に働いていると、日本語しか話せないことがなんだかちょっと恥ずかしくなってしまうくらいだ。
刺激のある環境にいるんだなぁと思った金曜の夜。明日は早起きです。