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目標を追いかけるのもいいけれど。頑張った自分も褒めてみる

イラストレーターの友人が、2月に入って毎日インスタへ絵をアップしはじめた。タイムラインに流れてくる可愛い絵に、毎日ほっこりするのが私の日課にもなった。

1枚の絵は「クマ」縛りで毎日考え、約2時間かけて書き上げるのだそう。「書くネタも尽きるし寝る時間も遅くなってて。毎日続けるって本当に大変なんだね」と、寝不足の目をこすりながら友人が言った。

今年はイラストの仕事をもっと増やしたいと言っていたから、露出のためにも頑張っているのかな。と思っていたけれど、どうやらそれとは別に、違う目的もあるらしい。

彼女の目的は、“ご褒美“だ。

イラストを描くのに便利だからと「iPad Pro」の購入を検討しているけれど、モノが高いのでなかなか手が出せない。買おうかどうしようか……と悩んだ結果、「何か目標を決めて頑張って、そのご褒美に買おう!」とひらめいたという。

その目標が、“1か月間毎日クマのイラストを描いて、インスタにアップする“だった。

「スキルアップに必要だ」「文章力をあげたい」といった理由で毎日noteを始めて、3月で1年になる。毎日書くことで“文章を公開する“ことへの抵抗はあまり無くなったし、書く以上に考えること、情報を集めることが大切なことも痛感した。

けれど友人の話を聞いてふと考えた。目標を立てて、それに向かって進むことはできたけれど、達成した時に自分をほめてあげる方法を考えていなかったなぁ、と。

毎日書くことは結構しんどい。本当にスキルアップしているのだろうかや、書くことに意味はあるのかなど、たまにわからなくなったりもする。noteの反応が無い時期は特にそうだ。そして、期間が長く続く時は苦行に耐えることがつらくなり、精神的にも負担になってしまう。

「自分はまだまだ」「もっと頑張らなきゃ」と、最大限踏んでいるはずのアクセルをもっと踏み込もうと頑張ってしてしまい、バランスが取れなくなる。

そんな“頑張りすぎ“をいったん止めて、一呼吸置くためにも「●日間頑張れたご褒美」を用意することが必要ではないかなと思った。前ばかり向かないで、少し振り返って頑張った部分を自分で褒めてあげる。例え自分からであっても、「頑張ったね」があるだけで、少し自分に余裕が持てるような気がするのだ。


毎日noteを続けて3月で1年。3月1日には自分へのご褒美に、春っぽい綺麗なリップを買おうかな。

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もりやみほ
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